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中国の皇帝は神と人民をむすぐ祭祀性を帯びています。神に等しい崇拝を民から受けていました。法王は名前のとおり。国王にも祭祀性があります。天皇は祭祀性がとても強いです。征夷大将軍は剣でしょうか。名前のとおり剣を美徳として崇拝するのでしょうか。天皇から頂戴するものだから浜という字、兵に水もの。いざとなったら天皇が何とかしてくれるだろうという発想なんでしょうが徳川幕府時代天子と呼ばれていた天皇を中心とした朝廷は政治勢力としてはほとんど無とテレビでやっていました。日本のこの前の戦争後アメリカと昭和天皇が残りましたよね。もっとも難しい仕事が祭祀ではないでしょうか。皆さんどう思いますか。

A 回答 (1件)

4つのコトがゴッチャになってる様です。



まず、祭祀性って言う言葉の意味が判りにくのですが、「祭祀の対象性」と言う意味では、故人の万人に存在するモノです。
私の先祖も、私が拝む限り、私の先祖にも祭祀の対象性は存在します。
征夷大将軍に限らず、歴史的な偉人や著名人になれば、信奉者やファンなどが命日に墓前に参り、「〇〇忌」等の名称で、祭祀の対象になります。
「祭祀の対象性」は、要は信奉者やファンが多いかどうかの違いだけです。

他方、天皇陛下や中国の皇帝などは、国教的な神格(国神的存在)との繋がりを持ち、祭祀を独占的に執り行い、自身も現世神的な性格(即ち神格)を帯びることで、国体を維持する頂点に成り得た存在です。
こちらで解釈すれば「祭祀性」は「祭祀の行為者性」であり、その頭に「政治的」を付けても良いかと思います。

中国では皇帝から「祭祀の行為者性」を簒奪した人物が、次の王朝や帝国の皇帝となりますし、我が国の天皇陛下の場合、実質的な政権運営を簒奪した人物は居ましが、(政治的)祭祀の行為者性を簒奪した人物は現れませんでしたので、未だに天皇陛下が唯一無二の「祭祀実行者・行為者」です。

ご質問の征夷大将軍については、天皇陛下が唯一無二である以上言うまでも無いですが、征夷大将軍には天皇陛下と同種の「祭祀の行為者」的な性格は有りません。

法王や教皇などに関しては、政治色もありますが根本は「宗教家」であり、宗教的祭祀者であるのは当然です。

ヨーロッパの王侯(神君カサエルなど)や、アジアの将軍(関帝(関羽),東照神君(家康)など)などは、個人の政治的功績や軍事的武威等を崇めたもので、知名度は高くても、宗教性や政治性は高く有りません。

これらをひっくるめて、包括的に政治利用しているのが、北朝鮮の偉大なる将軍様の家系ってトコです。

> もっとも難しい仕事が祭祀ではないでしょうか。

日本の天皇陛下は北朝鮮とは正反対の難しさでしょう。
祭祀の具体的な内容以上に、状況が難しいかと思います。
現在は政治色や宗教性は希薄ながら、皆無では無く、また歴史的には長く、長い故に複雑です。

私自身は、日本が誇る文化として、天皇家を尊重する立場です。
天皇陛下が執り行う祭祀は、かなりの激務と聞き及んでおり、ご高齢にも関わらず、国の平和や国民の幸福を日々ご祈願戴いていることは、感謝の念に堪えません。
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