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Ag(s)からAg+(aq)になるときの標準生成エンタルピーは+105.58です。
しかし、Agから電子が出るため、電子のエネルギーの分だけエンタルピーは減少するのでは?と考えてしまいます。
また、アニオンの生成では標準生成エンタルピーは-になっています。これはどう考えればいいのでしょうか?お願いします。

A 回答 (3件)

すみません。

No2です。
> 陽イオンでもM+(aq)のものが多いです。
と訳のわからぬことをかきました。”陽イオンM+(aq)生成でも発熱(エンタルピー変化マイナス)のものが多いです。”のつもりでした。
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ご存知の通り溶液については(1/2)H2(g)→H+(aq) + e(aq)の過程の標準エンタルピーをゼロを基準としています。

例えば水素と塩素から塩酸を作る変化
(1/2)H2 + (1/2)Cl2→HCl(aq)
の全体のエンタルピー変化は-167 kJ/molです。ここで
(1/2)H2(g)→H+(aq) + e(aq)
のΔH=0と約束してしまえば、
(1/2)Cl2(g)→Cl-(aq)
の生成エンタルピーは-167 kJ/molと決まります。一旦こう決めてしまえばNaとCl2からのNaCl(aq)の生成エンタルピーを決めれば、それから-167を引いてNa+(aq)を決めることができます。加成性が成り立つので、これで全体矛盾なく定められます。(以上余計なことを書いたかも知れません。)
Ag + (1/2)Cl2(g)→AgCl(aq)
の生成エンタルピーがマイナスでもその値がCl-(aq)より絶対値が小さければAg+の生成エンタルピーはプラスになります。
Ag金属がばらばらになりAgイオンに分かれて水和されるまでの過程で吸熱であっても特に奇異ではないのでは、と感じますが。

標準生成エンタルピーがマイナスなのはNo1さんがおっしゃっておられるように発熱です。陽イオンでもM+(aq)のものが多いです。そもそも単体から塩を生成した時点で、エンタルピーも下がっていてマイナスのものが圧倒的に多いです。ΔH<0だけでいうのは難ありですが、これは塩を作った方が安定ということに対応しています。
これを水に溶かして水和させると塩の場合若干エンタルピーが上がる(吸熱反応)のが多いですが、全体としてはエンタルピーは原系に比べマイナスのままです。よって陽イオンも陰イオンも標準生成エンタルピーはマイナス傾向なのです。
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>Agから電子が出るため、電子のエネルギーの分だけ…


その分は「Ag(s)からAg+(aq)になるときの標準生成エンタルピー」の中に含まれています。
>アニオンの生成では標準生成エンタルピーは-になっています。これはどう考えればいいのでしょうか…
どのアニオンか分りませんが、標準生成エンタルピーが負なのは「発熱」(エネルギーを発生する)であることを示しています。
正の値の場合は「吸熱」です。
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