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「脳や心臓などは終末動脈と呼ばれる血管で、通過障害が起こると回り道する血行路がないため組織は壊死しやすい。」とのことですが、なぜ、重要な臓器が終末動脈なのかな?とふと疑問に思いました。これは、神様にしかわからないのかもしれませんが・・・
もし、脳や心臓が吻合の多い動脈だったら、なにか不都合があるのでしょうか?現時点で考えられる不都合を思いつく方がいらっしゃいましたら、教えていただけますでしょうか?
全く知識がないため、自分では思いつきませんが、重要な臓器が終末動脈ということになにか意図があるのでは・・・と考えています。

A 回答 (2件)

https://minds.jcqhc.or.jp/n/public_user_main.php
>2)アテローム血栓性脳梗塞
>動脈硬化で動脈が狭くなるにはかなりの期間がかかりますので、その間にほかの動脈から側副血行路(注6)ができていることが少なくありません。そのため、大きな動脈が詰まっていても、症状は軽く、CT(コンピュータ断層撮影)画像でみる病巣も大きくないことがあります

>3)心原性脳塞栓
>心原性脳塞栓では、それまでまったく正常に流れていた動脈が突然詰まり、血液の流れが途絶えてしまうので、側副血行路ができる余裕がありません。 したがって、詰まった動脈から血液を供給されていた脳の部分の血液循環が、全体的に極端に悪くなります。

心臓の冠循環も似たような現象があり、一部の狭窄が起こっても、他の部分が側副路を作る時間があれば、安静時には血流が確保できる、運動時やストレスで狭心症の状態になることが知られています。これも、血栓栓塞性ですと、急激な血流不足、終動脈の特徴である、心筋梗塞が血流停止域に広範に引き起こされ、血栓除去時や再灌流時に影響が大きく出るものです。

>現時点で考えられる不都合
心臓ですと、側副循環路が発達していると、心臓表面の微小出血でも心嚢膜内出血が多量になり、心タンポナーデが急速に進む、心臓が拘束状態になるので、開胸手術で心嚢膜切開しても出血が止まらず、胸腔内出血多量になるでしょう。単純に套管針で心嚢膜内の血腫を除去しても致命的になるでしょう。

脳内ですと、クモ膜下出血が止まらない状態、脳が出血により圧迫され、萎縮する、機能停止になる危険性が促進されるでしょう。頭蓋骨を除去して血腫を取り除いても、出血原因の動脈を止めないと周囲からどんどん血液が供給されるので出血多量で致命的、側副路は場合によっては致命的になる可能性も増加させそうです。

他にも書けるのですが、このままコピーされレポートにでも提出されたくないので、この程度にしますが、ゆっくりの循環機能低下ならば、側副路に近いものが形成できるもの、終動脈の方が出血による血圧低下での動脈の収縮で一時的に血流停止、血餅が止血して影響を少なくすることもあり得るのです。もっとも、そこで血圧上昇になると、弱い部分が再出血する、致命的になることもあるものですので、必要ならば手術等で原因に対する処置が必要になるでしょうし、可能ならばということです。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。自分ではわからないことをご丁寧に教えていただき、感謝しています。人間の身体はすばらしくよくできているんですね!

お礼日時:2016/09/25 09:33

それは逆さまで、人間は(温血動物も、暖かい時の冷血動物も)生きて行くために莫大なエネルギー(熱量)を無駄に使っています、最も簡単なのがATP→ADPでこの加水分解が生物に必要な運動や代謝と協奏しています。

化学的な立場からするとこのATP→ADPと協奏する反応全体を見ると、かなり無駄な熱を発します、それが多すぎると脳なら41.5℃を越えると分解が始まります。これは温血動物の宿命で、末梢血管のネットワークから熱を放出しないと動物は過熱され死に至ります。脳の血流は良く知りませんが、心臓は熱流が逆転しており、一時も休むことの無い鼓動から発せられる熱は低温な末梢動脈から末梢静脈へと捨てられます。多分脳も同じ。ですのでこれらの発熱が危険域に達する可能性がある臓器には体表面同様な血管網が無くては困るのです、末梢血管になりますから詰まるのは当たり前です。
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この回答へのお礼

別の視点からのご回答ありがとうございした。ますます、人間に身体がよくできていることに驚きました。

お礼日時:2016/09/25 09:36

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