現在手元に聖書がないので、確認できないままに質問してしまう失礼をお許しください。
私はクリスチャンではないのですが聖書に興味があり読んでいます。
イエスの言葉の中で全く理解できない部分があります。
「持っている人はますます与えられて豊かになり、持っていない人は持っている物まで取り上げられる。天の国とはこのように出来ているのである」(文章はそのままではありませんが、こういう意味でした。)
これを初めて読んだとき、とても理不尽だと感じました。持っていない人から持っている物まで取り上げるとはなんということでしょう。
イエスはこの言葉により、社会の生存競争的な側面を示したかっただけなのでしょうか?
この言葉にはどういう教訓があるのでしょう?真意が分る方は教えてください。
A 回答 (7件)
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No.6
- 回答日時:
持っている、持っていないという言葉に2つの意味があると思います。
持っているとは、物質ではなく、その人の、愛、心根だと思います。正しい愛、心根を持って生活している人は、より豊かな愛、心根を持つようになり、結果的に財をも得ることになるかもしれませんが、そこは付随的な要素であり、愛や心根のあり方がより重要だと思う。
持ってないとは、同じく、愛や心根の話であり、愛のない生き方をしていると、その人の愛はますます貧弱な歪んだ愛、心根が身についてしまい、結果的に、財においても失っていく、という話ではないかと思う。
決して生存競争うんぬんの話ではないと思います。
No.5
- 回答日時:
持っているものとは知恵で、知恵なしに使うとそれは他人に害を与える結果になるが、知恵を使ってほどこしをしたら良い結果をもたらし、人々から信頼され、豊かになるって意味じゃないかと。
旧約聖書に書いてありますが、ほどこしを単にすればいいというものではなく、知恵を使って施しをしないと、逆に人々を不幸にし、自分も不幸になってしまうってこと。
仏教の偽善ってものがあり、良いことだと思ってやったのに結果悪を引き起こすこともある。
知恵を働かせて施しをしなかった結果、自分に知恵を使わなかったしっぺ返しがくる。
よかれと思ってやったことだが、浅はかなことだったので、善行を行ったつもりが偽の善になってしまうってことで、それを悪とは呼ばす偽の善、偽善と呼ぶのだそうです。
例えば、信者が教会に寄付したとしますよね。
「このお金で貧しい人を救ってください」って。
ところが教会は信者から集めた金を、麻薬企業やポルノ業界や兵器メーカーの株を購入する資金に当てたら、麻薬企業らは、キリスト教会から膨大な資金を株をかってもらったことで得たので、前よりもっと活発に商売ができるようになるわけです。
商売を手広くやれるようになり、儲けもすごくなる。
すると株主であるキリスト教会も株の値段が上がって儲かる。
信者から集めた資金で株でもうけて、ポーランドのワレサに資金提供をする というか した。
これによりワレサ率いるポーランド民主化運動は活発になり、活動資金をキリスト教会から受けて、反政府活動を活発にして、表向きは民主化という名目で活動したわけです。
ヨハネパウロ2世が信者から集めた資金を株取引でもうけてそれを連帯に裏金資金として渡していた。
彼はポーランドの出身だったので、個人的な都合で、信者からの資金を大きくして、個人的なことに公的資金を使用した。
もっと他に困っている人には渡さず、プライベートなことに使った。
知恵を使ったといえば使ったわけですが、、、果たしてその与えによりキリスト教会は裕福になったのか?
