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ネット記事で、日本人がお酒に弱いのは「進化」したからだと書かれていましたが、つまりお酒が弱い人=進化、お酒が強い人=劣化とそういう意味ですか?
私はお酒をコップ1杯でも飲むと真っ赤になる下戸です。付き合っている彼女は私とは真逆でいくらお酒を飲んでも顔色1つ変えずにほぼ酔わず飲み続けられる人です。
この前も共通の友達2人と彼女と私で飲みに行った時も彼女はテキーラをショットで20杯も飲んでいました。その時も彼女は、全く赤くならず酔い具合もほろ酔い程度といった感じでした。

この記事の理論が正しいとすると、私が進化型で彼女が劣化型ということですか?



以下、引用です。

■酒に弱いほうが生存に有利だった?
(中略)
2020年に興味深い論文が公表されました。日本人17万人のゲノムをもちい、遺伝子変異が起きた時期と、それがどのように伝わってきたのかをコンピューターを駆使して探索したものです。すると、過去1万~2万年のあいだに変異が起きた遺伝子のうち、29個が世代をへるごとにそれぞれ一定の方向に体の特性を変化させてきたことがわかりました。

このなかでもっとも強い動きが「酒に弱くなる方向への進化」でした。飲めるようになるならともかく、飲めなくなるなんて進化といえるのかと思った人がいるかもしれませんが、ここでいう「進化」は日常会話で使う「進化」とは意味が異なります。

専門用語では適応進化といい、生存に有利な特性を獲得することを指します。つまり、日本人は酒に弱いほうが生存に有利だったということです。いったい、なぜでしょうか。
(中略)

飲んだアルコールは肝臓で分解されてアセトアルデヒドという有害物質に変わりますが、酒に弱い人はアセトアルデヒドを分解する酵素を作る力が低いため、アセトアルデヒドが体に長くたまります。

水田は実りをもたらす一方で、古い時代にはさまざまな病原体の温床となりました。たとえば、肝臓に重い障害が起きる日本住血吸虫症(にほんじゅうけつきゅうちゅうしょう)は、水田や湿地に暮らすミヤイリガイという小さな貝が媒介します。貝の中で増えた日本住血吸虫の幼虫は水温が上がると水中に泳ぎ出し、素足で水田に入った人の皮膚から侵入します。

高熱を繰り返すマラリアも同様です。マラリアを媒介するハマダラカの幼虫も水田や湿地で暮らし、成虫が人から吸血する際にマラリアの病原体が人の体に入ります。酒に弱い日本人は有害物質アセトアルデヒドが血液に多くとけているため、侵入した病原体が活発に活動できない可能性があります。その結果、酒に弱いほうが生きのびやすかったのではないかという説が提唱されています。

■コメが日本人の遺伝子を大きく変えた

水田が広がる日本では、古代から近代までマラリアが全国で頻繁に発生しました。『源氏物語』には、主人公である光源氏がマラリアと思われる病気をわずらう記述が出てきます。近代に入ると住まい周辺の環境が整備され、土地の改良と殺虫剤の使用が進みました。

これによりマラリアは次第に減少し、昭和10年ごろには「マラリア5県」に集中して発生するようになりました。次のページの図の上の地図に示すように、日本海に面する北陸から太平洋側の愛知県まで本州の真ん中あたりを横断する地域です。

「マラリア5県」が位置する本州中央部には、もう一つ大きな特徴があります。都道府県ごとに100人からゲノムを採取して、酒に弱い人の割合を調べたところ、下戸の割合がもっとも高かったのが三重県で、次いで愛知県、石川県、岐阜県であり、かつての「マラリア5県」とその周辺に、酒に弱い人が集中していることが明らかになりました。下の地図を見てください。


https://news.yahoo.co.jp/articles/e111e115a8a1cb …
日本人の遺伝子が酒に弱く「進化」した納得の理由とは?コメを食べてきた日本人の腸に起こった変化

A 回答 (1件)

引用文中にもありますが、ここでの進化は


>専門用語では適応進化といい、生存に有利な特性を獲得することを指します。つまり、日本人は酒に弱いほうが生存に有利だったということです。
進化の対義語に退化という言葉があります。
強いて言えば、もともとあった遺伝子を失いその機能が無くなったのですから、退化したのはお酒に弱い方です。
しかし、これは劣化ではなく、この変化が有利に働く環境であったということです。
退化も進化
https://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/story/newsletter/ …
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