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予言の自己成就はなぜそのような現象が見られるのだと思いますか?

また予言の自己成就の具体的な事例を教えてください

A 回答 (2件)

心に思ったことを実現するためにイメージしたり口に出したりして行うアサーションというものもありますがこれと同じような現象ということと理解してよろしいでしょうか?(もし違っていたらごめんなさいm(__)m)認知心理学では目に見える世界、つまり人間が5感を使って認知する世界は目に見えない心にある思いの反映だということが分かっています。

心にある思いが現実の世界に形として現れているということですね。それがポジティブなことでしたら成就するといいますが、それがネガティブな思いの場合には具現化された現実を目の当たりにした時にそれが自分の思いからだと認知することができずに私達は苦しんだりして悩んだりします。

自己成就するとき人間はその思いを100%信じてるときに起こるようです。その思いが疑いのないものであればあるほどそれははっきりと映画館のスクリーンとなって映し出され(成就する)ます。不安や迷いを少しでも持つと成就せずに不安を煽る出来事が逆に起こります。心の思いをネガフィルムに例えると、認知というプロジェクターによって現象がスクリーン(外の世界)に現れるという原理になります。成就することに対して自己の心に迷いがなく勇んでる状態でイメージできたり、また絶対の思いがありながらなかなか思うようにいかなくてあきらめかけた時に新しい道が開けたり閃いたりする事があるのですが、このとき迷いや不安が払しょくされて思いが再び絶対に変わり成就されることが多いようです。

一般的な事例としては次のようなものが挙げられます。

  ・受験や就職の面談などで自分が無知でなく得意であったり自信のある科目や仕事だった場合には自   分自身をその場面にイメージして融け入らせることができるため思い通りになることが多い。

  ・欲しいもの(恋人や車など)を自分が楽しく乗りまわしたり、恋人と一緒に居る姿をふとはっきり   思い描くことができるとき(無理にではなく楽にイメージできるとき)。

  ・青森の奇跡のリンゴの木村さんも長い年月をかけてようやく試行錯誤を繰り返しながら閃きやふと   心に入ってきたイメージに助けられて不可能を可能にされたお一人です。
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予言の自己成就とは、たとえば一般人である自分のことを有名人だと信じている相手と会話するとき、相手の期待にそうような言動をその人は無意識的に取る、というものです。

なぜそういう現象があるのかについてですが、やはり人間の脳の特性ということでしょう。コンピューターと違って、脳は常に変化する外界の環境に対して情報処理をしなければならないので、それらの変化を逐次処理するわけにはいきません。そのため、できるだけ処理資源を節約しつつも、適切に環境に反応するように進化してきたのだと思います。だから人間はそれを無意識的にやってしまうんです。自分のことを有名人だと思っている人と会話すると、相手の表情や言動などから、自分を有名人と思っている情報だけを無意識的に選択し、そしてその情報に確証を与えてやるために自分でもそういう(有名人らしい)行動を取る。そうすることによって脳は処理資源を節約しながらも適応的行動が取れるので、自動的にそういうことをしようとするのでしょう。もちろんそれはあくまで無意識なので、意識してそれをやめようとすればやめられるでしょう。ただ、そういうベクトルが人間には働き、意識しない場合は結果的に流されやすく、それが予言の自己成就という現象として起こるんだと思います。

ちなみに私がこの概念を知ったときは思わず手を叩いて納得してしまいました。思い当たることがあったからです。会社から派遣されてある資格講習を受けたのですが、教官の人と相性が悪く何でもない実技試験で散々ミスを連発して、合格率ほぼ100%と言われていた試験に落ちてしまいました…。思い返せば、その教官のすべての表情や言動が、自分に対して否定的なもののように見えていました。そして私は実際に、その教官が持っている情報(と自分が予言したもの)に確証を与える行動をとり続けてしまったのです。変な具体例でわかりにくかったかもしれませんが、恋愛初期のカップルがすぐに別れることが少ないのも、お互いに予言の自己成就が起こっているとも考えられると思います。
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