皆様こんにちは。当方、下手の横好き、自作スピーカーマニアでございます(礼)。
ちなみにこちら、自身は主に小口径のフルレンジ中心の工作でありますが、しかし今回の愚問は表題の通り、
・諸々の点において、ほぼ「無難な線」にまとめた
・使い勝手の良い2ウェイスピーカーシステム
に関する自作系質問でございます(礼)。
実は皆様、自身の場合ですと上の様なシステム、トゥイーターに関する選択肢の幅は、現状それなりにバラエティに富んだ世界と考えておりますけれど(価格はピンキリでありますが)―――
しかし他方、ウーファーユニットに関しましては、
・パフォーマンス
・品質
・そして何より価格(及びC/P)
等を考慮致しますと、結局毎度毎度フォステクスの10cmや16cm。これへ落ち着いてしまう次第であります(苦笑)。
※と申しますか、一部の海外製品も幾度か使ってはみたものの、嗜好以前の問題としてパフォーマンス的に「どうにも今一つ」の感でございました(当然、C/P的にも)。ちなみにこれらのケース、ハコの動作の方は、全く無理をさせておりません
皆様、基本2ウェイにおきましては、ネットワークに対する考え方も「ウーファースルー」「あっさり系」「こってり系」「アッテネーターの有無」等々、それぞれ適宜でありますが(個人のご嗜好、及び目標とするトコロの音に応じて。またユニットの選択も、これに合わせた形になろうかと思います)―――
ちなみにこちら皆様ですと、
・そこそこのサイズのブックシェルフ
・そこそこの能率
・そこそこのコスト
・そして極端なクセが無い、ごくごく無難な音
と言う形で取りまとめる場合、現状であれば2ウェイ構成、どのユニット(トゥイーター及びウーファー)を、個人的に選択されますでしょうか?
ちなみに当方、最近とある友人から、まさにこの感の2ウェイスピーカー設計依頼を受けまして(笑)、こちら既にアイデアは一応まとめてございますが(FW168HR+FT28D、約12.4Lのブックシェルフバスレフです)、しかしここでもう一つ、何かしらの練り上げを、チト行ってみたく思っております。
という訳でございまして、自作系スピーカーにお詳しい方、ひとつお時間のある際にでもご回答、こちら何卒何卒よろしくお願い申し上げる次第です(礼)。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
思うに。
スピーカーは、コンポの中で最も音質・音色に影響を与えやすい、という点で異論はなかろうと思います。音質はともかく、音色となると好みの問題ですから、自作の場合でもドライバの選択は「目指す音、好みの音」が基準になります。それはひとまず置くとして...
個人的な方針という訳でもありませんが、2ウェイスピーカーを作る場合、まずツイーターから決めることが多いです。ウーファーの高音域は歪みが増えるので使いたくありませんが、3次以上のフィルタを作るとコイルの抵抗成分が増えるので、2次フィルタにノッチフィルタを合わせるのが現実的です。そうなると、ウーファーの上限はせいぜい2000~2500Hz、できれば1800Hz程度までで使いたいので、低い周波数から使っても歪みが増えず、耐入力の下がらないツイーターを使いたくなります。
ともあれ、2000Hz程度まで実用に堪えるウーファーとなると、一部の例外を除けば16~18cm程度が限界です。逆に、小さい分には選択肢が広がるので、要は「どこまで低音を欲張るか」が1つの目安になります。もちろん、音色の兼ね合いもあるので、サイズを決めた時点であまり選択の幅は広くありません。
個人的な好みで言うと、このサイズで最もコストパフォーマンスが良いのは、SEAS L18RNX/Pだと思います。強靭で軽いアルミコーンでありながら、カーブによって共振のピークが8kHzまで押し上げられています。クロス2000Hzの2次フィルタにノッチフィルタを合わせれば、19mmツイーターでも合わせられます。W18には敵いませんが、90%程度のパフォーマンスはあると言って良いと思うので、1万円で手に入るウーファーとしては最高レベルの製品の1つでしょう。
SEAS Prestigeシリーズは、他のP18、U18、ER18、CA18なども、特性表や海外の実測例を見る限り、同レベルで高いC/Pを持っていると思います。音色の好みで選べば良いでしょう。L18を含めて、15~25リットル程度で使えるので、ブックシェルフでもフロアスタンドでも自由に設計できる辺りも、よく考えられていると思います。
これに、同じくPrestigeシリーズのツイーター、たとえば27TDFNC/GW辺りを合わせると、市販品で言えば20万円/台クラスのドライバなので、ネットワークの設計さえ良ければ、市販品の10万円/台クラスなら余裕で勝てるスピーカーが作れます(さすがに20万円/台クラスに勝つのは難しいですが)。
高いところでは、もちろんScan Speakもありますが、そこからスピンオフした技術者が立ち上げたSB acousticsも非常に評価が高いですね。プアマンズSSというか、SEASで言えばPrestigeシリーズとExcelシリーズのようなもので、SSに迫る高性能・高音質を低価格で実現しています。ものによってはSSより良いんじゃないか、という点も似ています。ペーパーコーンが好きなら、かなり魅力的なブランドでしょう。
プアマンズSSとしてはUsher Audioが有名です(でした?)が、2ウェイ用としては、ウーファーがやや使いにくい気がします。
ではFOSTEXはどうか。悪いメーカーだとは思いませんが、国内向けにT/Sパラメータを公開していない辺り、いかがなものかと(北米向けサイトからは手に入るのですが)。FW168HRなども、技術力はかなり高いのだと思いますが、同形状のウーファーを採用したスピーカーを聞く限り、音色が好みに合いそうにありません。
この回答への補足
Yorkminster様、補足をお借りし再度御礼、この度もご助言、誠にありがとうございました(礼)。
そしてここでミョ~なお話しとなってしまい大変申し訳ないのですが、実は当方、とある事情により、本サイト退会せねばならなくなりまして(嫁の命令です。苦笑)―――
こちら本枠にて、これまでに賜りました数々のご配慮。この場をお借りし、皆々様に、深く御礼申し上げる次第でございます(心より、感謝でございます)。
皆々様、今後とも心豊かなオーディオライフ、またぜひぜひ素晴らしき音を!!
