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No.8ベストアンサー
- 回答日時:
私独自の見解ですが。
人の五感を通じて心を動かすもの。
私的に言うと、最高の芸術とは、すぐに消えてなくなるものだと思う。
たとえば、移りゆく自然。人間の生きざま。自然の中の生き物たちの音。
だから、絵や写真や彫刻や音楽等は、それらを切り取って形にしただけにしか過ぎない。
本当は、人は、芸術の中に生きている。
なぜ、他の人は、感性が鈍ってしまったんだろう。
物欲のせいなのか、分からない、私は、悲しい。
No.13
- 回答日時:
ベクトルの分解
ア 作者Gの表現 R=a+b+c
鑑賞者Nの感受性 R=a+y+z
G ←認識―― N ⇒ a において成立
イ 作者Ωの表現 R=a+b+c+d+e+.....x+y+z
鑑賞者Nの感受性 R=a+y+z
Ω←認識―― N ⇒ a+y+z において成立 (Ω=大自然∋人間)
ア ちょっとわかる
イ よくわかる
よって 花粉症は アートである
ウ やっぱわかりません
花粉症ですか? 困ってます。
No.9
- 回答日時:
あんた見てると「ゆとり」は出るべくして出たのが良く判る。
漫画がアートだもんね。水は低きに流れるちゅうが、昔の人は良く言ったもんだ。ただ、あんた被害者なんだね。あたしが恥ずかしくてしょうもないのは、あんたみたいに漫画で屁理屈を並べてるやつがいるちゅうことじゃないんだ。あたしも物理をやって飯食って来たヤクザもんだが、その物理学者と呼ばれているらしい元東大の総長をやったご仁が文部大臣かなんかになって、「ゆとり教育」を持ち上げたんだそうだ。あーぁ、これで世間様は物理屋をどれだけ馬鹿にするようになったんだろう。なのに未だにゆとり教育は間違いじゃなかった、それを実行した人間達が失敗したんだ、なんて言ってる。その人、社会って人間が動かしていること理解出来ないんだね。それで総長様文部大臣様だ。あたしなんか物理屋の端くれとして、恥ずかしくてオープン・システムじゃなくって、クローズド・システムに入りたい。クローズド・システムじゃ、あらゆる構造は壊れてエントロピーが増大する以外にはないんだ。この糞物理屋の総長野郎のお陰で、物理屋がみなクローズド・システムに入り込むことになったら大変なことだ。新しい構造が生まれて来なくなっちゃうもんね。
文化大革命のときには世の中のゴミには高い三角帽子を付けさせて、町中を引き回したもんだが、そんな手日本にはないんかね。昔は心中をして生き残った片割れを後ろ手に縛り付けて馬に乗せて町中を引き回して、その後、にしたそうだ。日本にもそんな習慣があったちゅうことだね。心中した人間と、国民を誑かしてゆとり世代を作ってしまった人間とどっちが社会のゴミなんだろうか。これは面白い哲学じゃなかった屁理屈の練習になりそうだね。
口じゃ元総長野郎は強がり言ってんだけど、心ん中じゃ、「しまった。でも人間てどんなもんかこの経験で教わった分だけ無駄ぢゃなかった」なんて考えているよ、きっと。でも、プルタークが言ってたが、年取ってから教わったなんて言うのは恥ずかしい事なんだそうだ。「教わるのは若いうちにせい。年取ったら、その教わったもんを使って若いもんの耳を引っ張り回すのが年寄りの役割なんだ」ちってた。だから、こやつが今更どんなに反省したってもう手遅れらしい。
No.6
- 回答日時:
ご質問文中
>アートというのは、社会に貢献しようがしまいが存在できる。
と おっしゃって、そのあと、
>それは「社会の歪み」を映した物語などが多い。
>例えば「小公女セーラ」などは、イギリスの格差社会を、
>見事に描いていて、それが感動を呼ぶ。
と続けておられます。
もちろん、いわく「社会の歪み」なるものを映したばかりがアートとか芸術、と決めつけることはないだろうと思いますが、そのことは ともかく、啓蒙の効果などは、あくまで付随的なものだと思います。
まずは圧倒的描写力のあとのことでしょうから。それなくしては、啓蒙の効果だって疑わしい。
「純粋芸術」とか「工芸」との違いのことなども絡んでくるでしょう。
「戦争がスポーツに昇華」というのは、第一には、いたって現実的な生活上の つごうによる理由が大きいはずとは思いますが、スポーツ自体、できるだけ平和的に、しかし小規模の「戦争」している、と見ることもできます。
戦闘にせよ競争にせよ、それは「格差」ということに集約される、そして、「格差」というものは、何らかの流れを生み出すのだ、ということは言えます。
No.5
- 回答日時:
2
さて、西欧の民主化から、ところ変わって、敗戦後、民主化が進んだ日本。日本もまた、六十年代の安保から始まり、七十年代の学生闘争に至るまで、左派的な運動が盛んでした。この中で、貧困や格差が重要な問題とみなされたことは言うまでもないでしょう。
日本のアニメや漫画も、こうした社会の状況と無縁ではないのです。一見、社会運動と無関係のように見える流行りのマンガからの経歴や作風をチェックすると、もともと左派かぶれだったらしい人は大勢ます。『風の谷のナウシカ』の宮崎駿とか、『カイジ』の福本伸行とか、『美味しんぼ』の雁屋哲など。最近のでも、エヴァンゲリオンは妙に宗教くさい。別にバリバリの左翼を気取らないでも、学生闘争で青春を迎えたクリエーターは、社会主義的なテーマを扱うことになるんでしょうね。
加えて現代の日本といえば、宗教も衰え、家庭もダメ、学校教育もひ弱になった。そこでアニメや漫画に、子供やモラトリアム期の青少年にモラルを教育する役割が期待され、ハウスの名作劇場のように役割を積極的に担おうというシリーズも出てきた。「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」によって、モラルが子供らに教えられるようになってきた。
