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人工呼吸器とインスピロンTピース使用中の『デッドスペース』とは何を指しますか?
また、付ける・外す目的は何ですか?
分かる方解答お願いしますm(__)m

A 回答 (1件)

 一般に呼吸器関係でのデッドスペース(死腔)とは、「その場所で、気体が行ったり来たりする場所」を指します。



 例えば、口や鼻から肺胞の入り口までは、その場所で双方向に空気が行ったり来たりしますし、その場所の容積(解剖学的死腔~大体150mlくらい)を超えた分が初めて肺胞に届きます(逆に言うと、肺胞に届くためにはその場所の容積を超えないといけない)。

 一方、人工呼吸器の場合は、吸気/呼気の蛇管自体はそれぞれ一方向にしか空気が流れませんので、その部分は死腔になりません。故に、死腔になるのはYピースから肺胞入り口までの間、という事になります。気管挿管や気管切開をすると、当然その体積は解剖学的死腔よりも少なくなります(気管挿管の利点のひとつ)。

 通常は死腔は少ない方が良いのですが、まれに(あえて)炭酸ガスを貯めたいときに死腔を付加して呼気を再呼吸させる場合もあります(が、マトモな人工呼吸器を使用している場合は設定を変更して一回換気量を減らしたり、呼吸ドライブが強すぎる場合は薬剤で呼吸中枢を制御したりした方が良いと、個人的には思っております)。

 以上、とりあえずご参考まで。
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この回答へのお礼

分かりやすく答えて頂き、ありがとうございます(>_<)

お礼日時:2010/09/05 11:17

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