ではでは皆様、これにて失礼仕ります(礼)。
いやはやYorkminster様、この度も素晴らしきご回答、誠にありがとうございます(礼)。
ちなみにYorkminster様、ご回答の冒頭を拝見して当方ふと思ったのでありますが―――
考えてみますとこちら、いくら「手堅い・無難な」方向や音色と申しましても、そもそも個人的に中庸と感じる範囲自体が、各人それぞれ千差万別の幅でありますものねぇ(まさに「音の好み」こそが、全ての根っこでございますものね。苦笑)。
その意味から致しますと確かにフォステクス、上に関連してユーザーが諸々の判断材料とするデータのサービス、国内向けホームページでは仰る通りの素っ気無さ(と言うより体たらく)でございます。この点につきましては同メーカー、更なる対応改善を、強く要望する次第でありますですね。
※当方なども同社ユニットの各データ、全て海の外から引っ張っております(日の丸メーカーであるにもかかわらずこの状況、本当に情けないです。苦笑)。最近は同社、「既製品」形態のスピーカーシステムでもかなりの地位にまで上り詰めましたけれど、しかしその一方で、単品ユニットを長年愛用してきたユーザーへの配慮。これを忘れては、絶対いけませんですよね
そして本題―――
なるほど、Yorkminster様におかれましては、今回の愚問の趣旨でありますと
・トゥイーター SEAS 27TTFNC/GW
http://www.seas.no/index.php?option=com_content& …
・ウーファー SEAS L18RNX/P
http://www.seas.no/index.php?option=com_content& …
等のご選択でありますですね。
こちらのSEAS、当方もEXCELシリーズではチトお値段的に躊躇してしまいますが(苦笑)、しかし同PRESTIGEシリーズでありますと、これは非常にお買い得(かつ優秀)な良品ユニットでありますね。
ちなみにYorkminster様、SEAS EXCELやScan-Speak、この域では自身の使用経験と申しますのもホントに数少なくありますが―――
※過去にドームトゥイーター、Scan-SpeakのD2905/9700を用いたのみでございます。またSEAS EXCELにおいては他人様の自作スピーカー、こちらの調整の機会で、一度お相手したのみであります(汗)
しかしさすがにこれら(加えて更に、同ブランドの上級モデル)、基本当方では、その真価を発揮させる使いこなしは到底不可能でございます(実務の問題の他、ネットワークパーツのグレード等も、予算的に相当厳しくあります。苦笑)。
されどYorkminster様、スピンオフ・のれん分け系の「プアマンズSS」に近い品と申しますのは、イヤハヤ何よりも個人的に大好きな世界でありますので(爆笑)、またこちらのSB acoustics製ユニット等、一度しっかりリサーチしてみたく存じます(礼)。
※同系統、ディナウディオ繋がりのMAX Fidelity等は、当方もその音をよく知っております。しかしMAX Fidelity、パテントを含む諸々の法的経緯は、当方もチト「?」でございます(苦笑)
なおYorkminster様、Usher Audioに関しましては、企業イメージやユニットの傾向等々、まさに仰る通りと思われる次第でありまして―――
「プアマンズSSとしてはUsher Audioが有名です(でした?)が、2ウェイ用としては、ウーファーがやや使いにくい気がします」
のお言葉、まさしくドンピシャの形容と思いました(笑)。特に知名度、最近では新興のTang Bandの方が、遥かに名前が売れておりますものね。
そして最後にYorkminster様、実は以前に自身、別の愚問で申し上げたことがあるのですが、正直個人的にはフォステクスの16cmウーファー、FW168HRよりもレギュラーモデルのFW168Nの方が好みでございます(自身の耳との「相性」、168Nの方がしっくりくる感でございます。笑)。
このFW系、自身は角形フレーム頃からの長い付き合いでありますけれど―――
しかし今回、改めて具体的に気付いた点と致しましては、まず振動板背面の音抜け。こちらにもう少し、構造的な工夫が欲しく感じました。
同FW系、フレームの強度は文句ナシでありますが、やはりディナウディオやSEAS辺りと比較致しますと、背中の「風通し」を更に良くしたい印象であります(同箇所、確かに先代のFWよりは構造的に進化しておりますが、しかしフォステクスは一般的にマグネットが大型ですから、余計に上の点が気になります)。
振動板やエッジ等々に関する創意工夫と共に、以後も様々な構造箇所の練り上げ。当方も一ユーザーとして、ぜひぜひ期待する次第でございます。
いやはやYorkminster様、今回もご助言、誠に勉強となりました。ご回答、再度厚く御礼申し上げます(礼)。
No.12
- 回答日時:
tyo0911様、再び おじゃまします。
他の回答者様への回答の補足の中で
「例えばFE103系のフルレンジでも、『クセの少ない無難な音』と言うのは、出せるんですか?」
という行に目が行き、過去の経験を聞いていただきたいと思いました。
FE103系はiBook-2001 様のおっしゃる通り、元気が良すぎて、かなりうるさい音のスピーカーであることは皆が認める固有の個性だと思います。
2個、4個、8個と個数を増やすごとに、じゃじゃ馬の性格がマイルドになり一見聞きやすい音に
なるのですが、今度はスピーカー同士のの干渉によるものと思われる細かい波が異常な音色を作り
至近距離での試聴は、オーディオの音からはちょっと離れた音として受け止めました。
ある程度離れて聞くにはその問題は無くなりますが、音色はほとんどPA音です。繊細さが無くなります。
やはり、小口径スピーカーの多数個使いは、オーディオ再生には不向きであるという結論です。
では、どうしたら癖が無くなるかですが。
このシリーズのスピーカーユニットに限らず、強力磁気回路に対してあまりにも弱すぎるコーンの材質にその解決のカギがあると思います。
元気が良すぎる、うるさい、解像度が悪い、聞き疲れする、なんかく持っている、という負のイメージの原因はほとんどこのコーン紙の強度不足と言っても過言ではないと思います。
M0が少々増えますがコーン紙に強化用接着剤を塗ることだけで見(聞き)違えるような鮮度が体験できます。
百聞は一見に如かずではなく百見は位一聞に如かずですよ。
おためしあれ。
如何に優秀な設計のエンクロージャーに納めても元のユニットに問題があったのではいつまでたっても解決の糸口が見つかるわけがありません。
これはnokata様、再度のご回答、恐縮至極であります(礼)。
いやはや、音の探究に関し、日頃より真摯なご姿勢のnokata様よりは
「解決の糸口が―――」
とのご心配を頂戴致しまして、誠に申し訳ございません(汗)。
正直申しますと我々(特に当方個人)、ただ単に駄案を重ねて喜んでいるだけでありますので(汗)、あまり深いことは何も考えておりませんでした(失礼致しました。苦笑)。
一応、今回においては、本命たる案が最初に存在しておりますので、このキャビネットで何かしらフォステクス以外のユニット構成、これを本愚問の場にて模索致した次第でございますが―――
結果としては更なる煮詰め、皆様のご助言を基に、多々叶った感でございます(礼)。
ちなみにnokata様、今回Y君からお尋ねのあったFE103系に関するお話しでありますけれど、やはり当方自身も同ユニットの複数使用ケースでは、それなりの目的意識及び前提が存在しなければ、正直あまり意味が無いものと考えております。
例えば以前に当方が本枠でお世話になりました、フロア型のアンサンブル型SP。こちらではトーンゾイレや各ユニットの多方向配置等、目標を実現するための拙い選択でありましたが―――