ポーランドの信者から寄付金をがっぽりもらえたら、投資したものはキリスト教会にもどってきて、今度はまた別な政治コントロールに使えるでしょうけど。。。。
ゴッドファーザー パート3で、その教皇の裏金使用 マフィアとのつながりが指摘されたわけで。
結局 それが表に出るとヤバイので、そのお金を運用していた人が、ロンドンの橋につるされた。
その人が実情を知っていたので、その人を逮捕して自白させると、キリスト教会がやばいので、彼は自殺にみせかけて暗殺された。
というわけで、知恵を使って人々を幸福にするために使用した場合は、多くの人から信頼され、資金が集まり恵まれない人に配られ、より多くの人を助けるわけですが、麻薬やポルノや兵器メーカーに資金を提供した場合は、多くの人がそれによって不幸になります。
知恵を使ってお金を使わないと、多くの人を不幸にしてしまう。
信者ももっと知恵を使って寄付して欲しいものです。
世界の人々を麻薬づけやポルノずけや戦争に巻き込む結果をもたらす寄付金をしたため、たくさんの人々に不幸を与えてきたってわけです。
だから、バチカンの長女と言われるフランスは、実際日曜に教会に行く信者は全体の信者の1%くらいしかいない。
もう 信用されておらず、教会にお金を渡すと、もっと人々を不幸にするって知恵を使って、教会にお金を渡さないようになったんです。
日本はたくさんの国に、税金で集めたお金を寄付してきました。
「今までありがとう日本、これからは俺たちが君を助ける」って世界中から叫ばれているでしょ 今。
これで世界中の人が いがみあっている国同士も 日本を助けるという意味では共通の目標になり団結しているわけで、今まで日本がバラまいた種は 世界中で実をむすびつつあるわけです。
No.4
- 回答日時:
マタイ伝13章12節の言葉ですね。
この言葉の真意については、13章を通して読めば理解できると思います。ここでいう「富」とは、本来は精神的な富なのです。正しき人の言葉に耳を傾け、理解し、悔い改められる人間なら、言葉を与えられたらそれを何倍にもして役立てることができるが、「馬の耳に念仏」な人にはいくら言ってもそれを活かすことができない、ということです。むしろ悪しき甘言による影響を受けやすく、ますます精神はすさんでいくのです。
では、なぜ精神的な富の話を経済に置き換えているかというと、そもそもこの「種蒔く人」のたとえは、「馬の耳に念仏」な人に対して説教するためのバージョンだからです(聖書でもそうだとはっきり書いてあります)。
彼らは精神的な富なんかに重きを置いていない残念な人々だから、わざわざ経済的な富にたとえて危機感を煽っているのです。経済的な利害の話でないと、真剣に耳を傾けようとしないからです。
つまりイエス・キリストは、賢い人だけでなく、俗な人、馬鹿な人でもそれなりの形で救いたいと考えており、だからあえて俗っぽい言葉を使って人々を導こうとしたわけですね。
No.3
- 回答日時:
こんにちは。
§ 「種を蒔く人」のたとえ
◆(マタイによる福音書13:1-9) ~~~~~~~
その日、イエスは家を出て、湖のほとりに座っておられた。
すると、大勢の群衆がそばに集まって来たので、イエスは舟に乗って腰を下ろされた。群衆は皆岸辺に立っていた。
イエスはたとえを用いて彼らに多くのことを語られた。
「種を蒔く人が種蒔きに出て行った。
蒔いている間に、ある種は道端に落ち、鳥が来て食べてしまった。
ほかの種は、石だらけで土の少ない所に落ち、そこは土が浅いのですぐ
芽を出した。
しかし、日が昇ると焼けて、根がないために枯れてしまった。
ほかの種は茨の間に落ち、茨が伸びてそれをふさいでしまった。
ところが、ほかの種は、良い土地に落ち、実を結んで、あるものは百倍、
あるものは六十倍、あるものは三十倍にもなった。
耳のある者は聞きなさい。」
§ たとえを用いて話す理由
◆(同書 13:10-17) ~~~~~~
弟子たちはイエスに近寄って、「なぜ、あの人たちにはたとえを用いてお話しになるのですか」と言った。
イエスはお答えになった。
「あなたがたには天の国の秘密を悟ることが許されているが、あの
人たちには許されていないからである。
持っている人は更に与えられて豊かになるが、持っていない人は
持っているものまでも取り上げられる。
だから、彼らにはたとえを用いて話すのだ。見ても見ず、聞いても
聞かず、理解できないからである。
イザヤの預言は、彼らによって実現した。
『あなたたちは聞くには聞くが、決して理解せず、
見るには見るが、決して認めない。
この民の心は鈍り、耳は遠くなり、目は閉じてしまった。
こうして、彼らは目で見ることなく、耳で聞くことなく、
心で理解せず、悔い改めない。わたしは彼らをいやさない。』
(イザヤ書6:9-10)
しかし、あなたがたの目は見ているから幸いだ。あなたがたの耳は
聞いているから幸いだ。
はっきり言っておく。多くの預言者や正しい人たちは、あなたがた
が見ているものを見たかったが、見ることができず、あなたがたが聞
いているものを聞きたかったが、聞けなかったのである。」
~~~~~~~~~~~~~~~
☆ このあと続いて
§ 「種を蒔く人」のたとえの説明 (マタイ13:18-23)
も説明されています。
★ イエスはこの言葉により、社会の生存競争的な側面を示したかっただけなのでしょうか?
