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古典の甲類、乙類がよくわかりません。

万葉集89番の
ゐあかして きみをばまたむ ぬばたまの わがくろかみに しもはふるとも

の、甲類、乙類はどの文字のことなのでしょうか。
教えて下さい!よろしくおねがいします。


可能であれば、この歌の音仮名、訓仮名がどれなのかも知りたいです。よろしくお願いします!!
至急知りたいです。

質問者からの補足コメント

  • ご回答本当にありがとうございます!

    とてもわかりやすい説明もありがとうございます。
    この歌には訓仮名はないということでしょうか?
    なにもかもすみません、よろしくお願いします。

    No.1の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2016/01/12 23:21

A 回答 (2件)

この歌の原文は以下の通りです。



居明而 君乎者将待 奴婆珠能 吾黒髪尓 霜者零騰文
https://ja.wikisource.org/wiki/%E4%B8%87%E8%91%8 …

この中で「意味」ではなく、「音」を表している漢字は「而=て」「乎=を」「者=ば/は」「将=む」「奴=ぬ」「婆=ば」「能=の」「尓=に」「騰=と」「文=も」の10個です。
万葉仮名の中で、甲乙の区別があるのはキ・ヒ・ミ・ケ・へ・メ・コ・ソ・ト・ノ・ヨ・ロの12音(ギ・ビ・ゲなどを入れれば19音)です。「モ」にも『古事記』では区別がありますが(甲類=毛、乙類=母)、『万葉集』や『日本書紀』では区別されません。
この歌の場合、甲乙の区別があるのは「能」と「騰」だけで、ともに乙類です。
http://www1.kcn.ne.jp/~uehiro08/contents/kana/1r …

ちなみに甲類・乙類とは、万葉仮名の漢字の使い分けです。たとえば、神(カミ)のミを表すには「未」「微」などの漢字が用いられますが、「美」や「弥」は使われません。逆に、髪(カミ)のミには「美」や「弥」が使われ、「未」や「微」は決して使われないのです。
そこから、これらの音には奈良時代まで、2種類の発音があったらしいと推定され(実際にどんな発音だったかはわかりません)、「甲類」「乙類」と呼んで区別しています。くわしくはリンク先から、「上代特殊仮名遣いの発見」という項目をご覧ください。
http://kojiki.ys-ray.com/manyougana.html
この回答への補足あり
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No.1です。


あまりくわしくありませんが、「而」「者」「将」は訓仮名でしょうね。音読みでは、「て」「は(ば)」「む」とは読めませんし。
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