その他のトコロでは無指向性や、リスニングポイントに音の焦点集約を目指した円弧上配置等。まずはこれらのケースにおいてこそ、複数ユニットの用法に一応の意義がある形態と愚考する次第です。
またnokata様、FE103系の個性自体につきましては、先にiBook-2001様への御礼内で申し上げた
・PARC Audio製 ウッドコーンフルレンジ
・フォステクス FFWKシリーズ
等の存在が誠に嬉しい限りでございまして(笑)、まずは音色自体においての選択肢、現状ではFE103系とは異なるテイストを、手軽に味わえる感でございますですね。
ちなみにFE系、近年では「カーボン塗布」と称して、振動板(と申しますかエッジも含む?)へ墨汁を吹き付けるマニアの方もおられるようでありますが、しかし残念ながら当方は、まだ墨汁は試しておりません(ラッカー系塗料・木工用ボンド・オーディオ用ではない汎用のヒノキ抽出エキスは試しました。苦笑)。
お話しにありますところの振動板対策、施工後にはユニットの状態を「素」に戻すことは不可能となりますので、これはまさに諸々の判断において「無難な」域からは離れる点、ユーザーご自身の適宜判断(及び自己責任)が必要と考える次第でございます。
nokata様、重ねて御礼、再度のご配慮誠にありがとうございました(礼)。
No.11
- 回答日時:
再び iBook-2001 です♪
補足頂きありがとう御座います。
FE-103系はマグネットが強力で、ハリの有る中音域が特徴ですが、一般人には元気すぎるサウンドと感じられたりするのでしょう。
逆に、防磁型の107は103系が好きだった大勢のFostexファンにはネクラサウンド、寝ぼけた音とも言われて、かなり嫌われたユニットの一つでしょう。
103系で、一般の人が聴きやすく感じる、元気過ぎない音にするには、マグネットを弱くすることです。
ドーナツ型のフェライトマグネットの外周部に、鉄等で磁路を外側に多く回してあげれば、その分VC付近への磁束が弱く成ります。 具体的にはマグネット外周にボルトナットをグルリと付けてあげれば、多少の効果は得られたりするはずですよ。
(一応、熱や衝撃による減磁もあるのですが、ペアのユニットで同じ程度に減磁させるのは、かなり難しいと思われます。)
ラウンドバッフル等で、カンナや木工ヤスリ、仕上げに紙ヤスリなどは、私も中学か高校生の頃にチャレンジしました。手に豆を作って筋肉痛に成って、、10代の若い頃でもそういう経験だったので、今の私には、無理(笑)
でも、HALTWO様の書き込みを拝見して、LC-12Sが休眠状態なので、今年はこのアイデアをいただいて何か試してみようかと気持ちがグラついて来ましたぁ。まぁ、削るのは一気に行わずに日数を掛けて少しずつで長期的に考えておけば何とかなりそうですが、さすがに「市販で10万クラス」ともなると、私の塗装術等では手も足も出ないなぁ(苦笑)
Fostexのユニットをメインとする限り、ごく一部のユニットを除けば、基本的に中高域に特徴が有って、そのサウンドを好むかどうかと言う聴く人の好みの世界と考えて良いでしょう。
私個人も同社のユニットを多数体験して利用していますが、あまり元気イッパイ過ぎる明るいサウンドが時として聴き疲れしてしまうんです。(あくまで、個人の感想です。はい。)
Fostexのスピーカーシステム、箱入り製品は基本的に単売りしているユニットとは見た目そっくりでもかなり違うものと考えた方が良い感じが致します。
その意味からもYorkminster様の見識、他の方々もご指摘の、市販製品を購入した方が無難という点に関しては一理あると思います。
でも、スピーカー工作が好きな私としては、コストダウンが出来ずに高価に成ったとしても自分でユニット選択して、使いこなし方であれこれ悩みながらもその都度いろんな工夫をして自分のサウンド、「My Original Sound !」を目指す。その楽しさがやめられないんですよね。
さて、ごく普通のサウンド、元気印では無い、大音量とかにも対応出来にくい、一般家庭内の小型2Wayなら、個人的にはFW168Nに3.5mHと、1L未満のバックチャンバーでFE-83Enに直列8Ωの抵抗だけのスピーカー、弱点は少ないけれど利点も潰してしまうのですが、そう言うサウンドが好きな人も少なく無いかと想像はしますよ。
(私の好みとか、いろんな面で、弱点が有っても利点が有れば、それを楽しめば良いと言う、個人的な指向とは真逆で考えると、こんな方法も有るかと思います。)
iBook-2001様、重ねてのご回答、誠に相済みませんです(礼)。
いやーしかしFE103系、磁束密度を弱める方向での「調教」と申しますのは、コレは当方全く知りませんでした(さすがお師匠、関連ご知識、まさに玉手箱の印象でございます。笑)。
お話しにありますデチューン的用法、当方などですと、やはり長岡式PSTばかりでありまして、いやはや実に面白いお話し重ねてありがとうございました。
こちら、例えばFEのS系によるダブルバスレフ。こう言った変則路線でのユニット「調教」は、個人的に過去何度か試行致しましたが―――
しかしそれならば、最初からDB向きたる性格のユニットに特化した方が、結果的に正解ではないか?との結論でもありました(当たり前の話しですが。苦笑)。
同ケース、多分に「モヤモヤ」の付いて回る動作を、一転して力強く「スコーン!」と鳴らし切るメリットは感じましたけれど、他方で動作の諸々スムース度に関しては、むしろキャビネットの本体構造に、まだまだ工夫の余地があるのではないか?とも感じた次第(そのため以後、自身で様々な工夫をDB形式へ投入しております。まぁ、ほとんど使いモノにはなりませんけれど。爆笑)。
加えてディッピング等の程度よりも、音全般への変質要因が遥かに大きいPST等の補正。この形態のシステムを、実際に自身のメインへ据えられるか否か?となりますと、やはり長い目で見れば必ず不満が出て参ります(苦笑)。
しかし今回お話頂いた手法ですと、感覚的に微妙な調整、可能でありますねぇ(いや、これはホント面白いと思いました。笑)。
ちなみにお師匠、当方などですと基本ケチでありますので、まずはFE系での防磁型、敢えて音色的な意図で選択することは全くございませんでしたが、
※レギュラーモデルより幾分マイルドな方向、これはこれで「素材」としては一つ魅力でしたけれど、しかし当方では「やむを得ず防磁の仕様が必要な場合」のみに、毎度限定でございました
ただ近年ではPARCのウッドコーンユニット、そしてFFのWKシリーズ等、バランス的に整ったフルレンジが色々と出て参りましたですね(嬉しい限りであります。これらの存在により、クオリティ追求と音の厚みの両立、一発使いでもかなりのレベルを狙える形となりました)。
残念ながら今回においては、フルレンジに関する案は完全にサブ扱いでありますけれど(申し訳ございません。苦笑)、またこちら、以後の機会にて、早速「見る前に飛べ」を楽しんでみたく思います(礼)。
と言うことでありましてお師匠、先にY君よりお尋ねのあった
「例えばFE103系のフルレンジでも、『クセの少ない無難な音』と言うのは、出せるんですか?」
に対する当方回答でありますが―――
こちら、企画倒れ承知でまとめた試案、下のシステムでございます。
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medi …
基本スルーの鳴らし方で、また複数使いにおいても「そこそこ」の常識度。これらを勘案致しますと、まずはこの辺りがFE103系における「無難な」「手堅い」形態と、浅学当方は考える次第でございます(笑)。
お師匠、再度のご助言、Y君共々、深く御礼申し上げます(礼)。
No.10
- 回答日時:
他の回答者諸氏との質疑応答を見てちょっと気になったのですが...
