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進化について詳しいわけではないのですが、
ずっと進化について疑問がありました。

私達人間も猿も魚も周りのほとんどの生物が
太古の海の中に出来たたった一つの生命から枝分かれして
現在に至っている(?)わけですが、

なぜ、現在(平安時代や江戸時代など人種の移動もなく人の形が安定している時)から1匹も、一般人の私ですが、進化の例を聞いたことがないのですが、なぜでしょうか?

現在急激にたくさんの生物が絶滅しているように感じます。
その生物達が環境が悪くなったので進化したと聞いたことがありません。
例えば、カエルが水が少なくても生きられるように皮膚の皮が厚くなったくらいでもいいのです!100年後は厚くなって硬くなってゴジラになってるかもしれませんしw

その程度の進化でもいいのですが、私は一切聞いたことがありません。

なぜでしょうか????

近年の進化の例をご存知の方は、どうぞヒントやうろ覚えでもかまいませんので教えて下さい!!

また他の可能性も考えました。
進化の前兆を見るには、年代がまったく経っていないから無理である。ということです。

しかし、私としてはまったく1匹も例がないというのは、確率的に考えてどうなのかな?と思うところがあります。
なので、こちらの考えの方は、生物一匹が進化するのにかかる年月や近年の間に生物が進化する確立など、出来れば納得できる簡単でかまいませんので、数字的なデータをちょうだいたしたくお願いいたします。

また、現在は安定しているのだ。と考える方は、
現在安定している原因や太古は安定していなかった理由などをお願いいたします。

本当にこれに関しては謎で謎でたまりません!;;

A 回答 (7件)

進化でなく、(種)分化という言葉を使う方が、質問者様の意図に沿うと思います。



遺伝子の解析から最近わかった例だと、カリブ諸島の162種類のカエルが3000~5000万年前に南アメリカから渡ってきた一種類のカエルに端を発しているらしいという研究があります。

通常、孤島などに最初に移り住んだ場合、競争が少ないので種分化は比較的早く起こることが予想されますが、この場合でも平均して10~30万年に一種類しか分化していない計算になります。人類史のスケールでは短すぎて話になりません。

カエルの種内での種分化でもこの速度なので、魚が陸に上がるなんていうのは途方もないタイムスケールになってしまい、想像するのが非常に困難です。当然観測などできるはずもありません。

世代交代がもっと早い単細胞生物や、人間が強力な選択圧をかける品種改良などであれば話は違いますが。

アリの仲間は都市部と郊外では都市部の方が熱に強いという研究もあります。灼熱のアスファルトの上を歩くために進化していることを示唆していますが、この程度の進化であれば数100年で起こります。

また、種という概念が非常に曖昧なものだということも忘れてはいけません。例えば、イヌはドーベルマンもチワワも同じイヌですが、仮に数億年後に両者の化石が人類以外の知的生命体に発見されれば、間違いなく別種として記載されることでしょう。そもそも種が分化した、というのをどこで線を引くかというのは難しいのです。

例えばマボヤという海産無脊椎動物がいますが、これは産卵する時間が異なる3タイプがあります。この3タイプの遺伝子はもう交じり合うことがなく(専門的には時間的な生殖隔離が起きている)、若干タイプごとに見た目も違うのですが、まだ全てマボヤです。種分化の真っ最中ではないか考える人もいますが、そうだとしたら果たしていつ種が分化したと言えばいいのでしょうか。結局、数百年程度で起こる変化では分類学者が結論を出せないのです。

カエルの話の資料です。英語ですが。
http://www.biologynews.net/archives/2007/06/07/c …

マボヤの話はこちら。日本語です。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~m-minato/hoya.htm
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 「インテリジェントデザイン説」は科学の皮を被った宗教ですから、信じたければどうぞご自由に、といったところですが。



 質問者さんもご自分で書かれていたり、他の方の回答にもあるとおり、進化には膨大な時間がかかりますので、人類の文明史程度の長さではとても観察できません。
 例えば犬は1万年ほど前にヒトに家畜化されましたが(それより以前にオオカミとは分化していたらしい)、現在のバリエーションは元は1種であることが判っています。
 自然による選択・淘汰もヒトによる品種改良も、方法論そのものは本質的に変わりありませんが(近年のバイオテクノロジーを駆使した方法は本質的に異なりますが)、"効率"はもちろんヒトが意志を持って先日淘汰する方が圧倒的に高いでしょう。
 その高効率をもってすれば、1万年ほどでチワワとドーベルマン程度に「別物」に分化する、ということです。

 他の家畜もそうです。
 ヒトによる品種改良は、「選択的に交配させて望ましい形質を残す」ことにあるわけで、その「望ましい形質」がヒトの都合によるモノである、という点を除けば自然状態での進化と本質的には変わりません。
 豚は原種のイノシシとは既にまったく異なる動物になっていますし、ホルスタイン種もこの30~50年ほどの間に体のサイズは倍近くなっていますし、泌乳量は5倍ほどになっています。
 これらも「遺伝的」に変異してきた結果なので、紛れもなく「ヒトの手による進化」でしょう。

