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「総頸動脈の拡張末期血流速度(EDV)の左右比であるED ratioを計測し1.4以上の場合は内頸動脈の閉塞や高度狭窄の可能性が高い。血流速度は,末梢の血管抵抗に影響を受けることが知られており,計測部位よりも末梢血管の狭窄もしくは閉塞によって血管抵抗が大きくなり,血流速度は低下する。したがって,末梢血管からより太い中枢側血管の狭窄,閉塞により EDratio が相関して変化すると考えられる。」とあるのですが、頸動脈の拡張末期血流速度って心臓から脳に行く首の動脈の血流速度を計るんですよね。だとしたら、末梢の血管抵抗など関係ないのでは。後どうして、総頸動脈の拡張末期血流速度(EDV)が左右で違い、その場合、内頸動脈の閉塞や高度狭窄が疑われるのでしょうか?

A 回答 (2件)

動脈血は


心臓→総頸動脈→頸動脈洞→内頸動脈と外頸動脈に分岐→脳
に流れていきます
心臓側が中枢側、脳の側が末梢側になります
中枢神経の「中枢」という意味ではなく
この場合は、血流の上流/下流を示した言葉です
同じ意味で近位/遠位という言葉も使われます

総頸動脈で測定した拡張末期血流速度(EDV)は
心臓のポンプ圧がかかっていない状態で測定した速度です
そのため、血流の流れる先が狭くなったり詰まっていると
流れの速度が遅くなります
(川を堰き止めた感じです)

EDVは、左右の総頸動脈で測定します
そのため、左右どちらかの遠位の血管が
狭くなっていたり詰まっていたりすると
その側のEDVが低下しますので
左右差ができ、EDratioが大きくなります

逆に心臓のポンプ圧がかかった状態で測定した
収縮期最高血流速度(PSV)は狭窄があると大きくなります
水道ホースの先端を指でつまむと
水の勢いが強くなるのと同じです
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。疑問に思ったのですが、左右両方の遠位の血管が
狭くなっていたり詰まっていた場合は、左右両方のEDVが低下し左右差ができず、EDratioは大きくならないと思うのですが、どうですか?

お礼日時:2023/02/11 21:34

左右両方の血管の狭窄や閉塞がある場合


脳の虚血状態により多くの症状が出ますので
EDratioで評価している場合ではありません

また、慢性的な狭窄がある場合や他の原因で
EDratioに差がでない場合もあります
EDratioだけで完璧な診断ができるわけではなく
その他の検査を合わせて総合的に判断されます
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この回答へのお礼

t回答ありがとうございます。良く分かりました。

お礼日時:2023/02/12 15:24

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