「設計依頼」ということは、実際の工作はご友人Y氏がなさる、ということですか。だとすると、Y氏の工作技術と調整能力も考慮しないといけませんね。
2ウェイを作る上で、工作面での課題を挙げるなら、ツイーターの落とし込み(ざぐり。ツイーターのプレートをバッフルとツライチにする)がいちばん大きいでしょう。トリマが必要ですし、円周に切削するための治具から自作しなければならない可能性が高いので、ハードルが高いです。工作精度も1mm以下なので、けっこうシビアです。もう1つは、フルレンジでもそうですが、ウーファー側のバッフルの裏側の斜めカットです。こちらは、多少ルーズにヤスリで削り落としても構いません。
日本ではルーズにしている例が多いようですが(甚だしきはウーファーの裏側に金属リングを付けて敢えて隙間を狭くする人さえいますが)、測定例を見る限りは有意差があるので、きちっと処理したいところです。とくに、ツイーターの落とし込みはかなり効きます。
(まあ、FOSTEXの場合、NF-1AのようなモニタースピーカーでさえFT28Dに似た形状のツイーターが落とし込みなしで付けられていたりする訳ですが... ちなみに、これのようにツイーターの近くにバスレフポートを開けるのもどうかなぁ?という気はします。NF-1Aのスイートスポットが狭く感じるのは、その辺りが影響しているかも知れません。)
また、ネットワークの設計は、たとえばバッフルステップの問題があるように、ドライバを箱に付けてみて初めて定数が決まる、という部分があります。バスレフポートの長さや吸音材の位置・量も、音を鳴らしながら試行錯誤する必要があります。
第2の問題は、優秀な作例を丸ごとコピーすれば良い訳ですが、第1の問題は工作する人の技術・設備によるので、いくら「手堅い設計」でも「拙い仕上がり」になる可能性は否定できません。
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両方の問題を一挙に解決できる「手堅い選択」は、No.4のmotley氏が仰る通り、既製品を買ってしまうことですね。メーカー製品のすごいところは、ペア数万円クラスでも、それなりに理に適った設計・工作がされている点です。大量生産の強みですね。われわれアマチュアだと工具を揃えるだけでウン万円です。年に数回でも出番があれば良いですが、スピーカーを作って放ったらかしでは家庭内不和の原因になりかねません。
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ご友人Y氏が、それなりに木工の技術・経験があって、工具も調達できる前提であれば、良い作例を丸ごとパクるのが「手堅い設計」と言えます。tyo0911さんが経験豊富であるとしても(だからこそ)、「構想通り無調整で完璧なスピーカー」が作れないことはよくお分かりのはずです。ならば、経験豊富な先達が調整を重ねて完成させた作例を真似るのが最良でしょう。工作精度さえ良ければ、ある程度の結果が得られるはずです。
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逆に、ご友人Y氏があまり木工が得意でないなら、ツイーターの落とし込みなど複雑な加工をしなくて良いという意味で「手堅い設計」をしてあげた方が良いでしょう。
たとえば、ツイーターで言うと、Aura Sound NT1-204-8DやDayton ND20FB-4などはバッフルの裏面から取り付けるタイプなので、バッフルの厚さが適切なら穴1つでツライチにできます。ただし、20mmと小型でFsが高めなので、4000Hz辺りでクロスさせる必要があるでしょう。2次フィルタだと、12cm前後のウーファーにしておいた方が良いかも知れません。
あるいは、たとえばツイーターのプレートの厚みが6mmなら、15mmのバッフル本体に5.5mmの板を貼り合わせて、5.5mmの板はあらかじめツイーターがすっぽり収まる穴を開けておく、といった方法も考えられます。これだと、もう少し選択の幅が広がるでしょう。安めのツイーターだとプレートが3mmなど薄めのものも多いですが、シール材を兼ねてコルクシートで上げ底できるので、問題ないでしょう。
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要は、ご友人Y氏が「どういう意図で設計を依頼してきたのか」次第だと思います。
「私(Y氏)好みの音を目指したい」というのであれば、「あなた(Y氏)に聞きながら決めてもらうしかないから、その手伝いでよければ」ということになるでしょう。「堅実」とかいう次元ではありません。
「メーカー製品より安くて良い音が出るらしい」というのであれば、(1)工具代がけっこう高いこと、(2)それなりの工作精度が求められることを前提に、(3)著名なビルダーの「堅実な作例」をいくつか探してきてあげるのが良いと思います。
「スピーカーって自分でも作れるんだね」というのであれば、可能な限り簡単に、しかしメーカー製品に劣らない程度の作品が作れるという意味で、「堅実な設計」をしてあげるのが良いと思います。
Yorkminster様、再度のご助言、誠に恐れ入ります(礼)。
今回のシステム、製作実務はユーザーさんとなるY君でありまして、当方は設計と板取、そして一部経験が必要な木工のみ行う予定でございます。
こう言った自作系スピーカーでは、お話しにありますところの工作技術と調整能力。特に当方自身が何かしらコミットする場合においては、ご当人様のスキルや環境に関する配慮、やはり欠かせませんですね(結構、気をつかいます。苦笑)。
また同工作と関連道具における、諸々の兼ね合い。こちらも当方、本枠にての自作系ご質問の場におきまして、同様の趣旨の回答を送らせて頂いたことがございます。道具全般、
・本来のニーズに対し
・目的を叶える手段としては
まずコストやスキル面での現実的判断、そして以後の「お役立ち度」等への考慮(と申しますか見極め)、いずれもアドバイスの側と致しましては、必要不可欠な要素と愚考します。
しかしながらYorkminster様、今回の様なケースにおいては、まず当方もその趣旨に合致する感の各長岡式SP。これを何より第一に推すのでありますが(メーカー標準箱よりも目的へ特化した仕様、実に多々でございます)―――
さりながら一方で、デザインやルックスでの差別化。これをご希望される方も、当方周辺では意外と多くおられますですね(笑)。
本来の音響装置としての能力レベル、この点では自身の設計など完全に素人のお遊び域でありますけれど(苦笑)、ただその他のトコロで
・ルックスも含めたオリジナル形態へのニーズ
・デザインと動作(内部構造)のバランス取り
・現実的に問題の無い板取(加えて板取経済性の考慮)
・そして実際の製作、DIY的視点での諸々判断
等々が絡んで参りますと、やはり身近で小回りの利く人間(同義、近場で「物好き」な人間)としてでしょうか。何故か当方の様な者へ、アレコレとお話が舞い込んでくる次第でございます(おかげさまで、自身も大変楽しくあります。笑)。
またYorkminster様、今回は具体的構造箇所に関するお話しも頂戴致しましたので、こちらは以下、個別にご報告させて頂きたく思います。
◎バッフル、ユニットの落とし込みザグリ
究極の理想を申しますとリニアフェーズまでを意図した段差、そして有機的なラインによるバッフル面整形でありますけれど、しかしさすがにコレは大変でございます(苦笑)。
ちなみに今回の案は板厚が15mm、そしてバッフルは二枚重ねの30mm厚でありますので、ウーファーの落とし込みに関しても強度的には全く問題無いものと考えております。
ユニットのザグリ、通常では現行FW系16cmフレームが4~5mmの深さ、そしてFT28Dは4mm弱程度と自身は考えておりますが、しかし基本外注の加工では、思ったよりもお値段が張る様子でありますので(汗)、よって今回は当方、最終整形前のラフな面取り以外にも、このザグリ加工を引き受けることと致しました。
なお今回のキャビネット、全体の形状メリットを生かすためにも、ユニットの落とし込みはぜひ行いたくありますけれど―――
しかしFT28D、フレームの外周は上下と左右で厚みが異なりますので、残念ながら完全に滑らかな「顔」にはなりませんですね(ほんのわずか、1mm程度のお話しでありますが。苦笑)。
―――ちなみにYorkminster様、この一手間でありますが、実は当方自身においては、近年手抜きが多々。そのままユニットを取り付ける形が、普通となってしまっております(汗)。
◎ウーファー孔処理
同開口、二枚のバッフルそれぞれ
・表側 φ151
・インナー φ170~190
とするのがコスト的にも無難でありますけれど、しかしなるべくならば背圧対策と強度確保が両立した歯車形状のインナー孔、これが今回Y君ご自身のご希望であります。
残念ながらこの形状、当方もテンプレートの用意はチトございませんので、こちらはY君自らが手作業で対応する予定です(根性あるのみです。ただ木工的には極力効率の良い手法、当方から具体的詳細の説明を行ってあります)。
◎各調整
吸音材調整やダクトの交換、ウーファー孔から行って頂く形です。
またダクトは当初VP管の予定でしたが、これは比較的加工が容易なVU管に変更致します。なお同ダクト、最終的に固着するか否かはY君の判断にお任せしますが、例えばダクト部で可能な音質対策、
・ダクト内部へのフェルトやウレタン貼り
・ダクト外周、ブチルゴム等ダンプ材の巻き付け
・外側だけでなく、内側のダクト端も滑らかな造作処理
等々も、以前に当方の愚作でY君に体感頂いております(「ぜひやってみます!」とのことであります。笑)。
なおネットワーク、これは今回、外付け別箱の段取りでございます(やはり諸々のカット&トライが一番でございます)。
と言うことでありましてYorkminster様、実はY君ご自身の最終目標は
・ウーレイモニターの音、これを小型のシステムで!