 進化の速度とは正確には「年数」ではなく「世代数」によるわけですから、世代交代が早い細菌やウイルスは進化の速度も速いです。
 インフルエンザウイルスが毎年変異して去年のワクチンが効かなくなる、というのも「遺伝的な変異の結果、新しい形質(抗原性)を獲得している」ので紛れもなく「進化」ですし、前の方が回答しておられる抗生物質耐性菌も進化の実例です。

>大腸菌を培養し続けて環境に対応した大腸菌ができても、新しい菌ができるわけではありません。

 これも違います。
 ある細菌やウイルスが変異していった結果、もはや元の種と同じという分類ができないほど性質が変わり、種として独立することはウイルスや細菌学者であっても全てを把握しきれないほど数多く起きています。

 ウイルスは生きた細胞内でしか増殖できないため、検査や実験に培養細胞を使います。
 この培養細胞の多くは株化細胞といって販売されているものなのですが、購入されたラボで長年に渡って培養され続け継代され続けてきた結果、ラボによってウイルスの感受性や性質がかなり異なってきます。
 その結果、「○×のラボで培養されているVero細胞だけがこのウイルスに感受性がある」というようなことが起きます。その結果、そのVero細胞はVero-ky細胞、というようにバリエーションが成立し、それがまたあちこちのラボに分与されてそこで培養され・・・ということになります。Vero細胞なんて何種類あるのか判らないくらいです。
 これも「進化」の実例でしょうね。

>単細胞のバクテリアにそのままで生きていく不都合はないのですが、なぜか多細胞に進化したとされています。単細胞で命のあったものが多細胞の中で意思も自立もなく組織の一部となっていくのが進化でしょうか

 細菌類は「細菌全体」で見ると無敵といっていいほどの適応域の広さを誇りますが(増殖至適温度が100℃以上、というような代物さえ存在します)、それぞれの種自体は決して適応域は広くありません。
 温度等の環境が少し変わっただけで死滅したり増殖できなくなります。
 多細胞生物の方が個体としての適応幅は広くなりますから、そういう進化の方向性にも必然性はあるでしょう。
 氷点を大きく下回る温度域で「増殖(繁殖)」できるのは、鳥類以上の恒温動物のみです。そのような温度域で増殖できる細菌が成立できないことは、少し考えれば誰にも判ることだと思いますが。

 「適者生存」という言葉についても、No.5さんは根本的に誤解されているようですが、「適者が生存できる」のだから因果関係はあります。適者でないものは淘汰されるわけですから。

>進化の先に不適者がいたことになります。

 当然そうなります。
 環境が変化するわけですから、適者がいつまでも適者ではありません。

 質問者さんも誤解されているようなのですが、生物は「変化した環境に適応するために進化する」のではありません。進化には何万年、何十万年という時間がかかるわけですから、間に合うはずがないでしょう。
 だから生物はあらかじめ「多様性」を確保するように進化と文化を続け、環境の変化に対しても「どれかが生き残る」という戦略を採っているわけです。別に「意思」によって進化しているわけではないですが。

 それが有用な形質であるか無意味な形質であるかは問わず、とにかく生物はありとあらゆる方向に進化と文化を続け、多様性を増していっているわけです。有害な形質はもちろんその場で淘汰されていくわけですが。
 もちろん現在の環境にマッチした形質を持つものは繁殖で有利になり、数が増え、種として栄えるでしょうが、それほどマッチしているようには見えないような生物でもそれなりの居場所を確保して細々と生存していってます。
 長い年月が経って環境が変わった時、これまで栄えていた種は新しい環境に適応できずに滅びるかもしれません。でも、今まで細々と生きてきた種が変わって栄えるようになるでしょう。
 それは種単位でももちろんですが、種の中でも多様性が大きい種ほど、環境の変化に対して生き残れる可能性が高くなるわけです。

 地質時代に何度か大量絶滅が起きたことは判っています。すなわち「生物の多様性が著しく減少した時代」が何度かある、ということです。
 でも、新しい時代で生き残った生物はまた多様性を増していくわけです。

 「環境の変化に適応するために進化する」のではなく、「環境の変化に対応するために生物はあらかじめ多様性を増している」のです。
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No.5に


>適応や機能の発現を進化と混同してはいけません。
とありますが、
こちらにも書いてあります通り、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%B2%E5%8C%96# …
適応過程も「小進化」とよばれる進化の一種として扱うのが定説です。
種分化はこれに対して「大進化」とよばれます。

で、質問文の
>例えば、カエルが水が少なくても生きられるように皮膚の皮が厚くなったくらいでもいいのです!
という所を読むに、おそらく小進化の方の例を質問されていたものと解釈しまして、
敢えて大進化の方は答えませんでしたが、
大進化の例を挙げるとすれば、
http://www.nature.com/nature/journal/v230/n5292/ …
こちらにショウジョウバエを実験的に種分化させた論文があります。
(専門ではありませんので私も本文は読んでいませんが)
ただし、人間が人為的に淘汰圧をかけずに種分化を観測した例は未だありません。

