プロが教えるわが家の防犯対策術!

AT車のトルクコンバーターの構造に関して疑問を持っています。

構造を解説したこちらの動画をご覧いただけると幸いです。


この動画によると、オイルが封入された容器の内部で2枚のプロペラが向き合い、エンジン動力と直結したプロペラが回転を始めると、それによってオイルが攪拌される。
そのオイルの流れの勢いで、今度は直接接触のない駆動側のプロペラが回り、トルクを伝達するという事だと思います。つまりオイルの流れによってトルクを伝達しているという事でしょう。

しかしここで疑問を持ちました。
この仕組みで本当に十分なトルクが駆動側に伝わるのでしょうか?
まあ、このように解説されているわけですし、問題なく伝わっていると言われてしまうとそれまでなのですが、ちょっと納得できません。

ビデオの中で出てくる模型に関してですが、仮に、あらかじめ駆動側(手回しハンドルと反対側)のシャフトを手で押さえておき、その上で手回しハンドルを回した場合を想像してください。
この状態の場合、駆動側シャフトを押さえているので、いくら高速で手回しハンドルを回しても、手回しハンドル直結のプロペラ(模型では赤のプロペラ)が空回りするだけだと思います。手回しの速度が上がれば、駆動側シャフトを押さえるために必要な力もそれなりには増加はするでしょうが、それでも手で押さえきれないというレベルではないと思います。

例えば手回しではなく、それこそモーターや場合によってはエンジンでも良いのですが、そのような装置で手回しハンドルを高速で回したとしても、反対側のシャフトは手で押さえていられると思うのは私だけでしょうか。間違っていますか。

実際の車を動かすには相当に強力なトルクが必要なはずです。こんな仕組みで実際に車が動く為に必要なトルクが伝えきれるのかという事です。流体を利用している以上、ほとんどのトルクが吸収されてしまうような気がするのですが・・・
物凄く粘度の高いグリースや粘土状の物質が封入されているのならまだ分かりますが・・・

分かりにくい文章で申し訳ありませんがお付き合いいただけると幸いです。
よろしくお願いします。

A 回答 (9件)

なるほど素朴な疑問をお持ちですね。



この模型は整備士になるための学校や教育施設にある物です。
お値段はびっくりするような金額なんですよ。

もし機会があれば実際に触ってみて下さい。

「いくら高速で回しても」どころではありません。

ほんのちょっと動き出すだけで
反対側はとてつもない力で動き出し
到底軸を握っていることは出来ません。

しかも現車にはトルク増大装置が付いていて
特に低回転ではドリブン側へのトルクが倍増するので
とてつもない駆動力になります。

ゼロヨンでMTよりもATが有利とされる所以の一つです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

なるほど、疑問点にずばりお答えいただきありがとうございます。
モヤモヤしていたものがスッキリしました。

ご指摘の通り模型を自分で動かしてみればすぐに分かったのでしょうが、そのようなチャンスがなく変に想像してしまいました。模型レベルであっても少し早く回せばそれに連動して駆動側のシャフトも強いトルクで回るのですね。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/02/28 21:00

>こんな仕組みで実際に車が動く為に必要なトルクが伝えきれるのかという事です


>流体を利用している以上、ほとんどのトルクが吸収されてしまうような

もっともですね。「車が動く為に必要なトルク」は無理なので、実際には減速してトルク増大をします。某車(4速AT)の減速は変速機の第1速(発進は第1速からする)が2.857、デフが3.924なので、2.857×3.924≒11.2が総減速比となり、トルコン出力側の11.2倍になります。トルコンがトルク増幅作用があるとはいえ、減速して駆動力を大きくしないと発進する事はできません。
    • good
    • 0

横から見て上から下へ割ったものを見ればわかります。


エンジン側から、車輪側に流れたオイルは180°向きを変えて、さらに固定羽で回転羽根に当たる角度を変えられて、エンジン側を回す力となる角度で戻ります(残っている力を再度使用します)。
簡単にいえば、車輪側が止まっていれば、同じオイル?が何回も当たります。
ただし回転速度が速くなるとエンジン側を減速する力になるため、固定羽を固定せず空回りさせます、それがワンウエイクラッチです。
    • good
    • 0

フルードカップリングなら大してトルクも伝わらないでしょうが…


トルク・コンバーターです。
入力側が高速で回れば出力側は入力以上のトルクで回ろうとします。

トルコンが一種の変速機的な役割をするのでトルコンのATミッションは3ATでも成立するのです。
トルコンの無いMTはトルクの増幅作用が無いのでギアを増やすしかありません。
    • good
    • 0

>この仕組みで本当に十分なトルクが駆動側に伝わるのでしょうか?



普通に走れる分は十分に伝わります。
ただ、更なる効率を求めてロックアップが採用されています。
    • good
    • 0

気持ちは判らないでもないですが、流体の力を甘くみちゃいけません。


直径20cmくらいのファン(スクリュー)に軸をつけ、ある程度の流量がある川に沈めてみる。
その軸の回転を手で止められるか‥‥

止められないことはないけど、かなり苦労しますよ。
    • good
    • 0

そのためにAT車には、エンジンオイルとは別に「ATフルード」が使われています。


それと、動画にあったものは、基礎中の基礎であり、現実にはもっと複雑な機構をしています。
その圧力で、ミッションを制御しています。
現在はコンピューターで、圧力の制御タイミングを行っているようです。

ウィキペディアにATのカット写真がありました。(参考までに)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC% …
    • good
    • 0

車でもブレーキを強く踏んでいればかなり耐えるでしょう。

    • good
    • 0

液体ですからw


試しに注射器に水を満たして先を湯部でふさいだ状態でピストンを押してみればいいです
押せますか?
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!