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福島第一原発の事故で、日本政府は同原発から20km以内の住民に避難指示を出しましたが、アメリカは同原発から80km以内のアメリカ人に退避を勧告してその理由を 「アメリカと国際的な基準に基づいて」 と説明しているそうです。米軍人にも米軍から退避命令が出たそうです。

ということは、日本だけが国際的な基準から外れているということでしょうか。日本政府はなぜ日本の基準が正しいのだということを日本国民に対して説明し、主張しないのでしょうか。20kmが正しいことの説明や主張は全くなしに、 「福島市(約60km)で毎時12.1マイクロシーベルトであり、これはもしそこで3カ月間生活したとしてもわずか26ミリシーベルトということなので、まったく心配ない」 などのような「心配ない。安全だ。」の連呼ばかりです。

本当に安全なのでしょうか。不安でなりません。

A 回答 (11件中1~10件)

(No.9です。

長くなったので2つに分かれました。)

そのため、核燃料や使用済燃料の粉末が一度溜まるとかなりの長期間にわたって放射能が出続けることになります。つまり、現在の12.1マイクロシーベルトという福島の放射能は、少しづつ弱まりながらも、今後相当長期間にわたって出続けます。もし3年間で1/3の強さになったとしても、その3年間で106ミリシーベルト(=12.1÷3×3年間×365日×24時間)を大きく超える放射能を浴びることになります。福島は非常に危険な状態になっています。

さらにこれからも、核燃料や使用済燃料が十分に冷却され被覆されるまでは、福島原発からの粉末は降り注ぎ続けるわけですから人体への影響はさらに大きくなります。

ただ、ここで注意が必要なのは、同じ60kmの距離にあっても福島と同時に発表された郡山では2.74マイクロシーベルトと極端に値が小さいことです。これは風向きなどによって溜まる粉末の大きさと厚さがひどく違うことによるものと思われます。また、風向き次第では郡山も福島と同じようになるということです。

[C]復旧の見通し
放射能の元凶である福島原発の復旧の見通しは、きわめて暗いと言えます。今のように1日に100トン程度の水をかけてもそれが何千トンもの容積を持つプールを満たすほど溜まるかどうか、圧力容器内の核燃料が溶けていっているのをどうやって食い止めるか、さらに5号機、6号機は大丈夫なのか、問題は山ほどあります。

[D]退避の判断
退避が必要かどうかの基準を書いた文書は、日本政府にも世界のどの国にもありません。放射能の強さを見て自分で判断するしかありません。政府が言っている20km、30kmの円は、何の目安にもならないものです。ご自分のお住まいの町での放射能の強さが強まっていく様子と福島原発の復旧作業の進行状況を見てご自分で判断されるしかありません。ただ、現状からみると、60kmの福島でさえ既にたくさんの粉末が溜まっている状態ですから、半径60km圏は既にたいへん危険な地帯であることはお分かりいただけると思います。つまり、アメリカの退避勧告は極めて妥当です。

それと、核燃料は臨界を超えると一気に爆発します。各原子炉の中と各プールの中には量的には十分に臨界量以上の核燃料があるので、それらが溶けて1箇所に集まりさえすれば臨界に達します。しかし、いつ1箇所に集まるかつまりいつ爆発するかは誰にもわかりません。

チェルノブイリでは半径数百kmの範囲で事故後に奇形児がたくさん生まれたそうですので、最悪の場合はその程度の範囲が退避を要する範囲となります。

昨日あたりから保安院と東電の記者会見のテレビ中継が、どのテレビ局でも急にほとんどなくなりました。おそらく、騒ぎが大きくなるので、国民に記者会見を見せてはならないと政府が各テレビ局に指示したのだと思います。ひどい話です。そのため、放射能の測定値はインターネットで調べるしかなくなりましたが、インターネットにはさすがに翌日くらいにはたくさん測定値が出ています。これを活用されることをお勧めします。また、放射能の測定器がインターネットでも売られていますので、これを買えばご自分のいる場所での値は分かります。

一生の健康と命にかかわる判断ですから、慎重に余裕をもって判断されることをお勧めします。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2011/03/23 15:46

アメリカに限らず日本以外の国はそのような報道をしているようです。


私はこの件で素人ですが、二つの理由があると思います。

1.テレビで出てくる東京電力の人が自信なさそうにぼそぼそと話し、「どこまで言っていいのかな」と横のスタッフに尋ねたりしています。これでは(何か隠しているな。本当はたいへんなんだろう)と誰でも思います。はっきりわかりやすく説明してくれるスポークスマンが必要です。