>淘汰されていくならば多様性は失われていくと考えるのが普通ですし、まして種の中の多様性を説明するにはあまりにも無理があると考えます。
ということですが、
例えばサルが数匹で孤島に流れ着いたとしましょう。
その中で、木に登る能力が高い遺伝子を持った者はそうでない普通の者に比べて有利となります。
また、狩りをする能力に優れた者はそうでない普通の者に比べて有利となります。
ただし、木に登る能力が高いものと狩りをする能力に優れた者の間に有利不利の関係はありません。
これらは、そもそも餌とするものが異なってくるわけですから。
こうやって、餌や、その他生態系で果たす役割(ニッチといいます)が分かれると、
だんだんと種分化してくるでしょう。
こうやって種の多様性が生まれるわけです。
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進化にこじつけたものはたくさんあげられていますが、進化の具体的な証拠になる例はありません。

大きな時間の中に想像をぶちまけてごまかしているだけです。隣に矛盾する生物がいても無視します。大腸菌を培養し続けて環境に対応した大腸菌ができても、新しい菌ができるわけではありません。いつまでたっても大腸菌のままです。適応や機能の発現を進化と混同してはいけません。

系統樹のどのあたりから「目」があるのかわかりませんが、いったい目ができて、見えて、情報を処理して記憶して、反応してという過程で、どれほど多くの完成された組織が必要になるでしょうか。そのためにはどれほど多くの遺伝子が作られなくてはいけないのでしょうか。「たまたま光を感じる細胞ができて」と聞いた事がありますが、人間の皮膚の全ての細胞が光を感じているのかもしれません。ただ神経系と処理系がないだけなのかもしれません。

単細胞のバクテリアにそのままで生きていく不都合はないのですが、なぜか多細胞に進化したとされています。単細胞で命のあったものが多細胞の中で意思も自立もなく組織の一部となっていくのが進化でしょうか。

「適者生存」という妙な言葉で自然淘汰が説明されているように聞こえますが、生存したものを適者と呼んでいるだけで、「適者=生存者」ですからこの言葉には因果関係がありません。同じ時に適者と不適者がいて淘汰が起きたわけではないでしょう。進化の先に不適者がいたことになります。
淘汰されていくならば多様性は失われていくと考えるのが普通ですし、まして種の中の多様性を説明するにはあまりにも無理があると考えます。
インテリジェントデザイン説は日本では受け入れられ難い説なのかもしれません。
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以下の有名な話があります。

イマイチ進化といえるかどうか疑問なんですが。

http://www.geocities.jp/doctor_mitsui/insect_4.h …
>オオシモフリエダシャク(Biston betularia 左図)は黒班と黒條を持つ白っぽいガですが、19世紀、産業革命以後のマンチェスターで、このガの95%以上が黒色型に変化しました。この原因を調査したところ、石炭によるススで木や壁などが煤けたため、変異として少数生存していた黒色型が背景と溶け込み、捕食者に捕まりにくくなったためであることが明らかになりました。すなわち、背景が黒い条件では、黒色型が生存に有利となり、適応度が高まったためなのです。ススによって、突然変異が誘発されたものではありません。これらの黒色型も他地域の母集団に戻せば、適応度は低下し、もとの出現頻度に戻ります。
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率直に言えば、人間の様な動物の進化のスパンは長いので、人間のタイムスケールで進化の実験が可能なのは菌類くらいです。



人類による環境悪化は進化による適応では追いつかないくらい急速なものです。

ただ、ゴキブリの様に完成度が高い、つまりこれは多彩な環境変化にも適応できる、もしくは普遍的な環境に適応している、そういう生き物は殆ど変化しません、古い系統の生き物が残っているのはその為です。
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進化というのは、突然変異が遺伝を繰り返し、


その過程で自然淘汰が起こるから起こるのですよね。
つまり、
・世代交代のサイクルが短いほど進化のスピードは速い
・淘汰の圧力が高いほど進化のスピードは速い
ということです。

我々が生活するスパンでの進化の例を挙げれば、
抗生物質の耐性菌の出現などは最も実感できる進化の例です。
細菌は放っておけばボコボコ分裂するので、
世代交代のサイクルは非常に速いです。
さらにここに抗生物質という形で非常に強い淘汰圧を加えてやると、
抗生物質の体制を持っているものは増殖に極めて有利ですから、
抗生物質の投与を続けていればあっという間に耐性菌ができてしまいます。
(過剰な抗生物質の投与を避ける風潮ができたのはこのためです)

もっと長いスパンでよければ、
家畜等の品種改良は人間が人為的に淘汰圧を加えたため起こるわけです。
例えば、カイコなどはもはや人間の飼育の下でしか繁殖できなくなりました。
(これは進化というよりは退化と言った方がよいかもしれませんが)
犬などの愛玩動物にあれだけの品種があるのも、人間によるものです。
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