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ロマン主義(Romanticism)のイメージがいまいちよくわかりません。


広辞苑で本を引くと、

「(1)、フランス大革命後19世紀初めにヨーロッパで展開された文学上・芸術上の思潮。ブルジョアの俗物性の支配する社会に反抗して、異郷や過去にユートピアを求め、個性・空想・形式の自由を強調した。(以下略)

(2)、夢や空想の世界にあこがれ、現実を逃避し、甘い情緒や感傷を好む傾向。」


とでてくるのですが、

イメージとしては、極端な話を例にすると、

現実を見ず、小説を読んで空想する人、アニメが好きで家にこもってアニメを見ている人をロマン主義者というのでしょうか。そう考えると、男のロマンは今はアニメにあるような気がします。


また、もしよろしければ、適当な小説を紹介いただけないでしょうか。


とりとめのない質問ですが、御回答いただければ、と思います。
どうかよろしくお願いします。

A 回答 (1件)

17-8世紀に興隆した啓蒙主義に反対する立場として登場したのがロマン主義、というのが歴史的な位置づけではないかと思います。

これらの概念をどう規定するのかは論者によって様々なので確定的なことは言えません。ただ、恐らくロマン主義にとって本質的な側面は、啓蒙主義的な世界観に対するアンチとして自己規定しようとする点にあるのではないかと思います。なので、[言葉をどう使うかは自由ですが] 単に「現実を見ず、小説を読んで空想する人、アニメが好きで家にこもってアニメを見ている」ことだけをもって「ロマン主義」というのは少し違和感があります。

辞書的な定義だとしっくりこないですが、以下のようなまとめはどうでしょうか。
啓蒙主義:発展した知識が個人的・社会的解放の道具になりうる、という思想。コスモポリタンな文化であり、ローカルな視点からくる制限を乗り越え、客観性を求める。
ロマン主義:コスモポリタンな視点を拒み、前合理的な直観などを復活させる。解放は論証的な知識ではなく、霊感の閃き、詩、芸術、直観に導かれねばならない。
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