2.欧米にとって原発事故は遠い日本の出来事ですからさしたる損害はない。対岸の火事です。おまけに原発は反対派が多い。原発の危険性を訴えるのに今が絶好のチャンスです。日本の原発危機が原発廃止運動に利用されているのです。
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この回答へのお礼

御返事が遅くなってすみません。
東京電力のいかにも何か隠しているということが見え見えの会見は、不安を掻き立てるだけですよね。それが分かっていても、すべてを話すよりはまだいいという判断なのかもしれませんが...。
原発反対ではないですが、何十兆円もの損害を出すようなことを自分は許してきたのかと思うと情けないです。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/03/23 15:59

原子力関係に従事している者です。



結論から言いますと、半径80km程度は非常に危険な状態(退避を要する状態)です。
以下、順次ご説明します。

[A] 被曝量と人体への影響
次の(a)、(b)をご覧ください。
(a) シーベルト
被曝が人体に対して影響を与える程度を表す単位です。被曝量と考えることができます。1シーベルト=1,000ミリシーベルト=1,000,000マイクロシーベルトです。どの程度の被曝でどのような影響があるかは例えば次のサイトなどにあります。
(ア)http://www.enecho.meti.go.jp/rw/hlw/qa/pdf/sanko …
(イ)http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A2%AB%E6%9B%9D

(b)毎時シーベルト(シーベルト/h とも書きます)
1時間当たりのシーベルト単位の被曝量です。1時間そこにいると被曝するシーベルト単位の量です。1毎時シーベルト=1,000毎時ミリシーベルト=1,000,000毎時マイクロシーベルトです。例えば、毎時1毎時マイクロシーベルトの場所に1時間いると1マイクロシーベルト被曝し、2時間いると2マイクロシーベルト被曝し、1年間いると8,760マイクロシーベルト(=1マイクロシーベルト×24時間×365日)被曝します。政府や東電が発表している値の多くはこれ((b)。毎時の付いた単位。)ですが、政府や東電は多くの場合なぜか単に「シーベルト」と言って発表しています。(a)と間違えやすいですが、(a)とは全く違います。

質問者さんの言う「福島市(約60km)で毎時12.1マイクロシーベルト」は、当然ですが(b)です。したがって、福島に2時間いれば24.2マイクロシーベルト被曝し、1年間いれば106ミリシーベルト(=12.1マイクロシーベルト×24時間×365日)被曝することとなります。

この106マイクロシーベルトを(ア)、(イ)でみると、「一般公衆が1年間にさらされてよい放射線の限度」である1マイクロシーベルトの106倍であり、非常に高い値であることがわかります。1度にまとめて250マイクロシーベルト被曝すると白血球の減少が起きるとされています。妊婦が強い放射線を浴びると胎児のDNAが傷つき、その傷ついたDNAがどんどん複製されることにより胎児は成長するので、奇形の子が生まれることになります。

[B]遠い場所での放射能の強さ
原子炉建屋の近くでは核燃料や使用済燃料から直接に放射線(α線、β線、γ線)が飛び出てきますが、福島のような遠隔地では核燃料や使用済燃料から直接に飛び出した放射線が測定されているわけではありません。福島原発の核燃料や使用済燃料が細かな粉末となって、この粉末が核燃料の熱で上昇気流となって高空へ上がり、風に乗って福島へ至り、福島へ降り注ぎ、地表に溜り、溜まった粉末から飛び出してくる放射線が測定されています。もちろん、空中を漂う粉末から飛び出してくる放射線も測定値の中には若干含まれてはいるでしょう。

ヘリで散水した時にヘリで測定した平均の強度は、高度1,000ft(約300m)で毎時4.13ミリシーベルト、300ft(約90m)で毎時87.7ミリシーベルトと発表されていますが、これは原発上空の広い範囲にわたる測定値の平均値であり、局所における瞬間最大値は毎時に換算して数万ミリシーベルトであったと漏れ聞いております。このような高い値は、上昇気流に乗って粉末が高空へ移動していることを証明しています。

そして、福島原発の近くの町村では強い放射能が測定され、福島のような遠隔地では弱い放射能が測定されるのは、福島原発の近くには大きな粉末が厚く溜まっており、福島のような遠隔地には細かな粉末が薄く溜まっていることを反映しているものと考えられます。ちょうど、宮崎の新燃岳の火山灰が火口近くでは直径の大きな火山灰が厚く溜まり、遠くでは小さな火山灰が薄く溜まっているのと同じです。溜まったこの粉末の層からは、未来永劫、放射能が出続けます。半減期が長いので、人間の寿命の範囲では「未来永劫」と考えてよいと思います。

