A 回答 (2件)
- 最新から表示
- 回答順に表示
No.2
- 回答日時:
質問の添付図は、1体積と1体積が反応して、2体積になる反応、すなわち、
水素とヨウ素あるいは水素と塩素の反応などの説明として示されているのだと思います。
したがって、(1)のコメントは、「気体反応の法則に反する」ではなくて、「実験事実に反する」とする方が正しい思います。
これら、(1)、(2)、(3)を合理的に、説明するものとして「気体反応の法則」や分子説が出てきたのであって、いきなり「気体反応の法則に反する」というコメントでは、話しの順序が逆になり、質問者のような疑問が生ずるのは当然で、添付図の説明がダメです。
No.1
- 回答日時:
wikiで気体反応の法則を引いてみました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%97%E4%BD%93% …
確かに気体反応の法則は「簡単な整数比が成り立つ」というものです。
この法則は実験に基づいているものです。
その法則を踏まえて発展させた考え方がポイントになります。
水素と酸素が反応して(気体の)水ができるという反応では体積比は2:1:2になります。
これを物質を作っている粒子の数の関係であると考えようというのが発展です。
「同じ体積の気体の中には同数の気体粒子がある」と考えるのです。
wikiには
「イェンス・ベルセリウスは、この法則の体積比が各化合物の原子の数の比と対応していると考えて、多くの化合物の組成式を決定し、そこから原子量を決定した。」
「ベルセリウスの考えに従うと同じ圧力、同じ温度、同じ体積の気体には同じ数の粒子が含まれるということになる。 しかし当時は水素や酸素は原子1個からなると考えられていたため、これをあらゆる気体に適用するならば、水素原子2個、酸素原子1個から水分子2個が生成しなければならず、原子の数に矛盾が発生してしまう。」
と書かれています。
分子というのは原子が集まって作る塊であるというのは認めています。化合物の場合は必然的に複数の原子が含まれていることは出てきますが単体については原子1つでできているとしか考えようがなかったのです。
体積比で2:1で反応するということは水の分子の中には水素原子2つ、酸素原子1つが含まれていることを示していることになります。でも気体の水素、気体の酸素は原子1つでできています。
そうすると粒子数の比は2:1:1になります。
○+○+●→[○●○]です。
ところが「実験で確認された」体積比が2:1:2になるというところが矛盾なのです。
アボガドロの分子説と言われているのは「単体に構造を認めた」というところにポイントがあります。
水素も酸素も同じ原子が2つくっついた分子を作っているという主張です。
[○○]+[○○]+[●○]→[○●○]+[○●○]
これで2:1:2になります。
整数比になるということが問題になるのではなくて整数比の数字が問題なのです。それが物質の構造のモデルとうまく合うだろうかというところが問題になっています。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 化学 窒素の還元反応(アンモニアの合成反応)は可逆反応であり、ルシャトリエの法則に従った場合、次の事実を説 2 2023/06/16 12:56
- 化学 ヘンリーの法則とボイルの法則について 1 2022/07/26 23:51
- 化学 化学の混合気体の状態方程式 3 2022/11/15 21:21
- 物理学 熱力学 エントロピー 断熱自由膨張 熱力学第2法則 クラウジウスの不等式 2 2022/07/14 12:58
- 政治学 政教分離原則について説明した次の文章のうち,適当でないものを1つ選びなさい。 ①日本国憲法において政 1 2023/01/22 14:22
- 化学 温度変化に伴う圧力と体積の変化について 2 2022/07/25 17:21
- 化学 化学の分圧の問題です。お助けください。 2 2022/11/07 22:48
- 物理学 教科書に載っていたボイルの法則の例について、減圧すると気体の体積が膨張すると思うのですが、膨張した分 2 2023/02/10 23:59
- 物理学 参考書に圧力-体積仕事の公式として W=-P外部×ΔVが紹介されていました。 そして、この公式を使っ 2 2023/01/25 21:25
- 物理学 宇宙は無限か有限か? 4 2023/05/28 13:35
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
メタノールの炎はほとんど無色...
-
蒸留と分留の違いを教えてくだ...
-
二酸化炭素1.00molの中に、酸素...
-
ガスケット....?教えて!
-
26の8乗➗26の6乗がどうやって26...
-
化学 I2(ヨウ素)の色が、黒紫だ...
-
完全な平面どうしは密着させる...
-
子供がメロンソーダにアイスコ...
-
器壁 の読み方を教えてください
-
水酸化カルシウムのように,か...
-
ABS樹脂の毒性について
-
単体と元素の違いについて教え...
-
ドライアイスの臭い。
-
ドライアイスで死ぬ?それも一...
-
大気中の「臭い」って何処に消...
-
炭酸ナトリウムをさらに分解す...
-
エチブロの発ガン性
-
油拡散ポンプについて
-
二酸化炭素消火器が普通火災に...
-
化学物質の粒子の大きさ
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
炭酸ナトリウムをさらに分解す...
-
ABS樹脂の毒性について
-
g(グラム)からmol
-
ppmCのCは何ですか? ppmとppmC...
-
炭酸水素ナトリウムを熱分解す...
-
蒸留と分留の違いを教えてくだ...
-
完全な平面どうしは密着させる...
-
これってどうやって計算したの...
-
PPやPEを溶かすと発生する有害...
-
ガスケット....?教えて!
-
教えて下さい。
-
メタノールの炎はほとんど無色...
-
単位:m3NのNの意味を教えて...
-
二酸化炭素1.00molの中に、酸素...
-
ドライアイスで死ぬ?それも一...
-
無機質と有機質
-
雰囲気ガスはなぜアルゴン?
-
26の8乗➗26の6乗がどうやって26...
-
水道水を汲み置きするとphは下...
-
木炭は炎がでない → さらに深...
おすすめ情報