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自分の腕の血管を見ていて思ったのですが、血管の枝分かれはどのような仕組みで分かれるのでしょうか。木の枝分かれでフィボナッチ数列というのを聞いたことがあるのですが、それと同じ感じでしょうか。

A 回答 (1件)

 血管の発生は、血島とよばれる中胚葉(内胚葉説もあり?)の細胞群が発生の初期につくられて、それが管状になり点と点が結ばれるように連結していくと理解しています。

この血管は動脈・毛細血管・静脈に分化していきますが、基本的に太い動脈はいくつかのメインロードをつくった後に、遺伝プログラムに従って不必要な血管が削除されていきます。静脈は、所どころ吻合した網目状の静脈叢をつくった後に、流れの多い血管を残して淘汰されていきます。

 腕の血管ということですので、皮静脈のことかと思いますが、よくみると各箇所で吻合しているのがわかるかと思います。これは、枝分れというよりは網の目に近いでしょう(くっついたり離れたりしている)。

 木の枝分かれを例にあげておられますが、これとはちょっと違います。血管の場合、血液の環流というはたらきがありますので、動脈が末梢(手の先や足の先)まで細かく枝分れした後に、毛細血管を経て(組織へ栄養を供給して)、今度は静脈がその枝分れを心臓に向かって収束させていきます。よって、木の枝のようにただ広がればいいというわけではなく、常に帰り道と平行してつくられなければなりません。

 広い意味で解釈すれば、もしかしたらフィボナッチ数列に当てはまる部分もあるのかもしれませんが(私の頭ではちょっとムリです)、もう少し別の説明が必要になると思います。
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