しかし、コンクリートやアスファルトの上に溜まったこの粉末の層は、雨で洗い流されてなくなるので、コンクリートやアスファルトのところでは雨の後は放射能は弱くなります。畑や山では雨水によって地中にしみこみ、そのうちのかなりの部分は表層から30cm程度の厚さの範囲に固定され他所へはあまり流れていかないことがチェルノブイリ原発の事故調査で明らかにされました。したがって、畑や山では日にちがたってもコンクリートやアスファルトのところほど放射能が弱まりません。
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この回答へのお礼

御返事が遅くなってすみません。
とても難しい内容で、インターネットで調べながら読みました。何度も読みました。
こういうことだったんですね。やっとわかりました。福島市の放射能は低くならないし、海からは通常の何百倍という放射能が検出されるし、先ほどのニュースでは東京の(東京なんですよ!)浄水場の水は乳幼児が飲めないほど放射能で汚染されたし、kktyshkさんのおっしゃるような事態になっていってるんですね。

すでに、日本列島には「死の灰」が薄く、広く降り積もり始めているんですね。そして、原発からのその放出は収まる方向に行ってないんですね。認めたくないですが、認めないといけないんですね。

30kmか80kmかで悩んでいた自分の愚かさがよく分かりました。お教えいただかなければ何もわかっていなかったと思います。お教えの内容をよく頭に入れて、自分の目で見て自分の基準で判断します。

それに、暖かい励ましのお言葉まで頂戴し、本当にうれしかったです。御礼の申し上げようもありません。

ありがとうございました。

お礼日時:2011/03/23 15:46

どうも「危険」という意味が混乱しているように思います。

つまり第一原発から強烈なガンマ線が出ているという場合の危険と、一基あたり千本ほどもある使用済み核燃料が溶け出し、あるいは破壊され、放射性物質が拡散される危険とがあるわけですが両者は根本的に異なる危険であるわけです。怖いのは後者の危険です。目に見えない、匂いもしない、そんな物質をいつ体内に取り込んでしまうか、それは確かに不安です。80キロというのはこの拡散を想定したものかも知れません(80キロでいいのかどうかは別にして)。このため東電の社員が必死の活動を行い本日中には電源確保の見込みがあるらしいです。もし安定電源が確保され冷却系等に問題が無いことが分かれば事態は解決に向かっていくでしょう。そう祈りたいですね。
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この回答へのお礼

御返事が遅くなってすみません。
先ほどのニュースで東京の(東京ですよ!)浄水場から乳幼児は飲めないほどの放射能が検出されたそうです。放射性物質は恐ろしい勢いで拡散して降り積もっているんですね。東京以遠の汚染も時間の問題でしょうか。認めたくないですが...。 現実ですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/03/23 15:54

現在日本では健康状態にかかわるような被曝をした人はいません。



多少注意しましょうぐらいの被曝の人はいますが、入院が必要みたいな人はいません。

たとえばアメリカが言うように80キロ圏内を非難対象地域したとしましょう。

現在の倍以上の地域が対象地域になり、運搬、輸送が大混乱してしまうでしょう。

そこまで不安なら日本を出ていきましょう。
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この回答へのお礼

御返事が遅くなってすみません。
日本を出ていくお金もないし、でも被曝も怖いし、我慢するしかないのでしょうか。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/03/23 15:29

>本当に安全なのでしょうか。

不安でなりません。
piyo_1986さんの立場によりますが福島第一から80キロ圏内にお住まいでご不安ならご自分の判断で遠くへ疎開されることをされたらと思います。

80キロ圏外で圏内にお住まいの方が心配ということであれば、ご自分の自治体に受け入れの要望をなされたらいかがでしょうかか?
ちなみに私の住む自治体で政府が疎開政策検討発表前に自治体同士の調整で南相馬市の方々を受け入れています。

80キロ圏外で政府が信用できないのならご自身の判断で遠くへ疎開を検討されるのが良いと思います。

日本と海外の日本居住者に対して勧告は万が一の避難など避難所生活の不自由さ(言葉や知人の少なさ)考えてのことだと推測します。
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この回答へのお礼

御返事が遅くなってすみません。
そうですね。退避という目の前の困難と被曝という一生続く困難と、どちらを選ぶか、その人の判断ですね。被曝が起きないように祈りたいです。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/03/23 15:26

