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国際問題が起こった時には「各国は水面下でまず対応を協議しています」と言う言葉がニュースではよく報道されますが、この「水面下での協議」と言うことと国会運営で使われる「根回し」と言う言葉とはどう違うのでしょうか?
解る人は教えていただけないでしょうか!

A 回答 (5件)

それほど違いは有りませんが、「根回し」はやや悪意を含んだニュアンスです。



「水面下」の「水面」とは、「ある水準・レベル」ですから、水面下は「あるレベルより下」と言う意味です。

ですから厳密には「あるレベルとは何か?」を考えねばなりませんが、国家レベルで「水面下で協議」などであれば、ほぼ慣用表現で「非公式」「非公開」「表舞台ではない」などと容易に想到出来ます。

即ち、水面が「公式か非公式か?」の境目であると言うコトで、「各国はまず非公式レベルでの協議をしている」と言う意味です。
対義語の水面上の場合は「政府は公式に遺憾の意を表明しました」などとなります。

一方の「根回し」は、「(地面の下の)根っこの、事前活動・準備活動」と言うコトですから、「根回し」と言う言葉自体に、既に「水面下」と同じニュアンスと動作を含んだ名詞です。

基本的には、水面も地面も「ある水準・レベル」を指すので、
「水面下での〇〇」(〇〇は動作を示す名詞)≒「根回し」
と解釈しても、問題は有りません。

ただ大意にはそれほど違いは有りませんが、「水」と「地(土)」から受けるニュアンスやイメージには違いが有ります。
例えば「水面下」と同じ言葉の構成で、「アングラ」(アンダーグラウンド:地面下)と言う言葉がありますが、アングラ(地面)の場合は、日陰者とか非合法と言ったニュアンスが含まれてくるんです。

単純に考えても、「水」は透明感やさわやかなイメージを持つかと思いますが、「地」となりますと、土や泥を連想し、むしろ不透明で判りにくく、即ち不健全さ・陰湿さなどまで感じるかと思います。

ですから「水面下」は、広義に使用出来ますが、「根回し」の方は、ある企てなどを持って、真意が知られたくないであろうと想像される様な場合に限り使用されるケースが多く、言い換えると、伝える側(マスコミなど)が、非公式等の理由などに、軽度の悪意を匂わせている可能性があります。

従い、国内問題では、たとえば「今回の幹事長会談は、与党が法案を通すための根回しと思われます」などと使いやすいですし、これを「与党は水面下での調整に追われています」と言っても構いませんが、外国や外国要人などの言動に対し「根回し」などと使うのは、やや非礼なニュアンスになってしまいますので、使用は考慮される必要があります。
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 根回しって、取引でしょう。


 与党に質問しない代わりに、野党の法案とおしたり。

 水面下の協議は、作戦練ってる状態です。党の中でも水面下の協議がありますから。たとえば問責決議を出すとか、いつ出すかとか、そういう予定の調整ですね。

 
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水面下での協議


  主として外国との秘密協議を指します。
  公式外交ルートが無い場合や秘密にしたい場合です。
  協議の存在を知られると、干渉や妨害があり得るし、
  協議失敗の場合に責任を問われかねない事もある。
  これらの未然防止のためです。

根回し
  協議ではなく、何かを思うようにしたい場合、スムーズ
  に達成すべく事前に関係者に働きかける事を言います。
  特にその分野のボス的な人物には事前に知らせて
  おかないと、「俺を無視した」とご機嫌を損ね反対派に
  押しやりかねません。根回しは秘密に行う場合はむしろ
  少ないと思います。

以上、「水面下での協議」と「根回し」は全く異なる概念です。


  
  
  
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・「水面下での協議」は交渉そのものを意味し、「根回し」は交渉が成功した場合の結果


として使われる事が多いです。協議とは話し合いと言い換えてもいいでしょう。
成功しなくても、話し合いをすれば、「水面下での協議」は成立します。

ただ、成功しない根回しもありますね。ただ、少なくとも「根回し」は「協議」よりも
交渉の色合いが濃いでしょう。まあ、そんな感じじゃないですか?

いずれにしても、日本の外交でいちばん欠けている部分である事は言うまでもありません。
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 非公式の接触ということでは共通します。



・水面下の協議
 一応、協議する両者の関係が、形式上ではあっても、対等の立場に立っているというニュアンスがありますね。

・根回し
 根回しする方が、積極的に働きかけを行い、根回しされる方は、受け身の立場にあるというニュアンスがありますね。

 とは言え、単にニュアンス的な違いで、状況によって同一の状況と言っていいケースもあると思われます。
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