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ガンダムシリーズの初代であるファーストガンダムは、当時のアニメの
常識をくつがえすような画期的なアニメだったと言われています。
通常、アニメと言えば子供向けの物ですが、ガンダムは真っ向大人相手に
戦争をリアルに表現した作品制作をしました。

…と、いうような感じで、ガンダムファンはその作品性を凄く賛美します。

しかし、もっと昔にも戦争をテーマとした有名アニメがあったじゃないですか。
「宇宙戦艦ヤマト」は?
ヤマトには、ロボット(モビルスーツ)は登場しなく、ガンダムとはちょっと
傾向の異なるアニメではありますが、ヤマトの方が大人向けSF戦争アニメの
元祖だと思います。
だとすれば、ガンダムは言われてるほど画期的でもない気がしますが
どうなんでしょう?

ヤマト放映時はまだ生まれてなく、あまり知らない私ですが、教えてください。

A 回答 (9件)

ガンダムが画期的だったのは人類同士が真っ当な理由で戦争をする設定にある。


ところどころリアリティのある描写や設定はあっても所詮ガンダムも子供向けロボットアニメの範疇でTVシリーズは結構な感じで従来のロボットアニメに見られるロボットプロレスをしている。

>ヤマトの方が大人向けSF戦争アニメの元祖だと思います。
どっちが元祖でもいいのだけど、ヤマトは勝った負けたの戦争というより冒険活劇の要素の方が強いと思うよ。
細かい事を言い出したらガンダムはそもそもSFじゃ無いとかそういう論議にもなる。
本来SF(サイエンスフィクション)であるかないかは科学的な整合性の有無にあるから、あの全長の2速歩行型ロボットが地上を歩いているだけでもSFじゃ無いとも言える。

ルパン三世('71)の頃から少しずつ大人がハマるアニメが登場し始め、宇宙戦艦ヤマト('74)でハイティーンのアニメファンを生む土壌が作られ、その開拓された道の先に機動戦士ガンダム('79)が生まれる訳でガンダムがヤマトの作った恩恵やSFブームの恩恵の色濃く受けているのは間違いありません。
しかし、子供向けの玩具を売る為の30分CMと蔑まれていたロボットアニメで人類同士がお互いに真っ当な理由を持って戦争する事は画期的で、それはヤマトが地球を離れて宇宙人(ガミラス帝国)と交戦しながらイスカンダル星に向かう話とは「傾向」ではなく全く異なる所です。
今でこそ当たり前のように人類同士の戦争をアニメが扱うようになりましたが、第二次大戦後の敗戦国として「戦争」というものに過敏だった時代にそのタブーを打ち破った功績は画期的という言葉に置き換えられてもなんら大げさでも嘘でもないのです。

ガンダムをリアルだと賛美しているのは初代から見ていない世代で、リアルタイムにガンダムを見ていた世代はその子供的な部分と大人びた部分を理解して画期的だったと称している。
ガンダムにリアリティはあっても決してリアルでは無かった。
大人向けSF戦争アニメの元祖で言えばヤマトもガンダムも間違いで、リアルと言う意味での元祖大人向けSF戦争アニメは太陽の牙ダグラム('81)。
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追伸ですが、どちらが悪いともなくです。

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あくまで個人的な主観です。

ガンダムは、当時の社会風景そのものだったと思います。民主主義社会のアメリカ、日本(地球防衛軍)、赤い彗星シャアのいるジオン(赤ですので、社会主義国家、現ロシア、東ヨーロッパ。中国はこの頃相手にもされてない)との戦いそのもので、その中で育った人々は、何が正しいのかも分からずにひたすら愛すべき人達がいる国家の為に、戦っている点が、それまでのヤマト等には無かった部分ではないでしょうか?
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どちら視聴率が稼げず本放送は失敗であったのも似てますね。


ガンダムは予定より短くなってますしね。
またどちらもブームに火がついたのは劇場版が公開されてからです。
まあどちらも設定として斬新だったので本放送時はなかなか受け入れられなかったという事でしょう。

宇宙戦艦ヤマトにスタッフを見ればわかりますが、その後活躍されるアニメ関係者やSF関連など多くの名前を見る事が出来ます。
まあヤマトが無ければ間違いなくガンダムは無かったでしょう。

