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いくつかのサイトなどで読んだのですが今ひとつ両者の差がわかりません。

と、いうのも擬制キロは幹線と地方交通線を通しで乗るときに幹線の営業キロと地方交通線の擬制キロを足すことが換算キロとの違いと書かれているからです。

地方交通線だけに乗るときでも換算キロを適用するのではないのですか?

さらに擬制キロの導入は長年国鉄がとってきた営業キロ本位の転換を意味するみたいな記述のサイトもあり、理解ができず訳がわからなくなってしまいました。

どなたかわかりやすく説明していただければ幸いです。

A 回答 (3件)

まずはJRのどれか1社のみ利用するとして考えます。



本州3社とJR北海道では、幹線の運賃と地方交通線の運賃が別々に定められています。
幹線か地方交通線のどちらかのみ乗車する場合
*幹線のみ乗車→幹線の営業キロ→幹線の運賃表
*地方交通線のみ乗車→地方交通線の営業キロ→地方交通線の運賃表
で運賃を出します。
幹線と地方交通線にまたがって乗車する場合、
*幹線の営業キロと地方交通線の換算キロを足して運賃計算キロを算出→幹線の運賃表
となるわけです。

JR四国とJR九州では、基本の運賃表は「普通運賃表」の1つだけで幹線と地方交通線に別れてはいません。
幹線か地方交通線のどちらかのみ乗車する場合
*幹線のみ乗車→幹線の営業キロ→普通運賃表
*地方交通線のみ乗車→地方交通線の擬制キロ→普通運賃表
で運賃を出します。
幹線と地方交通線にまたがって乗車する場合、
*幹線の営業キロと地方交通線の擬制キロを足してキロ数を算出→普通運賃表
となるわけです。

すなわち、本州3社とJR北海道では、幹線と地方交通線で運賃表が別々に存在し、両線をまたがる場合は地方交通線の営業キロを換算キロで適用して合算後に幹線の運賃表に当てはめるといった具合に、幹線と地方交通線にまたがる時には面倒なこととなります。
一方でJR四国とJR九州では普通運賃表のみとし、地方交通線の運賃計算に擬制キロを用いることで、両線にまたがる場合でも面倒は起きません。ただし、私見ですが、特定のキロ数では特定運賃が別途定められており、これがややこしいという意見もございますが、東京・大阪圏内での特定運賃の区間と比べてどうでしょうか?

本州3社と北海道・四国・九州にまたがる場合の運賃は幹線の営業キロと地方交通線の換算キロまたは擬制キロを合算して、さらに必要な3島の加算額を合算します。

換算キロと擬制キロの大きな違いは、換算キロは地方交通線と幹線にまたがって乗車する時に用いられ、擬制キロは運賃計算にはいつも用いられるということです。
別の見方をすると、換算キロを用いるJRには幹線用と地方交通線用の2つの運賃表があり、擬制キロを用いるJRには普通運賃表しかないわけです。
JR他社との通算をする場合は、換算キロと擬制キロは同様に扱われます。

擬制キロの導入などには諸説あるかもしれませんが、そのことにはここではふれません。

この回答への補足

あらためて御礼しますがひとつだけ確認させて下さい。
本州三社と擬制キロ導入の会社を通しで乗る場合ですが本州会社の営業キロに擬制キロを足すのはわかりました。しかしさらに加算額を足すのは二重に加算しているという理解で良いでしょうか?

補足日時:2010/12/09 00:09
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この回答へのお礼

御礼は次の回答にまとめさせていただきますm(__)m

お礼日時:2010/12/09 16:25

ANo.2のPAPです。

補足を読みました。

JR北海道・JR四国・JR九州内の乗車キロに応じた各社用の加算額を足してください。
本州3社とJR北海道・JR四国・JR九州にまたがって利用する場合、運賃計算キロに対して本州3社の幹線の運賃表を用いるため、本州3社と元々の賃率が異なる3社を利用するときには、さらに加算額を加えて本州3社とその他3社の賃率の違いを補正します。
このとき、JR東日本とJR北海道の青森~五稜郭間は地方交通線ですので、この区間内でJR両者にまたがる場合は営業キロの合計を本州3社の地方交通線の運賃表で見て、JR北海道の地方交通線に対する加算額を加えます。

この他、千歳線(北海道)、瀬戸大橋線(四国)、宮崎空港線(九州)を利用する場合は別途加算額が足されます。ただし、JR四国とJR西日本の間は瀬戸大橋線を通らないと行けないため、JR時刻表やJTB時刻表に掲載されているJR四国の加算額は瀬戸大橋線の加算額100円を含んでいます。

JR北海道の営業キロと換算キロ、あるいはJR四国及びJR九州の営業キロと擬制キロは各社の運賃にあわせたものですから、この3社それぞれ単独の運賃計算は問題がありません。
しかし、本州3社とその他3社の運賃には差がありますので、運賃計算キロに対して本州3社の幹線の運賃表を用い、本州以外の3社の乗車区間に対してはさらに加算額を適用して差を埋める方法となっているわけです。
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この回答へのお礼

先の回答も含めて順序よく説明いただきかなり理解できました。
津軽線~海峡線を乗るときは両線を換算キロで算出してJR北海道の部分を加算額を足すなら二重加算ではないわけですね。
二度に渡る回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/12/09 16:23

賃率換算キロ(時刻表等での表記は"換算キロ")は本州3社とJR北海道に、擬制キロはJR四国とJR九州で使う用語です。


「本州3社とJR北海道」と「JR四国とJR九州」とでは運賃計算の方法が若干違います。それに由来するものと考えればいいかと。

本州3社とJR北海道の運賃計算
・「幹線のみ」に乗車する場合は「営業キロ」を「幹線の運賃表」に放り込む
・「地方交通線のみ」に乗車する場合は「営業キロ」を「地方交通線の運賃表」に放り込む
・「幹線と地方交通線両方」に乗車する場合は「運賃計算キロ」を「幹線の運賃表」に放り込む
・「運賃計算キロ」=「幹線区間の営業キロ」+「地方交通線区間の賃率換算キロ」
・「賃率換算キロ」は単独で使うことがない
・「地方交通線専用の運賃表」がある

JR四国とJR九州の運賃計算
・「幹線のみ」に乗車する場合は「営業キロ」を「幹線と地方交通線共通の運賃表」に放り込む
・「地方交通線のみ」に乗車する場合は「擬制キロ」を「幹線と地方交通線共通の運賃表」に放り込む
・「幹線と地方交通線両方」に乗車する場合は「運賃計算キロ」を「幹線と地方交通線共通の運賃表」に放り込む
・「運賃計算キロ」=「幹線区間の営業キロ」+「地方交通線区間の擬制キロ」
・「擬制キロ」は単独で使うことがある(「地方交通線のみ」に乗車する場合)
・「地方交通線専用の運賃表」がない

例外はたくさんあります。またあえて不正確な書き方をした部分もあります。
その他説明のためにかなり簡略化していますので、詳しく知りたい場合は旅客営業規則を参照してください。

参考URL:http://www.jreast.co.jp/ryokaku/index.html
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
#2様とほぼ同内容の回答をいただいたと思いますが#2様にポイントを付与させていただきましたのでご容赦下さい。

お礼日時:2010/12/09 16:18

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