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ランチュウを赤くするには

1年ほど前、2~3cm位のまだ黒仔だったランチュウを2匹飼いはじめました。
飼い始めて2月ほど経った頃から、黒い色がどんどん薄くなってきて、
今では完全に金色に落ち着いてしまいました。

光に当たる時間が短いと、赤い金魚が白くなってしまうことがあることは
聞いたことがありますが、私の金魚の場合、黒仔からいきなり金色(白ではない)に
なってしまいました。

この場合、もともと金色の種類のランチュウだということなのでしょうか。
それともやはり、日光不足でしょうか。
(私の生活の都合上、これ以上日光に当ててあげることは難しいのですが・・・)
今からでも、赤くさせることは可能でしょうか。

今の飼育状況は
・12l水槽に、4~5cmのランチュウ2匹
・水槽内は、ろ過機(水作エイトS)、エアポンプ,砂利
・餌は、小さい金魚用で色揚げ効果等は無いもの。5分程度で食べきれる量を1日1回。
・水温は自然に任せている。
・水槽の置き場所は室内。春、秋、冬はカーテンを開けて日光が当たるようにしていますが、
 夏場だけは、水温の上昇を防ぐため、日光があまり当たらないようにしています。
・これまで病気や不調は無く、2匹とも活発。
です。よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

金魚の体色や発色は、生まれながらの個体による差が大きいので、期待通りの色目に育つかは分かりません。


日光(や照明)が、金魚の体色に関わるのは、メラミンの沈着による黒色素胞のみです。
赤や黄色と日光(や照明)は直接的には関わりません。

金魚の体色について。
金魚の美しい体色は色素胞という色のカプセルが皮膚の中に、散りばめられているためです。

*黄色・金色・赤色に発色する色素胞は、カロテノイド・プテリジンという物質が主成分です。
・黄色素胞は、カロテノイド・プテリジンにキサントフィルという物質が反応すると、黄色を発色します。
・金色素胞は、カロテノイド・プテリジンにセピアプテリンという物質が反応すると、黄色の蛍光色=金色を発色します。
・赤色素胞は、カロテノイド・プテリジンにアスタキサンチンという物質が反応すると、赤色に発色します。

*黒色だけは少し異なります。
黒色素胞はご存じメラニン色素です。
日光や照明の光を受けると黒色素胞のメラミン沈着量が多くなります。
金魚の模様の黒色の部分は、黒色色素の酵素破壊が起きず、更にメラミンなどの黒色色素が沈着する事により、より真っ黒の模様が出ます。

鮒の色で誕生した金魚は、成長と共に黒色色素が酵素により破壊され、カロテノイド・プテリジンが皮下に発生し、美しい体色になります。

黒色色素の破壊と、カロテノイド・プテリジンの発生が、順番に起これば、金魚は一旦、白色化の後に色付きます。
黒色色素の破壊と、カロテノイド・プテリジンの発生が、同時期に起これば、金魚は白色化することなく、一時的に金色、銀色など複雑な発色の後に色付きます。

ご質問の、ランチュウを「赤」くしたいと言うことならば、アスタキサンチンを金魚に与えることになります。
ただし、飼育されているランチュウに、元々、赤色素胞が少なければ思い通りに赤くならないこともあります。

参考:アスタキサンチンを含む餌(色揚げ用)
http://item.rakuten.co.jp/chanet/14905/

なお、水槽で室内飼育の場合は、直射日光よりも照明器具を用いた方が、水槽の管理は楽ちんです。
水量1リットルに対して、蛍光灯換算で1Wの照明でOK。
直射日光の熱エネルギーは思いの外強く、短時間での水温上昇や、コケの原因になりやすいので、小水量の水槽では、飼育管理が難しくなります。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。体色の仕組みがとてもよくわかりました。

日光や照明は、赤色とは直接関係無かったのですね。誤解しておりました。
当てすぎると、メラミンが沈着して黒くなってしまうのですね。気をつけます。

参考URL拝見いたしました。
色揚用のエサはこれまでも検討していたのですが、まだ小さい金魚なので、稚魚用でないと食べにくいかなと思って敬遠しておりました。
これだと、粒も小さいようなので良いですね。過剰な期待をせずに、これを与えてみます。

たとえ思い通りの色にならなくても、元々の色素胞によるものなのだとわかったので納得できますし、今のままでも金色で十分美しいので、満足することにいたします。

室内飼育の照明のアドバイスまでいただきまして、本当にありがとうございました。

お礼日時:2010/08/28 23:09

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