1つだけ過去を変えられるとしたら?

免疫療法について。

 私の71歳になる母がこのたび乳がんで手術をしました。胸骨ぼうと腋窩リンパ線

に転移があり主治医の先生から5年は生きられないといわれています。その他骨、内

臓には転移は今のところ見当たらないそうです。現在は1回目の抗がん剤治療を始め

たところです。

 そこで色々調べたのですが、免疫療法(高活性化NK細胞免疫療法)というのをしり

ました。この療法の効果はどの程度なのでしょうか? よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

免疫療法は、研究段階の治療方法であり、どの程度の治療成績が


期待できるのか、わかりません。

例えば、このような成績発表があります。
http://www.yoshida-tokyo.com/case/result_01.html

多くのサイトが症例発表だけで、成績を発表していないことに比べれば、
良心的だと評価できます。

症例発表:治ったという症例を発表すること。
それが、1万例中の1例であっても問題ない。
しかし、残り9999例が無効であるかもしれないので、
科学的根拠にはならない。
治療成績:例えば、同じ条件の患者、2000人に使用して、
1000人は新薬を使用、1000人は従来の方法、
という比較をして、新薬を使った場合、従来の方法に比べて
どの程度、有用性があるか、という評価をするのが、科学的根拠です。

それでも、乳がんで「効いた」と言えるのは、70例中12例。
有効率17%です。
不変の25例も加えると、有効率53%です。
ただし、免疫療法で不変というのは、実は、とても困った結果を
招く可能性があります。
不変というのは、治療を続けているから不変なのであって、
治療をやめれば、悪化する可能性が高いです。
しかし、この治療方法は、1クール126万円と費用が高いので、
この費用を払い続けなければなりません。
つまり、金の切れ目が命の切れ目となる可能性があります。
ということを考えると、本当に「効いた」と喜べるのは、
17%ということです。

免疫療法の有効率は、大体3割程度といわれているので、
こんなものでしょう。
決して、夢の治療方法ではなく、まだまだ、研究中です。

ご参考になれば、幸いです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。参考になりました。今度、無料相談が

ありますので、回答してもらったことを参考にして一度聞きに行こうと思います。

お礼日時:2010/10/26 22:02

3割も効かないです。



3割効いたら、抗癌剤の平均的な奏効率と変わりませんから、世界中の病院でこぞって行う治療になります。

そうならないのは....それだけの理由があるんです。現時点では、目に見えるようながん細胞を叩くほどの免疫上昇を与える方法がない、という事に尽きます。将来、免疫力をセーブする機構を解除できれば、治療法として有望ですが、今クリニックレベルで行われている方法は、がんを改善させることを期待できる治療法ではありません。つまり、治療法ですらありません。

現在の免疫細胞療法に期待できるのは、抗癌剤などの副作用を緩和するというQOL向上効果ですが、これはべつに効果な免疫細胞療法でなくても十分達成できるものなので、結局純粋に施行する意味がない(というより、損になるだけ)の手法です。

これまで行っていた大学でも、今の免疫療法の治験をあまりやらなくなりました。効果がないのが一番期待できる効果、だからです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。参考になりました。今度、無料相談が

ありますので、回答してもらったことを参考にして一度聞きに行こうと思います。

お礼日時:2010/10/26 22:03

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