☆ 経験世界における具体的なことがらには直接には関係しないと考えます。信仰の問題ではないかと。
イエスにそのいま会っている人たちとそうでない人たち(会っても イエスがどういう存在であるかが分からない。また聞こうとしない人たち)がいるわけですから その限りで 違いがあります。信仰――イエスの名を受け容れるか否かとしての――の差があります。この二分法によって そのときは 説明がなされているのだと考えます。
《持っている。さらに与えられてゆたかになる》というのは 信仰としての目であり耳であり 人間を見る目や世界を聞く耳のことであるように思います。
最終的には 真理を知ること そして真理はきみたちを自由にすると言われるごとく自由になさしめられること といった事柄が ゆたかに与えられることだと思います。
そのとき――イエスがそのいまいるというとき――の二分法で人びとが分けられているということだと考えます。
イエスが十字架上に去って行ったあとは 理論的にはこのような差はない。ただし実際にどういう現われをするかは やはり人びとそれぞれに違って来ているというすがたが とうぶん続くのでしょう。と考えます。
No.2
- 回答日時:
ある男が旅に出ることになり、出発するときに僕(しもべ)の1人に5タラント(タラントは通貨の単位)、もう1人に2タラント、3人目の僕には1タラント預けた。
この主人が戻ってきたとき、最初の僕はお金を2倍に増やしており、主人に10タラントを差し出した。2人目の僕も主人のお金を2倍に増やしており、4タラントを渡した。主人はそれぞれの僕に向かってこう言った。「よくやった、忠実なる良き僕よ。お前は少しのことでも忠実であったから、これからは多くのものをまかせよう。主人と共に喜ぶがよい」
3人目の僕は主人のことをとても恐れていたので、お金を増やすかわりに預かった1タラントを土の中に埋めておいた。主人はこの僕に向かって言った。「よこしまな心の不精な僕よ。私が、種もまかない土地から刈り取り、かき集めようとする(ほど厳しい)人間だと知っていただと? ならばお前は私のお金を銀行に預けておくべきであった。そうすれば、私は自分のお金を利息と共に受け取ることができたであろうに」
そして主人は、この僕の1タラントを取り上げ、5タラントを10タラントにした僕に与えた。このたとえ話は、次のような言葉で終わっている。「誰しも持てる者はさらに与えられて豊かに富む。しかし、持たざる者は、持っている物すら取り上げられる」
新約聖書マタイ伝
--------------------------------------------
貧しい者・富む者/持てる者・持たない者
http://thelawsofgod.jugem.jp/?eid=186
(以下引用)
神理、すなわち神の法則という波動に協調する心を持ち、生き方を合わせていけば、いつも貴方の心に届けられている神のエネルギーを受け取る事ができる、それは増幅、共振、協調、親和性の波動原理から当たり前のことなのです。逆に、神理に逆らう心、逆らう生き方は、いつも貴方の心に届けられている神のエネルギーを波動として減殺し、相殺し、打ち消す事になります。
これは原理であり、法則ですから、神理に逆らう心や生き方をする者は、どんどん不幸になり、どんどん堕ちていく事になります。堕ちていくとは、魂として退化していく事を意味します。逆に神理に沿う心を常に持ち、神理に沿う生き方を心がけるならば、金銭的にはともかく、魂の成長が続き、心はより豊かになっていくということです。
(引用終わり)
------------------------------------------------
別の観点からの考え方もあります
豊かになるための才能
http://money.yahoo.co.jp/column/company/ead/cele …
(以下引用)
貧しき者は心がよこしまで不精だ、つまり心根が悪く怠け者だということになる。この一節で私が気に入っているのは、「主人と共に喜ぶがよい」というくだりだ。主人が「神」を意味しているとしたら、お金を儲けて豊かになることは神の喜ぶところであり、そのおかげでますます豊かになるということだ。それが、「神」は貧しき者を好まないという意味になってもしかたがない。
(引用終わり)
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個人的には前者は後年になってからの拡大解釈だろうと考えます。後者の見解に半分賛成で、貧しい者を嫌うのではなく、だから豊かになりなさいと言っているのだろうと考えてます。聖書ではないですが、儒教にも「衣食足りて礼を知る」という節もあり、「物質的に貧しいと精神的にも貧しくなりやすいから、豊かになりなさい」という逆説的な教えではないかな?と思います。
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