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最近のコンパクトデジタルカメラは一万円ちょっとのでもマクロ撮影で1cmまで寄って大きく撮影することができます。しかし一眼レフのマクロレンズは何万円もするのに20cmまでしか寄れません。どうしてレンズだけでコンデジの倍近い値段なのに撮影距離は同じ1cmにすることすらできないんでしょうか。

A 回答 (5件)

一番大きな理由は、撮像素子のサイズの違いです。



コンデジのサイズは、小指の爪の1/3ほど。一方 一眼であれば親指の第一関節から先くらいはあります。
おおざっぱにいって縦横各4倍・面積で16倍くらいです。
大抵のコンデジで、スイッチを入れるとレンズが飛び出てくると思います。ボディの中ほどにある撮像素子から、飛び出たときのレンズの先までを5cmとしましょう。
理屈の上では、レンズのサイズを長さ比で4倍にすれば、一眼の撮像素子のサイズに合ったレンズにできます。
5*4=20cmですね。ちょっとした望遠ズームくらいのサイズになってしまいます。買う人がいるかどうかですね。
逆にいえば、その20cmの中でピント位置を合わせるだけのレンズ位置移動が可能なわけですから、コンデジの場合はレンズ先端直近まで合わせるのも可能になります。

他にも、一眼とコンデジでは要求される画質が大きく違います。
コンデジでは通常2~3m付近で各種収差が少なくなるよう設計します。最近は恐らく、より近距離、そしてマクロ域での収差も以前より考慮しているはずです。
一方 一眼では、無限遠も含めあらゆる距離で一定以上の画質が要求されます。マクロレンズであれば(接写・複写でも使いますから)マクロ域でのより高度な収差の補正が必要で、さらに中~遠距離でも一定以上を維持しているはずです。
近距離になればなるほどレンズの移動距離や収差は加速度的に増えますから、マクロレンズといえど ほどほどの近距離で手を打っているのでしょう。
コンデジであればそれほどの精度は要求されませんし、レンズはその1本ですから画像処理ソフトもそれ専用に収差補正も含めてできてしまいます。
(高級コンパクトといわれるパワーショットS90が、RAWを汎用現像ソフトで処理すると歪曲収差で魚眼レンズでの画像のようになる、すなわちレンズ単体では魚眼みたいな歪曲をソフトで処理している、ということがバレて話題になってましたね)
*ソフトでの収差補正は、最近ではミラーレス一眼では一般化してきています。

ですから例えば、撮像素子がコンデジ並の一眼 PENTAX Qでは、最短7cm(これはたぶん撮像素子から?)の換算35mmレンズが、ユニークレンズシリーズ・04 TOY LENS WIDEとして存在するわけです。

なお、蛇足ですが、私はコンデジの1cmマクロを便利に使っています。もちろん影にならないように工夫は必要ですが、虫の目みたいな視点で撮るのに、パースペクティブとか言い出したり、そんなの必要ないとか言う人は、気軽に近くで大きく写そうと思ったことのない、使ったことがない人ですね。
(批判がくるかもしれないので、当方デジ一5台、コンデジ2桁、フィルムのはもっとたくさん使っており実家はカメラ屋です)
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必要ないし、レンズ先端から1cmだとすると実用的につかえませんし、焦点距離(画角)によって違うのでそれだけで何がどれぐらいの大きさで写るのかわかりません


フィルムカメラでは10円玉を撮ればフィルム面に10円玉と同じ大きさで映るのが1:1と表示します、デジカメだと受光面の大きさで換算しないと比較できません、そして受光面からの距離で表します、これが本当のマクロ撮影の表示です

マクロで1cm寄れるとかズーム10倍とかの表示は大まかな目安ていどで、実用的ではない数字だと思いましょう
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「1センチまで寄れる」性能のことをレンズのスペックでは「最短撮影距離」と言います。


ただし、コンデジて言う1センチというのはレンズ先端からの距離であることがほとんどで、一眼レフのレンズではフィルム面・イメージセンサー面からの距離で統一されています。

つまり、一眼レフのレンズで最短撮影距離が1センチというのはあり得ないのです。


そのかわりに「最大撮影倍率」というスペックでどれだけ大きく撮影することが可能かを知ることが出来ます。
※最大撮影倍率は最短撮影距離での事を言います。


「撮影倍率」というのは、フィルム面・イメージセンサー面で得られた像が実物と比べてどのくらいの大きさで捉えることが出来るかというモノ。
マクロレンズでは「等倍」または「1:1」と表示されますが、コレだと実物と同じ大きさで結像してくれるということ。


邪道ではありますが、一眼レフでは広角レンズを逆さまに取り付けるとレンズ先端から1センチくらいまで接近でき、等倍より大きく写すことが可能なケースがあります。
ニコンではリバースアダプターというのが純正で用意されていたはずで、これを利用するとレンズを逆さまに装着できたはずです。


参考
http://homepage3.nifty.com/nnfuji/Tips/macro/mac …
画像はトリミングしていません。
1センチまで寄れるコンデジで10円玉を3枚目の画像のように拡大できますか?
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重要⇒【寄れる事とアップで写せる事は違います。


大事な事は、最大撮影倍率、つまり、どれだけ大きく写せるかです。

コンパクトデジは、焦点距離を短縮するする事で至近距離撮影を可能にする広角マクロ。広角側で最大撮影倍率となり、望遠側にズームする程、撮影倍率は小さくなります。
一方、一眼(レフ)のマクロレンズは、センサー上の実像が等倍或いは1/2倍となるもので、広角マクロより大きく写せます。

レンズ先端からの最短撮影距離をワーキングディスタンスと言い、この距離が適度に取れないとライティングがままならず、昆虫などは逃げてしまいます。
また、コンパクトデジの広角マクロでは、パースペクティブ(遠近感)強く出て、歪曲収差(周辺部が弓なりに歪む現象)も有って、写すものによっては、これら欠点が目立ちます。
更に、描写性能でも、違いは明らかです。
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理由は、その必要がないからです。


最短撮影距離ばかり気にされているようですが、重要なのは倍率です。私の手持ちの一眼レフ用60mmレンズではレンズから約5cm離れて1:1の撮影ができます。最近は比較的長いマクロ/マイクロレンズではそれ以上離れて1:1の撮影ができます。APS-Cでは幅23mm位の幅まで撮影できます。
一方、同じく私の手持ちのコンパクトカメラはカタログではレンズから1cmで撮影ができますが、試してみると約2cm幅でした。ほぼ同じようなものですね。

ところでレンズから1cmは非常に写しにくいです。被写体を照らすことができません。5cm位あればなんとかなりますね。コンパクトカメラの1cmは使えない、といってよいと思います。照明を考えて5cm程度離すと今度は倍率が下がりますね。つまり大きく写せないことになります。
画質の話を抜きにしても、写しやすさだけでコンパクトカメラと一眼レフ用レンズとでは大きな差があります。価格なりのことはありますね。

なお、一眼レフには接写リングなどがあります。これを使うと、オートフォーカスは使えませんが、コンパクトカメラ以上に大きく写すことができます。リバースリングなどもありますし・・・。

最後に、一眼レフの最短撮影距離はレンズの先端からではありません。撮像素子からの距離です。私のマイクロレンズは最短18.5cmですが、これはレンズ先端から約5cmになります。コンパクトカメラではレンズの先端からの距離を示すことが多いですが、測り方が違うことにご注意ください。
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