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お世話になります。
小説を読んでいると、たまに「~も蜂の頭もない」「~も蜂の頭もあったもんじゃない」
なんて表現を見かけるのですが、何故「蜂の頭」なのでしょう?
自分なりに調べてみたのですが判りませんでした。
ご存知の方がおられましたら、ぜひ教えて戴きたいです。
宜しくお願い致します。

A 回答 (1件)

全くの推測ですが・・・


「~も蜂の頭も~」と同じような使い方をする言葉に「~も糸瓜(へちま)も~」というのがあります。「はちのあたま」と「へちま」、頭とお尻の発音が似ています。まず「~も糸瓜も~」という言い方があって、それをもじって「~も糸瓜も、蜂の頭もあったもんじゃない」などと言っていたのではないでしょうか。(「しかしも案山子(かかし)もあるか!」っていう言い方もありますよね)

では「糸瓜」の方は、というと辞書を引くと「つまらないものや役に立たないもののたとえ」とあります。食べてもあまり美味くないからかと思いましたが、昔から結構昔から薬や化粧水として栽培されており、役立たずではなさそうです。
http://www.e-yakusou.com/sou/sou328.htm
思うに、実がぶら下がっている様が「ぶらぶらしている」役立たずの意味に充てられたのではないかと勝手に推測します。

他にも「~も糸瓜も~」に似た言葉で「~もへったくれも~」「~もくそも~」などありますが、「へったくれ(つまらないと思うものや価値を認めないものをののしっていう語)」「くそ」のいずれも「役に立たないもの」で何かしら共通点がありますね。

ちなみに「~も糸瓜も~」という言い方は、「文楽の演目の台詞の中に、
「遣りたい暇もやり難い義理も糸瓜も一つ書、・・・」(「双蝶々曲輪日記」※1742年初演)
http://homepage2.nifty.com/hachisuke/yukahon/hut …
「イヤ、白状も糸瓜もゐらぬぞ。」(「桂川連理柵」※1777年初演)
http://homepage2.nifty.com/hachisuke/yukahon/kat …
というのが出てくるところを見ると、長い間に表現が変化した可能性を差し引いても結構歴史は古そうです。

以上、結論の出ないまま思ったことをつらつらと書いてみました。他の方の情報をお待ちしております。
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この回答へのお礼

お礼が遅れましてお詫びします。
とても丁寧なご回答、ありがとうございます。

「推測ですが、、、」と断っておられますが、
ご意見を読んで「なるほど!」と納得してしまいました。
蜂の頭とへちま、確かに語感がとても似ていますね。

そう思ってちょっと検索してみましたところ、
以下で紹介されている斉藤直巳氏の詩に、
「何が糸瓜か 蜂の頭か」という部分を見つけました。

http://www.geocities.jp/imasumi2003/sagyou/booku …

これはきっと、shiga_3様のご意見で正しいのではないでしょうか。

色々と調べて戴いて、本当にありがとうございました(^-^

お礼日時:2004/01/05 00:49

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