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事業主貸しにした金額を、最終的に全部まとめて事業主の収入とするには?

お世話になります。
税金の質問、というか簿記の質問ですが。

青色申告です。
事業用の銀行口座から現金を引き下ろしたものは、預金出納帳の上ではすべて事業主貸しとして計上してあります。
この中には当座の生活資金として引き出したものもありますし、経費として現金が必要となっておろしたものも含まれます。
もちろん10万円下ろして、「そのうち5万円を事業主の生活資金に、5万円を家賃地代に」というように一緒くたにしたものもあります。

その代わりに、経費帳の上では現金で支出した経費はすべて事業主借りとして計上してあります。
一本100円のボールペン購入から、「交通費として新幹線往復乗車賃 数万円」まで、現金で経費計上したものはすべて事業主借りとしてあります。

さて、12月31日をもって青色申告の締め日を迎えるわけですが、このうち
「預金口座から事業主貸しとして引きおろした現金のうち、”結果として事業主の手元に残った現金”をすべて事業主の個人の給料・収入(年俸というべきかな)とする」
という仕訳はどの帳面にどのように計上すべきでしょうか?

詳しい方、お願いします。
なお、この質問は京都大学の入試問題ではありませんので安心してください。笑

A 回答 (4件)

>事業用の銀行口座から現金を引き下ろしたものは、預金出納帳の上ではすべて事業主貸しとして計上してあります。


>その代わりに、経費帳の上では現金で支出した経費はすべて事業主借りとして計上してあります。

非常に上手なやり方です。個人事業の会計で「現金」勘定を使うと猛烈に煩雑になり、しかも間違いが頻繁に発生するからです。今後も続けて下さい。
(税務署から「現金」勘定を使わないことを理由に「青色」を取り消される、なんてことはありませんので)


>結果として事業主の手元に残った現金”をすべて事業主の個人の給料・収入(年俸というべきかな)とする」
という仕訳はどの帳面にどのように計上すべきでしょうか?

誤解があるようですが、個人事業の会計では、従業員の給料・収入を取り扱う会計処理(仕訳)は存在しますが、「事業主の個人の給料・収入」を取り扱う会計処理は存在しません。
年間売上高-年間必要経費(従業員給料含む)=事業所得(=事業主の個人の給料・収入)
であり、事業主の個人の給料・収入というのは一年間の足し算、引き算の最終結果、という世界なのです。

「事業主の手元に残った現金」は「事業主貸」の一部です。何もしなくて良いのです。

ただ、決算の最終段階で、事業主貸残高と事業主借残高を相殺して差額を元入金に繰り入れる会計処理を忘れないで下さい。
〔借方〕事業主借△△△△△/〔貸方〕事業主貸☆☆☆☆☆
〔借方〕………{空欄}………/〔貸方〕元入金 ◎◎◎◎
《注》事業主貸残高の方が事業主借残高よりも大きい時は、元入金は借方に発生します(元入金がマイナスになる)


もし京大の入試問題なら、これで合格間違いナシですよ。   v(^ ^;
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
さっき、会計ソフトのサポートセンターに電話質問しましたわ。
「何にもしなくていい。
 ”事業主貸し”で出て行った預金の引きおろしはそのまま事業主の収入になる。」
これが正解だったようです。

ありがとうございました。
私もあなたも京大合格間違いなしですね。
4月にキャンパスで会いましょう。 笑

お礼日時:2011/03/08 16:02

事業主勘定は、個人事業の独特な勘定で、不思議な勘定科目ともいえます。


専門家でも「つきつめるとよくわからない」と云う人もいます。
これを前提に。

事業主借については、現金の入金に使います。
道端で100円拾って、それを事業用の小口現金にいれるときは
(小口)現金 100円 ・  事業主借 100円
です。

預金に利息がついたときは
預金  100円 ・  事業主借 100円
です。
預金は源泉分離課税で税金が天引きされてますので、収益にすると二重課税になってしまうからです。