>米国は80km以内の米国人に退避を勧告したそうです


この勧告に対してはアメリカ国内で「80キロには科学的根拠がない」とか「日本の決めた距離で問題ない」という批判が出始めています。
日本政府はアメリカなどの勧告に対して「理解はできるが過剰反応」という意味のコメントを出しています。
なお、80キロ以内は避難という声が高まると避難所で生活している人々の生活がさらに混乱し、精神的な面でもさらに困難を強いることになるでしょう。
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この回答へのお礼

御返事が遅くなってすみません。
そうですね。退避という目の前の困難と被曝という一生続く困難と、どちらを選ぶか、その人の判断ですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/03/23 15:25

当たり前と思いますが...



お腹がすいてどうしようもない時は、もしかしたら少し腐っているかもしれない食べ物でも食べますが、お腹いっぱいとの時はちょっとでも腐っている可能性があれば食べません。
もう少し科学的にいえば、100個の大腸菌で下痢をする事がわかっているとき、お腹がすいていれば大腸菌が20個くらい検出されてもそれを食べるでしょうが、お腹がすいてなくて他に食べ物があれば、好き好んで大腸菌が検出された食べ物は食べないでしょう。

米国人にとって、福島近辺にいるメリットはなく福島でないといけない理由はないので、ちょっとでも危なければ近づかないのは当たり前です。しかし、福島に住む人にとって、大腸菌が20個ほど検出された食べ物でも体に影響がなければ食べるのは許容範囲です。

”正しい”判断とは、リスクとベネフィットを秤にかけて行われるもので、立場で異なるのは当然です。もし、少しの放射線でも嫌なら、コンクリートの建物には絶対に近寄らず、太平洋の島に一人で住む事です。それでも、完全には防げませんが。
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この回答へのお礼

御返事が遅くなってすみません。
でも、1人で孤島には住めないし、つらいですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/03/23 15:23

 現在の状態が危機であることは間違いありません。

海外に生活のよすがのある外国人と日本列島から出ては生きていけない日本人が考える危機レベルは相当に開きがあるのは致し方ありません。自国民のそれぞれの安全を考えるのであればより安全な方を選ぶのは当然であり、日本では放射能のリスクと避難における相当のリスクを天秤にかけて現在の体制を敷いています。今後の見通しとして、最も楽観的な経過をたどればだれにも健康被害がおきず、風評被害程度で収束させることが可能です。海外の新聞、TVで発信されているような悲観的な経過をたどれば、回復に何十年もかかるような大惨事になります。
 今行われている放射線と健康への安全性に関する報道は誤っているわけではないと思いますが、社会の安定を考えて将来的なリスクをあえて抑えて表現しています。ただ、それは不確定な未来予測であり、そうなることが高確率で予想されるわけでもありません。
 今後も日本に生きていくしかない我々はそういった報道を聞きたいはずはありませんし、実際にツィッタ-などを見ていると、東電や原子力安全院への記者会見において悲観的な質問を投げつける記者に対して不快感を示す視聴者もたくさんいます。「安心」が繰り返されることに不安をいだくかもしれませんが、そうはいっても「安心」が繰り返されることに、私たちの心もどこかで「安心」し安定しています。
 
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この回答へのお礼

御返事が遅くなってすみません。
そうですね。だれも聞きたくないんですよね。でも、聞きたくないが太平洋戦争で大本営の発表を許し続けたのだと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/03/23 15:21

WHOの何とか報道官が、今の測定数値の状態であれば日本政府の処置は妥当なモノである。


と言うようなコメントを出していましたね。

異国の地であれば、何倍も不安が募るのが普通。
充分な情報が届いてない米国民の雰囲気としては、より安全な策を講じるべきだとなるのでは?
そう言った米国民の気持ちを先取りしての米国市民向けの表明なのでしょう。

>これはもしそこで3カ月間生活したとしてもわずか26ミリシーベルトということなので、まったく心配ない」
未来永劫心配ないとは言っていません。
今現在直ちに健康への被害は無いと言う意味。

浴びた線量のトータルによっては、何十年後に健康被害の発生率があることは説明されていますよ。
例えば今の福島市のレベルが何ヶ月~何年も継続して、1日24時間屋外でぼ~っとしていればね。

福島よりも桁違いに少ない地域なら更に長期間・・・

短期的な心配と中期的な心配と長期的な心配とを整理して考えてください。
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この回答へのお礼

御返事が遅くなってすみません。
そうですね。長期に浴び続けるとは限らないですよね。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/03/23 15:18

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