との無茶でありまして(苦笑)、よって今回はその前段階、この形に近い試行と言えるかもしれません。
※まず音色の面において「手堅い」「無難な」イメージを把握し、そこから具体的に目標(ウーレイモニター)のカラーや音全般、実現具体化の策を見出したいそうです。なおこの件につきましては、「全て自分で頑張ってちょうだい」とのお話し、既に当方Y君へ申し上げ済みです(当方では絶対無理です。爆笑)。
まずはY君、既製品と自作品における天秤では、その意義や価値を十分に理解した上での取り組みでありますので―――
よって今回は当方、ある程度の「こだわり>経済性」を前提とし、自身も諸々のお話しを進めておる次第でございます(礼)。
ちなみにYorkminster様、今回基本の案につきましては
・手堅さに加え、プラスαの可能性を引き出せるユニット構成とし
・単に四角い箱とは、また一味異なるところの音も狙いつつ
・そしてこれをなるべく安価に
・中難易度以下の工作で実現する
との思案でございましたけれど(苦笑)―――
しかし真面目なお話し、最終的に「これ位はかかるだろうなぁ」との全コストを想像致しますと、やはりマルチウェイの自作スピーカーと申しますのは
・オーディオ自体の中でも
・また更なる「道楽」に近い世界
なのかもしれませんですね(心底、苦笑)。
Yorkminster様、この度は重ねてのご助言、心よりの御礼を申し上げます(礼)。
No.9
- 回答日時:
tyo0911 さん、またもや今日和(汗)。
>それならばと当方、10cmフルレンジを使ったアイデアも、一つまとめてみることに致しました・・・
来た来たキターッ(笑)!
BOSE M901CSIV の絶妙な…想像を絶する程、妙な(爆)…Real Tone に圧倒されて以来、小口径 Full Range Unit に勝る Orthodox な Speaker System はないと確信してしまった私は 2~3inch 径の System を自作する自信がないので専ら 4~5inch 径狙いです(汗)。
実は奇をてらった AURA SOUND NS3-193-8A1 (例の SALUTE System です(笑)) を Jazz 用に使っているのですが、Drive Unit 自体の音は明るく、癖がなく、素晴らしい発想の設計だなと思うものの、妙に About な音と言うか、聴いていて真剣に聴き込む気にならない「遊びたい」雰囲気の音調のためか、更には駆動 Amplifier に TRIPATH TA2020 IC を使用した AMP-03-V2S-EX なんてものを充てて遊んでいる(汗) ことからか、どうしても音楽そっちのけで Equalizer やら Enhancer やらをいじり倒してしまいます(笑)・・・まぁいい加減な SALUTE Enclosure というせいもあるのでしょうが・・・(滝汗)。
特に Equalizer や Enhancer をいじらずに真空管 Sound で気楽に Classic や Screen Music を Back Ground Music として聴きたいと作ったのが DAITO VOICE F120C85-1 を DAITO VOICE SV-101/105φ に入れたものなのですが、いやぁこれは嵌りました。
実は私も
>長期的に見てウレタンエッジから逃げ出してしまいました。
と仰る iBook2001 さんと同じで Urethane Edge は苦手で、しかも Paper Horn みたいなのが Center Cap に付いた Dual Cone も生理的に苦手なものですから DF16F には手を出せず、F100A103-10 や KOIZUMI Original の 100WB03B にも手を出さずに F120C85-1 を選んだのですが、これが正解だったようです。
SV-101/105φ Enclosure は結局 Bass Reflex Duct に綿を詰めて密閉に近い状態にしてしまいましたが、DS16F が DIATONE P610 を彷彿とされると言うのであれば DAITO VOICE F120C85-1 は布 Edge 化した ALTEC CF404-8A を彷彿とさせる(爆笑) とハッタリを噛ませても良いのではないでしょうか・・・しかも DAITO VOICE EX-10W 0.8 Litter 密閉型 Enclosure にでも入れれば AURA TONE 5C2V を彷彿とさせる(爆) とホラを吹いても罪にはならんでしょう(笑)。
黒抄紙 Cone の音は結構緻密で解像度があり、ELEKIT TU-H80 という安価な Tube Hybrid Class D Amplifier の Default 管である Electro Harmonix 12AX7 EH を Vintage Sound ECC803S JJ Red に変えてもしっかりとその違いを示してくれますので、Classic 用に Mullard 12AX7 管を驕ろうかななんて気にさせられています(汗)。
勿論、腹に響く低音なんて出やしません・・・でも真空管の違いを表現できる緻密さは Strings や女性 Vocal に妙なる音を奏でてくれるんですよね(^_^)/。
妙なる音色と言えば、多分こいつだと思うのですが、エルシー電機の LC-12S・・・店で聴いた Violin の音は素敵でした・・・多分、女性 Vocal も凄いのではないかと思います。・・・再確認していないし、値段が値段なので(汗)、未だ手を出してはいないのですが・・・(滝汗)。
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medi …
拝見させていただきました・・・さすがですね(^_^)/。
Sand Paper で丁寧に磨いて Round Edge にしたこれに LC-125 を入れたら 1 本 10 万円もするような Compact な European 2 Way なんぞ要らない(笑) という気がしました。
HALTWO様、ダイトーロクハンの案、お褒めを頂戴し大変恐縮です(礼)。
同案、HALTWO様より頂いたお話しを、当方なりに今回の条件下で具体化したつもりなのでありますが―――
しかし製作全般、気合と根性はともかく、組立時の技術に関する問題。ここでY君より、ちょっと「自信ナシです」とのお話しでありました(笑)。
こちらのキャビネット案、板材及び加工の費用はかなり抑えた形でありますけれど、ただ組立以外にも
・部材、孔の拡張やR加工
・そして側板削り出し
等の作業が必要でありますので、よってY君諸々熟慮の結果、見送りの判断となった様でございます。
※なお今回の各案、最終の面取りに関する大まかなカットは、当方がマルノコで行う段取です。あとはひたすら、ペーパーで磨いて貰う!