というわけで、ボールペンを買ったときに事業主借で処理すると
事業主借 100円 ・ 現金 100円
という仕訳になります。なんだかピンとこない仕訳ですが、現金の減・事業主借の増というわけです。
不思議な感じですが、成り立つ仕訳です。
実際に現金が減ってボールペンが増えてるのですが、そのボールペンは事業の備品ではないという認識です。
この辺から、わけがわからなくなるのです。
「本当にそんな仕訳をしてしまっていいのか!?」と云われるところです。

実は事業主借という勘定科目を借方増にする仕訳は、あまり使いません。
事業主貸 100円 ・ 現金 100円
という仕訳は使いますけどね。
これは「事業用の財布の中から、事業主が100円出して、なにかに使ってしまった」ということです。
経費になってませんので、何に使おうといいわけです。
100円マックを食べてしまったというのでもいいわけです。
その意味では「事業主に支払った給与」ともいえます。
しかし事業主が自分に給与を払うという制度は、ありません。
ですから「現金が減った。事業主が使ってしまった」でいいわけです。

事業主借 100円 ・ 現金 100円
という仕訳は、
「この前拾った100円を小口現金に入れたけど、缶コーヒー買うのにつかうから返して」
という「取消仕訳」になります。

私は、事業主貸は「左側の増しかない」、事業主借は「右側の増しかない」と勝手に決めてます。
決算のときに相殺してしまうので、実はどうでも良いという公認会計士の意見もあります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
参考にいたします。

お礼日時:2011/03/08 19:28

>現金を引き下ろしたものは、預金出納帳の上ではすべて事業主貸しとして計上…



間違いです。
預金が現金に代わっただけですから、
【現金 10万円/普通預金 10万円】

>そのうち5万円を事業主の生活資金に…

【事業主貸 5万円/現金 5万円】

>5万円を家賃地代に…

【地代家賃 5万円/現金 5万円】

>経費帳の上では現金で支出した経費はすべて事業主借りとして計上してあります…

だめだめ。
青色申告の基本は、事業用の財布と家計用の財布とを、きちんと区別することです。
安易に事業主借を乱発してはいけません。
事業主借は、事業用財布が本当に足りなくなったときに家計用財布から補填するときに (その他のケースもいくつかある) 使う科目です。

>一本100円のボールペン購入…

【消耗品費 100円/現金 100円】

>交通費として新幹線往復乗車賃 数万円…

【旅費交通費 数万円/現金 数万円】

>預金口座から事業主貸しとして引きおろした現金のうち、”結果として事業主の手元に…

そんな解釈はありません。
事業主貸の累計が 1年間の生活費です。

>事業主の個人の給料・収入(年俸というべきかな…

個人事業主に「給料」とか「年棒」とかの概念はありません。
「収入」は売上の累計。

その他の指標としては、
「粗利益」=「売上」- (「仕入」+「直接経費」)
「純利益」=「粗利益」-「間接経費」
があります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
参考にいたします。

お礼日時:2011/03/08 19:27

個人事業主(青色申告)です。



そもそも論ですが、銀行から引き出したお金をすべて事業主貸しに、現金で買った経費を事業主借りにするのが私にはちょっと理解できませんでした・・・
なぜそういった方法を取られるのでしょうか?

記帳の王道でいうと、引き出したお金は生活費なのか事業用資金なのか明確に区別し、生活費であれば事業主貸しに、経費を購入するための資金であれば、いったん現金出納帳に移したうえで、経費購入の手順に進む、ということになろうかと思います。

それらをすべて事業主・借りで済ませるということは、流動資産・流動負債ばかりで事業が成り立っているという事になる気が??
それがどういう結果になるかはちょっと私には分かりませんが・・・

>「預金口座から事業主貸しとして引きおろした現金のうち、”結果として事業主の手元に
>残った現金”をすべて事業主の個人の給料・収入(年俸というべきかな)とする」

上記そのものを一般的には「事業主貸」と言うんですよねぇ??
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
参考にいたします。

お礼日時:2011/03/08 19:26

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