アニメという娯楽に教育された人間など無知蒙昧に違いないと嘆く動きもあるが、まぁこれは仕方ないのでしょう。十九世紀の西欧でも、教会ではなくて、新聞小説が啓蒙していたのだから(と寛大な姿勢を見せておこう)。歴史は繰り返すというが、日本でも、封建制度が本格的に崩れた時、十九世紀のフランスと同じようなことが起きたわけです。そして日本から輸入した結果、今度は西欧でもアニメがベビーシッター代わりで、子供らのモラルに大きな影響を与えています。
まとめると貧困を描く作品の特徴は、弱き者を助けることの重要さを描き、社会の連帯を呼び掛けるものです。こうした感動の性質はキリスト教など宗教の持つ慈愛がもたらす感動とよく似ているといえます。それもそのはず、そもそもの出自はキリスト教の神父に作家が取って代わろうとしたことが起源にあるからです。啓蒙的な芸術は、宗教の代用物という側面があるといえるでしょう。
もっとも、このように貧困を描く芸術作品のトレンドはキリスト教を脱した以降、社会主義や共産主義、資本主義という社会の形態に応じて、多様化して行きます。こうやって社会と芸術を対応させて考えると、「アリ型社会」特有の作品もあるかもしれませんね。
長くなりましたが、ご参考までに。私は最後まで投稿しませんでしたが、質問欄は横目に眺めておりました。ご活躍をお祈りします。
No.4
- 回答日時:
1
うーん、ご設問では芸術と娯楽の区別がついていないなど不満があるが、まぁよしとします。あまり芸術について知る機会がない人であるのだろうと思うことにします。もしかしたら私の設問欄をご覧になったかもしれないなと思うけれど、今回は「美とは常に奇矯なものである」などという話は横に置いておいて、オタマさんに関心がありそうなことをお答えすることにします。問題は民主主義と芸術の関係性です。
まず、ざっくりと民主主義における文学の歴史を振り返っておきましょうか。十九世紀、西欧では封建主義が崩壊し、貴族中心の社会じゃなく、市民中心の社会になりました。それと呼応して、今度は貴族が主人公ではなく、市民を主人公とする物語が生まれました。市民の権利を高らかとうたう作品が求められた――というのが文学史における民主主義の始まりです。実際、識字率の上昇で、読者も貴族ではなく、市民に変わります。そして市民に関心の関心に合わせて、小説のテーマも、変化します。たとえばそれは、貴族社会では不潔で描く必要もないと思われていた貧困です。こうした動きがあったのは、年代でいうと、アメリカの『小公女』(1888)の50年くらい前からです。
たとえばイギリスだと、ディケンズの『オリバー・ツイスト』(1838)は、子供を労働力として酷使する社会の姿をよく描いています。今でも貧困問題を論じる際に、よく引き合いに出される例ですね。
フランスだと、まずその走りは、ウジェーヌ・シューの『パリの秘密』(1842-43)です。今では知られていない物語だけれど、当時のフランスで大ヒットを飛ばした大衆小説です。隣のボロ長屋に住んでいる人が実は隣国の大公で、この人がバッサバッサとパリに住む悪人を叩きのめす痛快な筋書きです(今でいう「水戸黄門」とか「暴れん坊将軍」的な勧善懲悪の物語)。
このシューに影響を受けた作家は多かった。たとえばユゴーの『レ・ミゼラブル』(1845-1862)。貧困にあえぐ庶民を救う元盗人のジャンヴァル・ジャンは身分を偽って市長となり、貧困を撤廃するように改革に乗り出します。
こうした物語は新聞に掲載されたようにジャーナリスティックな性格を帯びており、物語を通じて市民は自分たちがいかに搾取されているかを知ることができたのです。実際、市民らは連帯し、資本家らに権利を主張するようになります。その影響は大きく、実際、政府は小説を恐れて、その大半を発禁にします(特に第二帝政期)。
さて、ここで留意しておくべきことは、文学作品が貧困を描く時、作家には弱き者を助けるというモラルを称揚する啓蒙的な役割が期待されていたということです。識字率が上昇し、新聞小説が爆発的に売れるようになったが、教会に行く人は減って来た。小説がキリスト教の代わりに、人々に真実とは何かとか、善とは何かを教えていたのでした。いうなれば小説家が神父さんに代わって、モラルを市民に教えていたわけです。小説家が人々を連帯させるほどの強い影響力を有したのは、宗教の役割を引き継いだからです。
もっとも、キリスト教への無関心の流れは、十九世紀も後半になると勢いがますます強まってきて、作家でも勧善懲悪を描く人はいなくなってきます。『小公女』のようなものもあるが、それは、やはり子供向けの物語ではあったというべきでしょう。出来が良いから、本来は子供向けでも、大人が読んでも感動するというだけのことではあるのです。こうやって大人に宗教くさいことを言い出しても、説得力がなくなってきたのです。
しかし貧困をテーマに描く作家は、宗教と別の角度から現れてきます。たとえばロシアのドストエフスキーの『罪と罰』。またエミール・ゾラの『ルーゴン・マッカール叢書』は、ルーゴン家とマッカール家が貧困によって破滅する道筋を描いたものです。リアリズムという観点から、貧困が、お涙ちょうだいという意味ではなく、精緻に考察されるようになったのです。またその後はマルクス主義的な理論を踏まえた作家らが現れます。当然、貧困や格差が最も重要な関心ごとになります。
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