またHALTWO様、当方などですと、安価なユニットに対する穴埋め的発想。今回はこの意味合いで、キャビネットには少々手間を掛けたアイデアでありましたけれど―――
しかしこちら、Y君のお考えでは、やはりどうせ手間を掛けるなら
「それなりのクラスのユニットを使ってこそ、その価値が見出せる」
との気持ちだそうであります(確かに理解出来ますね。ちなみにウーファー案ならば、ユニット取付孔の歯車形状的な拡張加工等々、経費削減のために根性で削るそうです。笑)。
また、ただいま別の知人からは
「この積層箱とFW168HR+FT28D、それこそペアにすればいいんじゃないか?」
との案も出て参った次第でありますが(これもなるほど「確かに」であります。笑)、取り敢えず今現在においては諸々、全てY君のお気持ち次第でございますですね。
なおHALTWO様、最近のフォステクスFW系、ウレタンエッジの耐久性は、それなりに向上と言う感の個人的印象であります。
同素材エッジの劣化、これは個々のご家庭で湿度等に関する環境差もございますけれど、ちなみに当方の様な
・稼働時間、大
・そして主に、負荷の多いキャビネット形態
にあっても、現行のFWのNシリーズでは、特に目立った劣化は感じませんです(ちなみに当方手持ちの旧型FW系、こちらはさすがに、例外なくエッジがフカフカでございます)。
またHALTWO様、ご自宅ではダイトーボイスの12cmフルレンジ、どうやら見事に本領発揮のご様子でありますが(ニヤリ。まぁしかしHALTWO様の手による品でありますから、ユニットが良く「歌う」のも当然であります。コレが当方などですと、ユニットを「咳き込ませる」に近いケースも多々でございますから。爆笑)―――
ちなみに今現在においてはY君、先に話題となりました
「例えばFE103系のフルレンジでも、『クセの少ない無難な音』と言うのは、出せるんですか?」
に関するスピーカー。これに近いのではないか?と思える長岡式SPを、ただいま実際にお試し中でございます。
※BS-17と申しますスタガードバスレフでして、昔当方が作ったハコを、FE103Eにて音出し可の状態と致しました。なおBS-17、本来はトゥイーター付きのシステムでありますけれど、今回はフルレンジのみでの稼働です
しかし、例によっての、当方愚問では毎度お馴染みたる脱線展開(苦笑)。Y君ご自身の口から出た「FE103系」については、浅学当方もどうにか案をまとめましたけれど、しかしさすがにお話しにありますところのエルシー製ユニット、こちらは自身が詳細を全く把握しておりませんので(汗)―――
まずはこの寄り道展開、その音をよく知る範疇において、Y君に面白いアイデアを提供出来ればと考えておる次第です。
HALTWO様、本愚問でも多々ご配慮賜りまして、再度厚く御礼申し上げます(深く礼)。
No.8
- 回答日時:
はじめまして♪
(いや、毎度様です♪ と言うべきでしょうか。笑)
小型2Wayは造らなく成ってかなりの年月が経過しています。私もFostexのウーファーにはいくつかお世話になったのですが、長期的に見てウレタンエッジから逃げ出してしまいました。
現在残っている本物の小型ウーファーを使った、小型自作機はディナのウーファーとスキャンのソフトドームの2Way、ユニウェーブ方式のデッドコピー機くらいです。
かなりのパワーアンプで駆動しないと本領発揮できないし、サウンド傾向も有るのでオールマイティーでは無いのですが、好きなスピーカーの一つでもあります。
ご友人からのご依頼品、なかなか面白そうとも言えますが、あくまで個人的な好みからですと、どうしてもFT28Dが引っかかります。念を押しますが、あくまで個人の好みの範囲で、個人的な部分ですが、どうしてもこの高域ユニット、私にはちょいとクセが強過ぎてシンバルの種類や奏法の鳴らし分けには向かないかと感じてしまうのです。
(でも、安価なので、同じ様な価格でと言われたら、他のチョイスはかなりキビシイのですが、、、)
過去にヤッツケ仕事で音を考えていなかったのに、案外良かったと言う体験があります。
PCモニタでアナログのテレビチューナー付と言うので音があまりにもノートPCのようなのは勘弁という事で、余っていた箱、約1.5Lの密閉に同じく余っていたユニット、FE-107を取り付けて液晶の両サイドにポン。
PC用の3万弱のスピーカーより、はるかにPC用っぽいバランスでいながら質感も悪く無かった(爆笑)
低域共振周波数はかなり高く、さらに共振が強いはず。こんなユニットを小型密閉に付けたらさぞかし窮屈で息詰る音に鳴ると思ったら、最近の中低域過多の小型システムのバランスに近く、それでいてテレビ放送のアナウンスやドラマの台詞、バラエティー番組の言葉がけっこう聴き取りやすい上に、冗談で付けておいたFostexの安物ホーンツイターFT17H、やはり母もパートさんもこいつのアッテネーターを絞り切った方が良いと言ったので、試しにフルレンジ側に0.3mHを挟んだら、母もパートさんもツイターを利用した時の方が聴きやすいとの事。(私個人では、フルレンジのスルーの方が好みですが、まぁ、そういう環境なのでそういう構成にして何年も使っています。こんなスピーカーにコイルを持って行かれたのは悔しい。爆笑)
案外、FEやFFシリーズ、小型密閉とか、小型バスレフで最近の100Hz~150Hz付近を極端に増強したサウンド傾向として、FT28Dの下限、2k以上を任せる様なフルレンジ側の高域カットした状態との組み合わせですと、今風の人には好評なサウンドと、有る程度のサウンド再現性の品質を得られる可能性は有るのかな? (あくまで想像でしか有りません。)
この状況を「極端なクセ」と考えられそうかどうかは、疑問では有るのですが、、(苦笑)
コンパクト2Wayと言う時点で、どうしても低能率で重い振動系のウーファーが前提となるでしょう。そういう意味からはFWシリーズと言う選択肢が最初に思いつきますし、おっしゃる通り価格と結果では、なかなか他社製のユニットではC/Pと言う面から出番は少なく成るかと思います。
まぁ、私の様にFostexや他社のフルレンジユニットが好きと言う、時点で一般大衆の好むサウンド、無難とか良いと言う方向とはおそらく違うのでしょうから、参考に成るかどうかすら不安ですし、オーディオが好きでいろんな経験をされている諸先輩に笑われても当然かと思いますが、あくまで一個人の考え方と経験を書き込みさせていただきました。(^。^)y-~
この回答への補足
これはiBook-2001様、ご回答、誠にありがとうございます(礼)。
実はお師匠、お師匠のご回答を拝見したY君より
「例えばFE103系のフルレンジでも、『クセの少ない無難な音』と言うのは、出せるんですか?」
とのお尋ねがありまして、それならばと当方、10cmフルレンジを使ったアイデアも、一つまとめてみることに致しました(BOSEの補正回路や長岡式PSTの路線ではなく、ユニットの複数使用にて対応する形です)。
ちなみに現状においては、やはりFW168HR+FT28Dのバスレフ案。まずは「手堅い2ウェイ」として、ただいまY君一番のお気に入りでございますが(笑)―――
しかしながら「無難な」音狙いの2ウェイ、これはオーソドックスなユニット構成の手法以外でも、他に何かしら面白い形があるかもしれませんですね(お師匠のご回答を拝見して、そう思いました)。
という訳でありましてお師匠、またこちら、新案の設計がまとまりましたら、改めての御礼参上、再度お邪魔させて頂きたく存じます(礼)。
追伸
なお当方もうお一方のお師匠、HALTWO様よりご助言頂きましたアイデアは、一応下の形の設計案と相成りました。
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medi …
メインのロクハンはダイトーDS-16DF、そしてデイトンのトゥイーターは、フレーム付きの品と致しております。
・・・しかしこちら、工作はかなりシンドイですね(凝り過ぎました。苦笑)。
同案、Y君も結構気に入ってくれたのですが、しかしいざ製作となると「ちょっと自信がありません」とのことでした(笑)。
iBook-2001様、ご回答、厚く御礼申し上げます(礼)。
Y君より新たにお尋ねのFE103系システム、本体の設計は終了致しまして、ただいまは板取との兼ね合いを図る段階となりました。
同案、本体に関するイメージ図は、またpixivさんの場をお借りし送らせて頂きたく存じます(礼)。
しかしながらお師匠、やはり本命と致しましては最初の案。これに修正を加えた形が、採用となりそうであります(同案、彼のイメージに対し、最も合致する様でありますね)。
今回の愚問、自身と致しましてはフォステクス以外のユニット(ウーファー及びトゥイーター)選択、この観点が具体的主題でございましたが―――
されど「手堅い2ウェイ」形態、さすがに本サイト本枠では、視点を変えたアプローチとアイデアが多々でございまして(笑)、よってY君ご自身も「自作SP」の世界における多様性と申します物、これを今回は改めて認識とのことでありました。
