プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

学校の探究活動で、インドフェノール・キシレン比色法を使って、アスコルビン酸を調べようと思っているのですが、方法がいまいちよく分かりません。教えていただけませんか?

A 回答 (2件)

私は分析の専門家ではありませんが、以下簡単に纏めておきました。



【原理】
測定に使う物質は2,6-ジクロロフェノールインドフェノールナトリウム(C12H6Cl2NNaO2[酸化型])
酸性では赤、中性・塩基性では深青色(pKa = 5.7)
アスコルビン酸から水素を2つ受け取って、
還元されるとC12H8Cl2NNaO2となり、無色になる。
滴定法、または比色分析によりアスコルビン酸の定量に用いられる。

【比色定量方】(J.Biol.Chem.の論文より抜粋)
(もし本気でビタミンCの定量を生体サンプルで行うなら、上記論文を
取り寄せるべきです。以下最も標準的な方法を記しますが、
例えば500 nm前後にゴミとなる吸収が入ってしまった時のヒドロキノン処理や、
亜硫酸塩や鉄・錫の混入に対する過酸化水素処理など、
いくつかの事例が元論文には出ています。)

2%メタリン酸1N硫酸水溶液で組織からビCを抽出する。
1-5 mL(大体0.02-0.15 mgのビCを含むとする)ぐらいのサンプルに
対して、同じ容積(以後ブランクや検量線用サンプル、複数のサンプルに対して
これと同じ容積で測定する)の酢酸緩衝液(pH 4.0)を加え、更に2 mLの
2,6-ジクロロフェノールインドフェノールナトリウムのアセトン溶液
(インドフェノール塩25 mgをアセトン200 mLに溶解して調整)と
キシレン10 mLを加え、良く撹拌する。キシレン相を集め、500 nm前後の
極大吸収に関して吸光度を求める。

まあ、無理して比色分析しなくても、滴定で概算は求まると思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

すごく助かりました。なんとかしてJ.Biol.Chem.の論文を取り寄せたいと思います。本当にありがとうございました。

お礼日時:2003/11/17 22:52

もしあなたが大学生なら、


図書館に行ってJournal of the Biological Chemistryという雑誌の
160巻217-225頁(1945年)に載っている、
Robinson, W. B.; Stotz, E.らによって報告されている、
インドフェノール-キシレン比色定量法の詳細を調べましょう。

見つからなかった時はまた補足質問してください。

この回答への補足

前に調べてようと思ったのですが、古すぎて、ありませんでした。(大学生ではありません。)

補足日時:2003/11/17 20:47
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!