個人的には「ボトムズ」の本放送を最初に見たときの衝撃の方が大きかったですが…。
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ヤマト世代です。



ヤマトは子供むけのアニメを大人の鑑賞にも耐える作品にした。
という意味で画期的でしたが、

世界観的には、悪と正義がはっきりしており、
作品的には勧善懲悪的な色合いが強かった。

そういう意味では昭和の色が濃かった。

が、ガンダムはそういう世界観を越えたところが、
よかったのと、

ヤマトは様々な点で、SFというには、リアリティに欠け、
子供心に突っ込み所満載の、
ある意味ギャグのような作品だったが、
ガンダムあたりはそのあたりを払しょくした
作品ではありました。

ヤマトがガンダムに勝っているのは、
ヒロインが美人だという点において。くらいか。
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もの凄くひねくれて、もの凄くマニアックなことを。



機動戦士ガンダム(以下ファーストと表記)の革新性は、富野由悠季監督が好き放題やれた番組だということです。事実、お書きになっているポイントは前作品のザンボット3でその一端がかいま見得ます。革新性として出してくださったものは富野監督の作家性に大きく根ざしています。
ストーリーのベースになっているのはSF作家のR・A・ハインラインの「宇宙の戦士」であるのはよく知られたところ。少し前にバーホーベンが「スペーストルーパー」として映画化して劣化させてしまいましたが。軍隊にパワードスーツを配備するとか若者がパイロットとして様々な経験をするとか骨格はかなり似ています。ホワイトベースは出ません。
一番のエポックメイキングとしては、「玩具屋さんが儲からなかった」事でしょう。これに関してはお書きの内容をフォローするものになります。つまり、玩具メーカーの想定した視聴者層のお子さまにはあまりヒットせず中学生以上の少年に受けたため、設定無視のロケットパンチや肩にミサイルがついている玩具は見事に売れなかったんです。これでメーカーのクローバーの業績が傾いてしまうという影響すら出ました。蛇足ですがガンプラは本放送中には出ていません。放送終了後です。

対して宇宙戦艦ヤマト。
こちらは「プロデューサーで右翼的思考の西崎義展氏、軍隊マニアの松本零二、SF集団のスタジオぬえがチームで作った作品」というのが最大の要因です。
「人類の存亡を掛けて英雄的行動で先の見えず祝福もされない無茶な旅に臨む血気盛んな若者」「不沈駆逐艦雪風をモチーフに取り込んだり第二次大戦時の用語を各所にちりばめる」「ワープや波動エンジン、波動砲発射シーケンスなどSFマニアが唸る設定」
これら全てが斬新でした。女々しさを一切排除して男性目線を貫いたところも特徴的です。
ただ、物語としては「戦争にコテンパンに負けて、最後の逆転に掛けるため相手の本拠地へ特攻を掛ける」のが趣旨ですから戦争アニメとは少しずれがあります。どちらかというと「子供向きと言いながら大人が戦争で負けた悔しさを晴らすために作ったアニメ」とも言えてしまいます。

抑えておかねばならないのは「ヤマトが放送終了後に人気が出て、映画まで大ヒットしたからこそファーストガンダムもそこをなぞって成功することができた」一面があるところ。これは特筆すべきです。
また、どちらも番組を支持するファンが全国レベルで組織を作り、ムーブメントを起こしていったからこそ成功したんです。だからこそ未だにファンの間で語り継がれる作品となったんです。

……回答になっていない気がする(´・ω・`)
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ヤマトの凄さは次の2点に集約されるかと。



1.そもそもの発想力の凄さ。

だいたいあの頃「東シナ海に沈んだヤマトを浮上させ、新たな任務に付ける」という発想そのものが、社会的に無かった・・・というか「原爆の保持」みたいにタブー視されていたんです。そこを敢えて「納得性の高い形で」やっちゃうという発想力が凄すぎるんですね。このインパクトが、今に至って「右翼の街宣車が宇宙戦艦ヤマトを流し続ける」源流です。それまでは「戦友」とかの軍歌だったんですからね。