ちなみにお師匠、お話しにありますFT28Dですが、こちら音色的には同品に対する印象、当然ながら個人差により様々な違いがあるものと推察致します(当方の場合ですと同品、C/P的な観点から、ついつい選択と相成るケースが多々であります)。
FT28D、自身が考える各長所は、
・総体的C/P
・基本、しっかりとしたつくり
・サイズ及びフレームの形状
等でありまして、特に自身8cmフルレンジマニアでありますから、やはり2ウェイにおいても音源の集中化、否応なしに要求してしまいます(苦笑)。
このクラスのクオリティを保持したトゥイーターで、ウーファーに極力近接配置が可能な形としては―――
やはり同品、自身においては、色々な面で「使える」印象でありますですね(笑)。
と言う訳でありましてお師匠、今回は本命案の優位、正直ナカナカ動きませんけれど(申し訳ございません。苦笑)、しかしFE103系による、一般的イメージとしての中庸な音。これはユニットの使い方、そしてキャビネットの方向性においても、実に面白い試みでありますね(逆に新鮮でありますね。笑)。
この場合では目的に対する手段、実際に知恵を絞ってみますと結構楽しくありまして、よって本愚問では主だった趣旨以外でもまた一つ有意義な勉強、大変参考となりました(礼)。
※当方などはいつも変な方向に走るスピーカー案ばかりでありますが(苦笑)、しかし一見奇策に近い形ながら、むしろ「無難な」とりまとめ。この形は自身も、実際何かしら新作を作りたくなりました(自身現状では、件のDTQWTがまず最優先でございますが。苦笑)
iBook-2001様、重ねて御礼、ご回答、誠にありがとうございました(礼)。
No.7
- 回答日時:
tyo0911 さん、再び(笑) 今日和。
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medi …
拝見しました・・・また面白い形状の箱を(笑)・・・思いっきり Round Edge にしたら、もはや楽器ですね(^_^)/。
「20 代の Y 君に組み上げさせる Speaker Kit」ならば「見た目に格好イイ(笑) FOSTEX FW168HR」は捨てがたい Choice ですね・・・ただコイズミ無線で¥18,980・・・FT28D と合わせると 2 本 Pair で Speaker Unit 代だけで¥49,320・・・工作費その他諸々で¥60,000 ぐらいはかかるかな。
Amplifier 内臓の
http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.a …
とか
http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.a …
とかを
「素直に買った方が安イーし格好良くネ?(笑)」とか言われそうです(滝汗)。
自作の醍醐味は「好みの音に徹底的に Tuning できる」ことだと思いますので、そこまで金をかけて良いのであれば、私なら A No.5 nokata さんも御薦めの
http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.a …
に
http://www.sp01.jp/14_803.html
辺りを 2 台(笑) 加えて「頑張ってみぃ(爆)!」とか言ってしまうかも(笑)
・・・追加 Cost ¥13,000 ぐらいで、Crossover Point 0.44kHz~9.3kHz 可変、Level 可変、Phase Invert 可とまぁ「すっげぇ~っ、オレってプロ(爆)?」ってなことができてしまいます(汗)。
「DAITO VOICE DS16DF はまだ聴いたことがないので、聴いたことのある DS16F なら無難かな?」と思った次第なのですが、DS16DF でも 2 本で¥1,000 ぐらいしか違いませんので DAYTON ND16FA-6 や
http://dp00000116.shop-pro.jp/?prid=8603726&c&vi …
を使っても 2 本で軽く¥20,000 以下にできますね。
上記 Ch Devider と Amplifier を加えても合計¥30,000 ほど・・・・
「素直に FOSTEX NF01A 買った方が安っイーし格好良くネ?」とは言わせませんよ(笑)。
・・・なにせ Tweeter との能率差を合わせ、Crossover Point も自在に選んで「オレってもしかしてプロっ?(爆)」ってな Tuning も行えるのですから(笑)。
問題は
http://dp00000116.shop-pro.jp/?pid=6734
の外観に「ダッセーじゃん、これっ(笑)!」と言われないような Design にするにはどうするかですが・・・
既に背面湾曲型の Enclosure で「うっわー、後ろからも見せびらかしテーっ!(笑)」ってな個性を持たせていますので、あとは Speaker Unit Mount 周りの Design ですね・・・
Printer で印刷した文字を切り抜いて台紙を作り、White Paint Spray で DS16DF の Cone 部に STUDIO MONITOR と PROFESSIONAL とでも LOGO を吹き付けておいてやれば大満足(爆笑)?
音にどれほどの違いが生まれるかは判りませんが、DS16DF の Mount 位置を Ring 状の台板を介して前方に突出させ、Dome Tweeter と Voice Coil 位置を合わせる・・・ついでに 4 点締ではなく 8 点締めの Dummy Plate も付ければ相当「格好良い」外観になるのでは(笑)?
まぁ Voice Coil 位置を合わせたところで「定位が Pin Point に定まって目も覚めるほど解像度が向上する」というほどのブツではないので(笑) あくまでも Design でしかないのですが・・・(滝汗)。
再度のご配慮、HALTWO様、いやはや誠に恐れ入ります(礼)。
ちなみにHALTWO様、ただいま当方、DS-16F(乃至DS-16DF)想定の新案を練っているのでありますが―――
やはり内容積、最低でも、実効値にて20Lは欲しい感でありますねぇ(それ以下では、まず自信がありません。汗)。
なお今現在のキャビネット案、こちらは
・高さ 340mm
・幅 260mm
・奥行き 327mm
の外寸でありますが、さてDS-16Fの仕様はどこまで小型化出来るか、これからが勝負でございます(笑)。
また現在の案、ルックス的にはチト奇抜でありますけれど(苦笑)、しかし工作の方は先に申し上げた通り、意外とシンプルでございます。
ただしかし、ここまで面取りにウエイトを置く形ですと、やはりユニットに関してもバッフル面へフラットな埋め込み―――
コレがどうしても欲しくなりますので(苦笑)、結果として部材の加工費用等、かなりのお代となるかもしれませんですね(再考の余地アリ、廉価版も必要と考えます)。
またHALTWO様、こちらも先の御礼で申し上げた通り、まずDS-16F仕様においては、ハコの方も徹底的にコストを削減(板材のカット、ホームセンター等で対応可能な程度レベルと致したく思います)。
そして経費を抑えた分は、工作の「手間」や「頑張り」によって、音のグレードを高める努力を行ってもらおうと考えております(笑)
※よってここは一発、根性の必要なキャビネット形態。この工作をY君に提案してみます(ニヤリ)
と言うことでありましてHALTWO様、あくまで板取を含めたところまでが、最低限の「設計」でございますので―――
こちら、数日にて同新案、しっかり取りまとめたく思います。
よろしければHALTWO様、誠にお手数ではありますが、また自身の愚案、本愚問上で再度のご検証賜れれば、当方誠に幸いでございます(我儘、すみませんです。苦笑)。
ちなみにHALTWO様の「手堅い2ウェイ」コンセプト、Y君も多々興味を持った様子でありまして、改めて当方も具体的な詰め、自身楽しませて頂きます。
※DS-16系のキャビネット案は、過去に幾つかまとめておりますけれど、しかしいずれもフロア型のトールボーイでありまして、今回はチト転用が利きません(苦笑)
HALTWO様、重ねてのご回答、改めまして、深く御礼申し上げます(礼)。
追伸
実はHALTWO様、最初は当方、下の二機種のいずれかに近い線を狙っていたのでありますが(ルックス的にも音質的にも)、
・音の方も、まさに「手堅い」2ウェイ
http://audio-heritage.jp/ACOUSTICENERGY/speaker/ …
・他方、面白味も内包した2ウェイ
http://www.nhthifi.com/NHT-History
http://www.nhthifi.com/site/images/model1_lg.jpg
しかしY君のご要望で、全体の意匠も含めての新路線となりました。
今回想定のFW168HR等、まさにスパルタンな外観と申します点も、何を隠そうHALTWO様の仰る通りでございます(苦笑。しかしY君、もちろん「音」の楽しみが、何より一番に来る人間でございます)。
No.6
- 回答日時:
こんにちは、
無難な2wayですよね?
