プロが教えるわが家の防犯対策術!

私はバンドのボーカルをやってます。
ギターはあまり弾けないです。
ピアノは弾けます。

そこで質問なのですが、
初心者でもプロのような曲が作れるソフトってありますか?
最初はへぼへぼなのはわかっています。
徐々に低いレベルから作っていってとプロのような曲が作れるオススメのソフトを探しています。

ギターなども自分で演奏していれなくていいものがいいです。
どうかお願いします;

A 回答 (1件)

キーボード入力で作曲するタイプですね。


どのソフトウェアでも問題なくいけます。
ただ、ギターなどを省きつつ作曲となると、そもそも作曲のやり方そのものが2種類になります。

(1)一般的なmidiデータ制作タイプ(鍵盤を弾いたり打ち込んだりして、実際に鳴らしたい音をソフトウェア上に入力していく方法)に特殊な音源を利用する。  
特殊な音源というのは、ギター専用音源などに見られるもので、例えば鍵盤でCを抑えると自動的にCメジャーのコード音を出してくれるといったものです(もちろんマイナーにも切り替えられます)
入力する際にギターのコード構成と同じ音を鍵盤で押さえる必要がなく、ルート音だけを押さえれば自動的にコード音がジャラーンと再生されるので実際に生ギターに差し替える前のプリプロ制作などでは大変便利です。

(2)オーディオループ型の楽曲制作にする。
テクノやドラムンベースなどクラブ系音楽に代表される作り方ですが、素材を張り付けて制作します。
ドラムのリズムパターンやギターのリフ、キーボードのバッキングなどのフレーズを録音した数小節のオーディオデータというものが「ループ素材集」という名目で市販されています。
これらのオーディオデータはacidという規格に基づいた特殊なwavファイルで、テンポ・ピッチの変更などが可能です。
例えば、Bpm100のパーカッション素材とBpm80のギター素材を楽曲制作ソフトにインポートします。普通ならテンポの異なる録音素材を同時に再生してもズレてしまい使えませんが、acid素材の場合は自動的に制作ソフトで指定しているテンポに縮尺が調整されます。

ただし、素材はあくまで何らかの演奏パターンが録音されたものですから、コード進行やベースラインが完全にオリジナルになるのではなく”用意された雛型を利用するだけ”にとどまってしまいます。
それと素材ごとのコード音なども聴いて理解できていないと、パートごとに異なるコード進行になってしまったりするので注意が必要ですね。そういうこともあって、一般的に重宝されるのはどんなコード進行でも使えるリズムループだったりします。

クラブ系音楽の場合、素材をエフェクトや波形編集で加工することで独自の音づくりを行いオリジナリティーを出すわけですが、もしこうしたacid素材を組み合わせてポップスを作ろうとしたら、ありきたりなものになってしまいますし、ぶっちゃけ他の人が同じ素材をもっていたら同じ曲が作れてしまいますね。。。メロディーはもちろん素材の組み合わせなんてありえませんし、本格的な作曲には向いていません。

(1)と(2)は組み合わせて制作も可能です。リズムだけAcid素材使うというケースは良くあります。
ただし、acid素材のインポートは主要なソフトウェアでも対応していない場合があるので注意が必要です。
とりあえず現在の主要ソフトは、、、

Windows
・Cubase
・Sonar
・Singer Song Writer
・Studio One *Acid対応不明
・Acid(もう主要じゃないけどオマケで)

Mac
・Cubase
・Logic
・Digital Performer *Acid未対応だったはず
・Studio One *Acid対応不明

このあたりが主要ソフトです。
*リストは特に上からお勧めとかではなくランダムです。

「Cubase」
テクノ系(クラブミュージック)の編集に強いです。
メイン開発プログラマーがクラブミュージック系クリエイターとして活動していたので、つぼを得たインターフェースを設計することができたのでしょうね。

繰り返しの多いフレーズやリズムパターンをくみ上げるのに適した操作性を持っています。
ただ、これは演奏が一切できない方がマウスやPCキーボードからの打ち込む場合の話で、手弾きで弾き重ねて曲を作っていく方にはあまり意味のない部分ですね。

バーチャルエフェクトやソフトシンセの規格であるVSTの提唱社でもあり、VSTプラグインとの互換性や安定性では定評があります。

「Sonar」
Windows専用ソフトウェアとして老舗中の老舗です。
日本ではローランドが輸入代理店となってからシェアを伸ばしましたが、同社のシーケンスソフトの開発はDOS/V時代にまでさかのぼり、高度な編集機能とサウンドエンジンを搭載しています。