2.発想を裏付ける「センス」の凄さ。

でも、「ヤマト浮上」だけじゃああはならなかった。ヤマト発進時の緊迫感や、波動砲発射時の管内の集中度、さらに、コスモタイガー発射時、一旦沈んでから離昇していく描写(宇宙ではあり得ないと突っ込まれましたが)など、実写の戦争映画さながらの「リアル感」が横溢していたんです。当然、各種の名セリフもちりばめられており、ガンダムはこの「センス」の凄さを確実に受け継いでいます。

とはいえ、ヤマトは「放映が途中で打ち切られるなど、1クール目以降明らかに作品の質が落ちストーリーが改変されたこと」「ネット右翼の元祖みたいなプロデューサーの発想と、本気のSFを作ろうとしたスタッフとの微妙なずれ」から、妙な形で続編が何回も作られちゃったこともあり、ガンダムに比べて「イマイチ」感が残っちゃった作品になったんですよね。

まあ、宮崎駿カントク作品で言えば、「ヤマト」は「カリオストロの城」、「ガンダム」は「風の谷のナウシカ」ですね。ガンダムの方が完成度は高く確かに名作ですが、それには事前に「ヤマト」でファンやスタッフの「地ならし」があったからだと言ってもいいかと思いますよ。
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「マジンガーZ」が「個人戦」だとすると「ガンダム」は「団体戦」。


「悲しいけど、これ戦争なのよねぇ」双方の正義(理由)。双方の悪。
最近の「スカッとしないアニメ」の走りでしょうか?
例えば子供の食糧をかすめて食べる老人が描かれます。老人に云わせれば「食糧が少ないのが悪い(オレは悪く無い)。」。
作品を見る対象の子供相手に必要?とも思われます。

「宇宙戦艦ヤマト」は「勧善懲悪(水戸黄門)」に当てはまります。ガミラスに「エクソダス(古い母星からの脱出)」と云う正義が有るコトを誰も知らないよねぇ。

もし「元祖」をお探しなら特撮ですが「ウルトラマン」「ウルトラセブン」をお薦めします。
「ウルトラマン」23話「故郷は地球」ジャミラは元宇宙飛行士。30話「まぼろしの雪山」ウー。33話「禁じられた言葉」メフィラス星人。35話「怪獣墓場」シーボーズ。
「ウルトラセブン」6話「ダーク・ゾーン」ペガッサ星人。11話「魔の山へ飛べ」。12話「遊星より愛をこめて」以降多数。
脚本家の金城(カナグスク)哲夫さんは「TDF=自衛隊」「セブン=アメリカ軍」と描いていたようで、「星人」は敵だとは限らないようです。

ちょっとまわり道します。
WWII(第二次世界大戦)でドイツは「電撃作戦」と云う新しい戦略(戦術)を行いました。
電撃作戦を支えたのは「MBT(主力戦車)」「アサルトライフル」「パラシュート(降下?)」など新しい兵器ですね。

「ガンダム」の世界では量産型モビルスーツ(「ザク」「グフ」「ドム」「ジム」「ボール」など)とミノフスキー粒子。
「RX-78」は普通車に対するスポーツカー(の試験車)です。普通突出した機体1台(機)で戦局を左右出来ません。
ジオン公国が行った「コロニー落とし」と云う戦略(戦術)。その実現手段としての「ザク」。
「MS IGLOO 2」など当時「ザク」がいかに恐ろしい兵器だったかが伺えます。

個人的には「ガンダム」より後の「ボトムズ」が好きなのですが、「戦争の悲惨さ」を最初に描いた「ロボットアニメ」は、やはり「ガンダム」でしょうねぇ。
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えーと、まぁ色々理由はあると思いますが、ガンダムのリアルな戦争ってのは「地球人同士による」「どちらが正義ともいえない」戦争だってことです。


ガンダムより前のロボット物の多くは「ある日突然襲ってきた悪の宇宙人・組織」に対し「絶対的な正義の味方」が立ち向かっています。
この点が違うことがリアルな戦争を描いているって評価になってます。

ヤマトはというと・・・・宇宙からの侵略者ガミラスから地球を救うためにヤマトが立ち上がるって完全に後者のパターン、つまり「今までどおり」の設定だと言うことです。
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