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危険物第5類は自己反応性は火があれば酸素が無くてもそれ自体がもえるのでしょうか?
第1類の酸化性固体とは、なにがちがうのでしょうか?



第3類の自然発火は、自己反応性とちがってどんな燃え方なのでしょうか?

A 回答 (1件)

危険物の化学、物理は高等学校のレベルです。


一度、復習されてみてはどうですか。
問題集だけを見るのではなくて参考書、解説書も見て下さい。
危険物で出てくる物質や性質の中には高校では出てこないものもありますが、全体的なイメージ、背景にある考え方は全て高校レベルです。普通の高校生で充分理解できるものです。
試験に通りさえすればいいというのであれば資格を取っても危ういものになってしまいます。
監督者の責任を問われるような場面が起こることになるかもしれませんね。

「自然発火」は文字通り「自然に発火する」という事です。
わざわざ火をつけなくても勝手に燃えはじめることがあるということです。
この燃焼では燃える条件の中の1つである「着火源」を必要としていないのです。
酸素は必要としていますから自己反応性物質の燃焼とは異なります。
周囲にある酸素との反応が接触するだけである程度の速さで進むのです。
空気と接触するだけで直ぐに発火するものもありますが発火までにかなりの時間が必要であるものもあります。
昔は炭鉱のそばのボタ山での自然発火がよく新聞に載りました。
脂のしみこんだぼろきれの山なども自然発火する可能性があります。
カイロの中には鉄粉が入っています。カイロの熱は鉄粉の錆びる時に出る熱です。
こういう風な発熱が着火に結びつくような環境にあれば自然発火だと言うことができるでしょう。

第3類は「自然発火性物質」および「禁水性物質」です。
禁水性物質がなぜ一緒に出てきているかも分からないのではありませんか。
高校の化学では必ずNaと水の反応が出てきます。
Naは水と直接反応します。
洗面器に水を入れてNaの塊を入れます。
Naの塊が小さいとただ水に浮いて反応するだけです。
でも少し大きくなるとを炎が出て燃えはじめた後に爆発が起こります。
米粒大の塊でも爆発します。
Naと水との反応で生じた熱が蓄積すると着火するのです。
どちらも着火源は必要ありませんから自然発火だとしてもいいでしょう。
ただ着火の原因となる反応熱が空気との反応で生じているか水との反応で生じているかの違いです。
NaやKは水、空気との接触を断つために灯油の中に保存しています。

第5類の自己反応性物質は火薬類だと思えばいいです。ニトロ化合物などではニトロ基(-NO2)の中にある酸素OがNから離れて他の部分にあるHやCと反応します。空気中の酸素を使わなくてもいいのです。
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