伝統的にCal言語という独自の言語を使って機能をカスタマイズできるのが他社製品にはない特徴で、あらかじめ用意されたプリセットのcalファイルも一種の隠れ機能のようにライブラリとしてインストールされます。
こんな機能欲しいけどないなぁというときにライブラリを探すと発見できたり(ショートカットコマンドにアサインすれば次から探す手間が省けますね)、自作したり、今ではすっかり減りましたがネット上でユーザーが公開しているcalファイルを追加することでソフトウェアの編集機能を強化できます。
近年ステップシーケンサーなどモダンな打ち込みスタイルも取り込んでいますが、もともと手弾き入力派の人が直感的に作業しやすい体裁だと思います。
基本は手弾き→後から編集・調整、というスタイルが理想的ですね。

現在の主要ソフトの中で一番最初にAcidループに対応しており、作成した素材をAcidループとして吐き出すことも可能です。当時はAcid本家より遥かに高性能なAcidソフトとして密かに名を馳せました(笑)

「Singer Song Writer」
国産ソフトウェアとしてアマチュアユーザーに高いシェアを誇ります。
リーズナブルな価格もあり初心者向けなどと言われていましたが、アップデートを重ねて機能を強化し、現在は基本的な作曲作業において機能的な部分で劣ることはないと思います。
着メロ作成機能など日本製品ならではの機能もあります。

Mac版が開発されていたこともあるのですが、現在はWindowsが開発の中心のようです。

「Logic」
Macユーザーの間で非常に高い人気を誇ります。
Sonarのように隠れ機能も豊富で、編集機能ではありませんが同梱される音源(ソフトシンセ)やエフェクトなど素材が多いことなども人気の理由です。
また、インタフェースデザインなどにも古くからこだわり、そのデザインセンスでミュージシャンに高い人気を得ている面もあります。
オーディオ信号のルーティングなどに細かいマクロを組み込むことが可能で、独自の再生仕様を作っている方もいます。

近年はAcidループに対応したり、インターフェースそのものが昨今人気の体裁になったりとモダンなスタイルを強化して大きく変化しています。

メーカーがAppleに買収されているため、Windows版の開発は終了しています。

「Digital Performer」
歴史のあるソフトウェアで、かつてもっとも多くのプロユーザーに使用されていたソフトと言われています
midiプラグイン(midiの編集機能)の元祖?だったと思います。
これらは事務的な機能というよりエフェクターのような感覚で使える点がユニークで、例えばコンプレッサーをかける感覚でmidiのベロシティーを編集できたりと、音楽的なインターフェースを持ち合わせています。

また開発元のMotu社はハードウェアも開発しており、特にオーディオインターフェースはその音質や機能からプロの間でも定番です。ソフトとハードの両方を手掛けていることから、双方のシンクロ精度の高さや安定性にも定評があります。
(ハードウェアはDigital Performer以外でも利用できます)

現在主流のVSTプラグインに未対応(コンバーターを使用すれば可能)ですが、MASやAUという規格に対応しており、特に同社の提唱するMASはチャンネル数などにおいてVSTより優位性を誇っているため、MASとVSTに両対応しているソフトシンセを立ち上げた場合には他社製(LogicやCubase)よりも高いポテンシャルを発揮できる利点があります。

このソフトも手弾き入力が基本ですね。打ち込みのデータ入力でも積極的に鍵盤を活用することができます。

「Studio One」
もっとも新しいソフトウェアです。
先ほどご紹介したCubaseのメインプログラマーの方が新規に開発したもので、Cubaseに近い体裁を持っています。
機能は少ないもののアップデートによる過去の遺産を引きずっていないことで、バグも少なく軽快に動作すると言われています。ちょっと試した感じ、バグはありますがとにかくシンプルなので覚えやすい一面はありますね。
まだ、オーディオ再生におけるサウンドクオリティはさすがに過去を引きずらない最新の設計なだけあって、キメが細かくクリアで現代的な良い音でした。
CDのマスタリングにも対応しているのが特徴で、ISRCコードなどの業務用データも入力できます。

こちらも発売元がハードウェアメーカのため、同社機材との連携では安心です。

まだ新参者で主要ではないのですが、将来性のあるソフトとしてご紹介しておきますね。

「Acid」
Acidループの本家ですね。元々素材のインポートしかできない“素材張りつけ制作専門”でしたが、後にmidi機能なども追加されたそうです。
しかし、作曲ソフトとしての実績を持つ他社製品が逆にAcidに対応したことで、本家の機能強化も焼け石に水と言った感じで、本格的に音楽制作がしたいクリエイターは軒並み乗り換えてしまっています。

ご参考になれば幸いです
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