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今原発事故で騒がれている放射性物質について疑問に思ったのですが、
一度放射線を出すようになってしまった放射性物質を、半減期を待たずに放射線を出さないようにする方法は無いのでしょうか。

汚染水処理装置や除染も放射性物質を移動させているだけで、放射性物質の総量は変わってないですよね?

あんまり詳しい原理はわかってないのですが、今騒がれているセシウムやヨウ素などの放射性物質も元々は放射性物質ではなくて(というか別の元素?)、原子炉の中で化学反応を起こして放射性物質になった・・と解釈しています。(合ってますでしょうか・?)

もともと放射性物質でなかったものが放射性物質になるなら、化学反応を起こすことによりその逆もできないのかなと思いました。

そういうことは重力があっても反重力が無いように不可逆で、できないことなのでしょうか?
それとも効率であったり、技術的に確立していなくてできないのでしょうか。

放射性物質を非放射性物質にするという視点のニュースや記事を一度も見たことが無かったんですが、それが技術的に少しでも可能性のあることならそういう方向の技術も発展してほしいなと思いました。

この分野に詳しい方教えて下さい。

A 回答 (5件)

>原子炉の中で化学反応を起こして放射性物質になった


これは間違いです。
化学反応では無く、核反応です。

原子は中心に原子核が有り、その周りを電子が取り囲んでいる事はご存知でしょう。
化学反応はこの周りの電子の働きで起きますが、核反応は主に原子核の働きで起きます。
化学反応で発生するエネルギーは数eVの大きさです。
(eVはエレクトロンボルトと言い、電子1個を1ボルトの電圧で加速した時に得られるエネルギーです。)
これに対し核反応で発生するエネルギーは化学反応の百万倍ぐらい(あるいはそれ以上)の大きさです。
(原子力が大きなエネルギーを生み出せる理由です。)

このように関係するエネルギーが百万倍も違うので化学反応のエネルギー程度では原子核に影響を与える事は出来ません。
出来る事はせいぜい、放射性物質とそうでないものに分けて放射性物質を集めることぐらいです。
集めた場所では放射線のレベルは強くなります。
なんとか菌で放射能をなくすことが出来るなどというのは真っ赤なウソです。

放射性物質を処理する方法として中性子やγ線を照射する事が検討されています。
この場合は核反応によりより半減期の短い元素に変えることで短期間で安定した元素にする事を目的にしています。
半減期が短いという事はそれだけ沢山の放射線を出すという事を意味します。

放射性物質の処理についてはここが参考になるでしょう。
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/senmon/old/backend …
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この回答へのお礼

化学反応ではなく、核反応であること、
教えていただいたことを元に自分なりにも調べてみましたが
化学反応と核反応はまったく別物で、それがゆえに原発では大きなエネルギーが得られるんですね。

教えていただくまで何か薬品を散布するとかそういう方向で放射線を出さなくできないものかとか思っていましたが、現実的ではないんですね・・。

お礼日時:2011/08/23 11:30

放射線を出さなくする方法があれば安全な原発を作ることができるかも知れませんが、残念ながら物理理論からその方法はありません。


原子核反応がどんな条件が元で起きるようになっているか知ることが重要です。
自然界で原子核反応が大規模に起きるのは太陽の内部や超新星爆発といった、とんでもないエネルギー環境でだけです。
人工的に原子核反応を起こすことができるのは、素粒子加速器と言う直径何キロもの巨大な装置で大電力でほんの少しの粒子にエネルギーを蓄えて多少の反応を観測できる程度です。
この高エネルギー下できた放射性元素ですからその内部に持っているエネルギーは太陽と同様、人の力で制御できるような物ではありません。

原子炉は単にウラン等の放射性物質を高濃度にして反応が加速するように条件を整えているだけです。
この条件は爆発的になるか穏やかになるか微妙な境界域で調整されているだけです。
原子炉と核爆弾は原理的には全く同じもので、複雑な装置で微妙な調整ができるかどうかに違いがあるだけです。
核爆弾反対を主張しながら原子炉を作り続けた日本の立場は科学者から見れば理解できません。
そうして、かなりの数の科学者が予想していた通り、この装置は災害で故障し福島原発は小爆発を繰り返す核爆弾(再臨界)になったのですが、今でも原子炉溶かして地下にもぐりこんだ核燃料は爆発を続けている可能性があります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2011/08/22 18:05

化学的方法では不可能です。


原発で生成された放射性セシウム等は、ウランの核分裂反応で生成されたもので、化学反応で出来たものではありません。

また放射性物質は、通常の安定同位体と同様、さまざまな化学変化を起こします。(例:水や二酸化炭素と反応して、水酸化セシウム、炭酸セシウム等に変化します)
しかし、どのように化学反応を起こさせても、放射性の核種は無くなることはありません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

化学反応と核反応がまったく違うということがわかりました。

お礼日時:2011/08/22 18:04

化学反応とは少し違いますが、まぁそんな認識で良いでしょうか。



安定同位体になったら、放射線を出さなくなります。
原子炉では、放射線を出していてもらいたいので、効率よく、しかも長期に放射線を出してくれる物質が使われているわけです。
半減期を早める方法は、ちょっと難しいですかね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2011/08/22 18:03

放射性物質から放射線を出さなくする方法



核反応させる。核反応させて安定同位体にすれば放射線を出しません
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E5%AE%9A% …

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%B8%E7%A8%AE% …
こんな感じで、安定同位体になります
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この回答へのお礼

核反応と化学反応はかなり違うんですね。
簡単にできることではないということがわかりました。

お礼日時:2011/08/22 18:03

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