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常温ではCO2の方がCOより安定していますが、高温になると逆にCOのほうが安定すると聞きました。

理由を教えてください、
ぜひともお願いします。

A 回答 (2件)

>高温になると逆にCOのほうが安定すると聞きました


高温と言っても1000℃や2000℃では足りないと思います。

理由はエントロピーです。
エントロピーとは「乱雑さ」のことです。
低温では熱力学的なエネルギーがほとんど反応の方向を決めます。
従って、吸熱反応よりも発熱反応の方が圧倒的に多いのです。

温度が高くなるとエントロピーが寄与する割合が増えます。(絶対温度に比例)
ですから、温度が高くなると分子数が増える方向に反応が進みます。
2CO2 → 2CO + O2
で、右辺の方が3分子であるので乱雑さが大きいと言えます。
もっと、高温にすると以下のようなプラズマ状態となります。
CO2 → C(気) + 2(O)
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この回答へのお礼

エントロピーの概念は初めて知りました。
ありがとうございます。

お礼日時:2012/02/21 18:15

COは酸素が有れば燃焼によってCO2になります。

この時には熱が同時に発生します。熱化学方程式では次のようにあらわされます。
CO + 1/2O2 = CO2 + 283 k Joule
発熱反応ですから温度を高温にすれば逆方向の反応が進むことになってCOがより安定化することになります。
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この回答へのお礼

分かりやすい回答をありがとうございます。

お礼日時:2012/02/21 18:16

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