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中世期の都市や村では一体どのようにして生活用水を得て利用していたのでしょうか。

近くの川から汲んでくるのだとしたら、その水は各家庭で樽や瓶などに保存したのでしょうか。すぐ腐ったり濁ると思うのですが、だとしたら当時の人々は毎日のように汲みに行くような生活を送っていたということですか。飲水なら腐敗しないアルコールにしたのでしょうが、それ以外の些細な生活用水にまでアルコールを入れたということはないですよね。
あとは料理などにも水を使いますが、使用した水は一体どこへ捨てていたのでしょうか。昔は排泄物や汚水をそのまま道に捨てたそうですが、それと似たような感じでしょうか。

井戸を利用していた場所もあったでしょう。それは、都市の至る所に点在する形で公共のものが存在していたのでしょうか。何十、何百人と人の住む場所に井戸はほんの数箇所、ということはないと思うのですが。

また、町の中でも川から離れた位置に住んでる人々は、たびたび水を汲みに行くのも一苦労でしょう。そういう人達のために、水を売るような業者も存在したのでしょうか。

質問が多くてすいません、とにかくわからないことだらけで困っています。
詳しい方がいればお教え下さい。また、参考になりそうな書籍があればそれも知りたいです。
よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

ほいほい・・・参考文献を紹介した方が早いように思ったのだが、手元の資料は絶版だったので、紹介しても無意味になるので、自重



>中世期の都市や村では一体どのようにして生活用水を得て利用していたのでしょうか。

話が漠然としすぎているので、回答が難しい
表題にある欧州に限定して回答するにも、かなり地域差があるので困る


>近くの川から汲んでくるのだとしたら、その水は各家庭で樽や瓶などに保存したのでしょうか。

生活用水として利用するものであれば、貯蔵施設が家庭毎に存在しているらしい
もっとも、水道が発展している地域もあるし、地下水灌漑施設が発展している地域もあるので、家庭毎ではなく、地域毎・集落毎の管理・貯蔵も多いらしい

>すぐ腐ったり濁ると思うのですが、だとしたら当時の人々は毎日のように汲みに行くような生活を送っていたということですか。

水道施設がない地域では、必然的にそうなる。
もっとも、家畜を使役して重い水を運搬するのが普通なので、面倒ではあるが、想像しているほど重労働ではないだろう
もっとも、水源地との距離の関係もあるので、一概には言えないが

>飲水なら腐敗しないアルコールにしたのでしょうが、それ以外の些細な生活用水にまでアルコールを入れたということはないですよね。

飲料水としては、生水はほとんどありえないらしい
生活用水にしても、地域毎に事情が異なるわけで、一概には言えないが、腐敗するほど保存する・・ということはないだろう
それほどの大容量の貯蔵施設はないだろうし、利用頻度からして腐敗するほどの時間的余裕はないだろう

>あとは料理などにも水を使いますが、使用した水は一体どこへ捨てていたのでしょうか。昔は排泄物や汚水をそのまま道に捨てたそうですが、それと似たような感じでしょうか。

道端に廃棄。まぁ、家屋に外に廃棄するためのダストシュートみたいな施設が大概はあるので、そこから廃棄
路地裏の悪臭は・・・・以下自重

>井戸を利用していた場所もあったでしょう。それは、都市の至る所に点在する形で公共のものが存在していたのでしょうか。

公共のもの、というニアンスは微妙だが、修道院などの宗教施設が敷設した井戸・水道が今も残っているので、そういう部類の公共性のある井戸はそれなりに今でも確認できるはず

>何十、何百人と人の住む場所に井戸はほんの数箇所、ということはないと思うのですが。

そこまで仔細なことは知らないので、なんとも

>また、町の中でも川から離れた位置に住んでる人々は、たびたび水を汲みに行くのも一苦労でしょう。そういう人達のために、水を売るような業者も存在したのでしょうか。

あったそうですが、商売というよりも、慈善事業で代替している話が多い


以上
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今でも水道がひかれていないアフリカやアジアの地域では、井戸や川などの水源に毎日水を汲みに行きます。

その多くが子供の仕事になっているそうです。みんなポリタンクなどを抱えてえっちらおっちら運んでいきます。だから、それらの地域では水は貴重品です。「湯水のごとく使う」なんてのはやはり日本ならではなんですな。

スイスあたりならまだしも、フランスやスペインや中欧では水は硬水です。わかりやすくいやあまずいんですね。紅茶なんて飲めたもんじゃないですよ。
だからヨーロッパなんかじゃワインを水代わりに飲んでいたようですよ。ワインも今ほどアルコール度数が高くなく、水で割って飲むこともしていたようです。

当然水は腐りやすいし、生活排水はぜんぶそのへんに捨てますから不衛生です。つまりちょっとしたことで「水にあたる」のです。だから今でも最貧国では子供たちがじゃんじゃん死んじゃうのです。最貧国では下痢や風邪で簡単に人が死ぬのですが、それはそういうことなんです。

もちろんそれは昔のヨーロッパでも同じです。特に不衛生だったのが都市部で、中世以降の都市では下水がない(!)ですから排水はぜんぶそのへんに捨てます。排水どころか、ウンコもそのへんに捨てます。さらに都市ですから人が密集して住んでいるわけで、だからペストなんかがしばしば流行するんですね。
救いがあるとすれば、日本と違って平均気温は低くてなにより湿度が低いですから、日本に比べれば腐りにくいというのはあると思います。

水を売る業者はどうでしょうね。江戸時代、江戸では真水が出ない佃島近辺では「水売り」というのがあったそうです。でも、中世ヨーロッパ農村部では通貨が普及していないですから、「お金でなにかを買う」という行為そのものが珍しかったと思いますよ。
そもそも人口が少なかったので、みんなそれなりに水源の近くで暮らしていたと思います。ヨーロッパなら、あまり水源が遠いと水汲み中に狼に襲われる心配もありますしね。
でもヨーロッパの修道院なんかは想像を絶するようなところに作られていることもあるので、そういうところにいた修道士さんたちはどうやっていたんでしょうね。

今のチベットやブータンの農村の暮らしが、中世ヨーロッパの農村の暮らしに近いのではないかと思います。
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http://www.kirin.co.jp/daigaku/HST/hstdb/midage0 …

飲料水+食事 というので 薄い発酵ビールとパンの混じったようなものを食していた(だから、ドイツの農民はいつも ほろ酔い気分)だというのを、他の書籍でも読んだことがある。

ビールだと半年くらいは保管が効いたらしい。
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 水がなければ、集団で生活することができません。

古代ローマでは、水道橋を作って遠くから飲み水を運んできたことはご存じのとおりです。ポンペイの遺跡でも、発達した上下水道の様子を見ることができます。

 中世というと範囲は広く、時代的にも長いので簡単に答えることはできません。そこで初心者にも分かりやすい参考書を紹介します。

 この分野では、卓越した中世史家の故鯖田豊之教授の好著『水道の思想』(中公新書)がお勧めです。http://www.amazon.co.jp/%E6%B0%B4%E9%81%93%E3%81 …
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