A 回答 (2件)
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No.2
- 回答日時:
直ぐに御礼をいわれたので、母単独も。
たらちねのが母を導く枕詞なのはご存じかと。有名なものとして
巻第11 2364 玉垂の小簾のすけきに入り通ひ来ねたらちねの母が問はさば風と申さむ
巻第11 2495 たらつねの母が養ふ蚕の繭隠り隠れる妹を見むよしもがも
巻第20 4401 唐衣裾に取り付き泣く子らを置きてぞ来のや母なしにして
男が通ってくるのを許可するのは、母であることが分かります。また、母は養蚕を行っていたというのも多くの歌で分かります。
後は、母の詞があるもので、例えばわが子の母という意味で、
巻第3 0337 憶良らは今は罷らむ子泣くらむそれその母も我を待つらむぞ
を含めるかの判断はお任せします。
巻第5 0887、巻第5 0889 、巻第7 1209、巻第7 1357、巻第9 1774、巻第9 1809、巻第11 2368 、巻第11 2407、巻第11 2517、巻第11 2527、巻第11 2537、巻第11 2557 、巻第11 2570、巻第11 2687、巻第11 2760、巻第12 2925、巻第12 2991、巻第12 3000、巻第12 3102、巻第13 3258 、巻第13 3285 、巻第13 3289 、巻第13 3314、巻第14 3359、巻第14 3393、巻第14 3519、巻第14 3529、巻第15 3688、巻第15 3691、巻第16 3791、巻第16 3811 、巻第17 3962、巻第18 4105 、巻第19 4214、巻第20 4323 、巻第20 4330、巻第20 4331、巻第20 4338、巻第20 4342、巻第20 4348、巻第20 4356 、巻第20 4377 、巻第20 4383、巻第20 4386、巻第20 4392、巻第20 4398
新古典文学大系に万葉集の索引がありますので、ご参考としては?と思います。
とても細かく回答してくださって感謝します。
はい、教えて頂いた新古典文学大系を探して見てみます。
やはり細かい判断が自分では難しいですね。
もっと万葉集についてべんきょうしてみます。
回答ありがとうございました。
No.1
- 回答日時:
ほとんどが、父母又は母父、そして対句として母と共に詠われています。
有名なのは、貧窮問答(山上憶良)
巻第5 0892 風交り 雨降る夜の 雨交り 雪降る夜は すべもなく…我れよりも 貧しき人の 父母は 飢ゑ凍ゆらむ 妻子どもは 乞ふ乞ふ泣くらむ…
防人歌
巻第20 4346 父母が頭掻き撫で幸くあれて言ひし言葉ぜ忘れかねつる
以下
巻第3 0443、巻第5 0800、巻第5 0886、巻第5 0890、巻第5 0891、巻第5 0904、巻第6 1022、巻第9 1755、巻第9 1800、巻第9 1804、巻第13 3239、巻第13 3295、巻第13 3296 、巻第13 3312、巻第13 3336、巻第13 3337、巻第13 3339、巻第13 3340、巻第16 3880、巻第18 4106 、巻第19 4164、巻第19 4211、巻第20 4325、巻第20 4326、巻第20 4328、巻第20 4337、巻第20 4340、巻第20 4344 、巻第20 4376、巻第20 4378 、巻第20 4393、巻第20 4402、巻第20 4408
そして唯一父のみですと、防人歌の
20巻4341 橘の美袁利の里に父を置きて道の長道は行きかてのかも
防人歌に多いですね。父母、妻子を置いて遠い九州に旅だったからかも。
古代は、母系社会と言われており、今でも母屋という言葉が残っておりますね。
母のみは、省略させていただきます。
詳細は、図書館でご確認を。
回答ありがとうございます。
やはり母系の影響で父だけのものが少ないんですね。
とても参考になりました。
図書館で自分でも調べてみます。
ありがとうございました。
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