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海外のテーラーで仕立てる際、一部わからない用語(英語)があります。
それらについて、英語でどのように言えば伝わるでしょうか?
というか、意味あい等は伝えられますが、縫製(仕立て)用の慣用ないし専門用語があればそれを知りたいです。

(a.)
袖先や裾先の裏地に、1cmほどのゆとり(折返し)を付けることがありますが、【そのこと】。

(b.)
段返り3つボタンの【段返り】。

(c.)
パンツのベルトループのお尻側センター、「一個」と「二個」がありますが、【二個の場合】。

A 回答 (2件)

[1]) 意味がいまひとつ理解できませんが、裏地にもたせる”ゆとり”のことでしょうか?


 であるならば”fullness"で通じます。なぜゆとりを持たせるのかと言えば、表地が
 ウールの場合、温度や湿度の変化によって生地が縦方向に伸縮するため、裏地に
 表地の動きに対応するための寸法上ゆとりを持たせる、というのが理由のひとつ
 です。[他にもありますが割愛。]裏地については、合成繊維やキュプラは、温度
 と湿度に変化があっても自身がウールのように伸縮することはありません。外国製
 の上着を日本でクリーニングに出した後、背中の裏地が垂れて見えてしまうことが
 あるのは、日本のクリーニング店がこのことを知らずに裏地まで強くプレスしてしまう
 ために起こるものです。よって裏地が表地にそうようなきれいな服は良い服とは
 言えません。
[2] 色々と言い方はありますが、three button front, lapel should roll down to the
secondと言えば大概通じます。第一ボタンと第二ボタンの間で返して欲しいので
 あれば、lapel should roll down between the first and the secondです。
[3] Please have two center back belt loops on waistbandと言えばわかってくれる
でしょう。但し、ウエストバンドのベルトループの数が何本かが問題です。7本ループ
 の場合、センターに一本付けるケースがほとんどですが、偶数の8本であれば問題
 はないでしょう。もしウエストサイズが小さいのであれば、バランス上6本としてくる
 ケースがあるかもしれません。) 個人的には仕立てるのであれば、ベルトレスも
 含めて考えられることをお奨めします。ベルトループは既製品向けの仕様と考える
 テーラーもいるくらいです。

この回答への補足

ご回答有り難うございます。


>裏地にもたせる”ゆとり”のことでしょうか?
その通りです。
そのまま英語でいいのですね。


>ベルトレスも 含めて考えられることをお奨めします。
多分「サスペンダー」仕様をお勧めなのでしょうし、私もその方がお洒落だと思います。

ですが、日本ではサスペンダーの種類が少ないのと、それ仕様にてしまうと「ソレ」でしか使えないのが難点で、未だ踏み切れません。



追加の質問も宜しければ、御願い致します。

(d.)本切羽
調べた範囲では、"surgeon's cuffs"とか"functioning cuff buttons on a jacket those that can be buttoned and unbuttoned"のような言い回しがあるようですが、"doctor's cuffs"でも業界ではわかるでしょうか?

補足日時:2010/12/16 09:03
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surgeonは外科医で、doctorもこの場合はmedical doctorの意で、言葉は違い


ますが、同じ意味と考えていただいて結構です。患者を治療中などに手を洗う際、
袖口のボタンを外し、捲り上げて行ったので、そのように言われるようになったと
いう説があります。かつての英国においては、それだけ人前で上着を脱ぐ行為が
礼を失するものであったということなのです。
 私自身の持っているスーツについては作ったものはほとんど全てベルトレスです。
サスペンダーズ(suspenders)用のボタンは付けてはありますが、使うことはあまり
ありません。トラウザーズの股上をおへそを基準にしてきちんと測り、ウエスト、
そして腰周りを上から三箇所以上測ってパターンを起こせば、ベルトが無くとも
ほとんど落ちてくることはありません。(日本のテーラー仲間の間でもベルトレスは
ちょっと流行ってもいます。)ウエスト周りもすっきり見せれますし、靴とベルトの
色合わせにも気を遣うこともなくなり、便利です。ロンドンでも若い世代の人達は
このスタイルでそれほどサスペンダーズ[ロンドンではブレイシスと言いますが]を
使っていないようです。カスタム(custom注文服)のひとつのアイコンだと言えるかも
しれません。
 本切羽については、ロンドンではworking sleeve buttonsと言うことが多いようですが、
ニューヨークではfunctional sleeve buttonsと表現することが多いように思います。
消費者としては迷ってしまうのかもしれませんが、御店やテーラーによって自分達の
”個性”やキャラクターを際ただせようとして彼ら独自の言葉や表現をすることが多いの
です。余裕があれば、いくつかの言い換えの表現を覚えておくと良いでしょう。
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この回答へのお礼

度々有り難うございました。

色々教えて頂いたおかげで、テーラーさんとのコミュニケーションがより深く出来、自分好みの服が作れそうです。
本当に有り難うございました。

お礼日時:2010/12/18 10:47

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