私の好みを提案すると
NS-10M用の補修部品として片チャンネル2万円でユニットがそろいます。
(NS-10M ユニットとかで検索してください。)
これをリンクウィッツライリー等の位相重視のネットワークで繋ぐと無難に私好みになりそうです。
もしPE-201とか8A-70とかが今でも手に入るなら、フォスのハードドームを8kクロスくらいで足して構成しますね。
denkiyasann様、ご回答、誠に恐れ入ります(礼)。
そうでありますね、既製品システムのユニット、この方向でありますと自身と致しましては
・キャビネット勝負
・加えて良質なネットワークパーツ
この形で「原形」スピーカー(NS-10M等)を超えること、ついつい狙ってみたくなりますですね(笑)。
こちら、トータルで考えましても、コスト的にはかなりのメリットがあるものと考えますし(仰る通りであります)、また一度ぜひ、Y君のお考えを聞いてみたく思います(礼)。
いやーしかしdenkiyasann様、お話しにありますところの、各フルレンジ―――
これらに近い域の品は、現状健在なメーカーにおいては何かしらの復刻的なファンサービス、「一発頑張ってくれませんか」とついつい思ってしまいますですね(苦笑)。
http://pioneer.jp/components/pe_101a/
※上の様な「音響屋」さんとしての気概、もっともっと欲しいですね(笑)
まぁしかし、今現在の我が国オーディオマーケットの現状を考えますと、正直多々無理のあるお話しかもしれませんです。
ただ自作派にとりましては近年のスピーカーユニット、選択の幅も一時よりは随分豊かになりましたし(テクニクス撤退の頃、まさに極寒の時期でございました)―――
基本当方などは安物買いばかりでありますけれど(苦笑)、また同業界の更なる発展振興、一ファンとして心より望む次第でございます。
重ねて御礼、denkiyasann様、ご回答、誠にありがとうございました(礼)。
No.5
- 回答日時:
tyo0911様、おじゃまします。
またまた、楽しい投げかけ、嬉しいですね。
FW168HR+FT28Dはとても興味がわきました。
ウーハーと言っても10K近くまで再生するウーハー
ですので、どの辺でクロスするかでかなり
音色が変わってくることは確かですよね。
・そこそこのサイズのブックシェルフ
・そこそこの能率
・そこそこのコスト
う~ん、そこそこってどのくらいなんでしょうね?
・そして極端なクセが無い、ごくごく無難な音
これが一番難しいですね。みなさんこれを求めては
妥協し、自分を見失うのでしょうね?きっと。
だから、最後には好みの音とかで逃げ切ってしまうと。
で、そこそこでなくても一番おいしいところで
クロスを持ってくれば癖は出ると思います。
癖のない音をえようとするなら可聴範囲のぎりぎりで
クロスさせる方が有効かと思います。
たとえば、50~80Hzとか10KHz~15KHz
とかでクロスすれば、クロス付近の暴れは気に
ならなくなりますよね。
しかし、10KHz~15KHzを採用すると
低域の50Hz付近のボリュームがさみしくなります。
なので、ネットワークはあきらめて、チャンデバで
70Hz付近でクロスする。
ウーハーはFOSTEXのFF225WK。
ツイータは同じくFF125WK。
ともに補強は必須ですね。
チャンデバとアンプはべリンガー。
意外と優れモノです。
CX2310 Super-X Pro
EPQ304
という、案はいかがでしょうか?
これはnokata様、この度もご回答、心よりの御礼を申し上げます(礼)。
いやーしかし、真面目なお話し、既製品を買った方が手っ取り早いんですがねぇ(爆笑)。
とは申しましても、まさにnokata様のお話しにあります、様々な音づくり。やはりこの楽しさを、Y君ご自身もよく知っておりますから(笑)―――
よって今回は現用メイン(Y君の愛機、ただいま10cmフルレンジのBHであります)、こちらとはまた異なる方向性で、「新たなトライ」と言うY君でございます。
ちなみにnokata様、現状においてはFW168HRとFT28D、このペアが最有力候補でございますが、しかし今回のケースでフルレンジとの選択になりますと、やはりサイズ的には、どうにもロクハンが限度でありますですねぇ(イヤハヤ、申し訳ございません。目一杯でおおよそ20Lでしょうか。苦笑)。
そしてnokata様、FF225WKとFF125WKのペアでありますと、これは先の当方愚問にありますDTQWT。こちらで当方、一発試したくなりました(笑)。確かに同系シリーズフルレンジでのマルチ使用、音色の整合においては多々メリットがございますし、自作SPの世界ではこれまた大変面白い手法でありますものね。
※しかし当方の所属する全日本FE83振興協会(会員三名)、この中の一人は「フルレンジ、口径が違えば、それは全く別物」と言う主義主張でございます。この辺りの考え方の差も、ある意味オーディオの楽しい部分でありますね(笑)
実はnokata様、Y君のオーディオ環境では、まずアンプにおいても地固めがしっかり出来ておりますので(幾分古い型式ですが、アキュフェーズのプリメインです)―――
やはり今回はなるべく正攻法2ウェイに近い形、この方向にて、諸々の案を更に練ってみたく存じます(礼)。
―――されどnokata様、nokata様ご自身も様々なアイデア、実に豊富でありますですねぇ。
またその中身、当方の諸々お馬鹿お間抜け路線(苦笑)とは正反対の見事な説得力でありまして、今回頂戴したアイデアも大変面白く思いましたです(nokata様の音づくりの方向性には、清水の様な「透明感」があるんですよね。これが当方になりますと、コーヒーと紅茶とウーロン茶と緑茶を一緒くたにした感でありますから。爆笑)。
いやはやnokata様、本愚問もご回答賜りまして、こちら重ねて、御礼申し上げます(礼)。
No.4
- 回答日時:
14-18cm級ウーハー、バスレフ、二次のクロス を想像します。
しかし、今日のメーカー製品の仕上げまで含めたCPを考慮すると、安さ追求の意味は失われていると考えます。特に今回はご友人の依頼ということで、「工作の喜び」を付加価値とできないので、尚更、メーカー品に行くべきでしょう。あえて自作にこだわるのであれば、メーカーならペア50万円クラスをコスト10万円で狙う、という高級ユニット路線に醍醐味があると思う訳です。
No.1氏のSEASユニットはお勧めですが、ここはExcelウーハーまで行きたいです。特にマグネシウムユニットは驚愕するパフォーマンスです。問題は、複雑極まりないネットワークの構成です。私はチャンデバに逃げました。ここは素直にネット上の作例をパクるべきです(笑)。SEAS社謹製の作例もweb上にアップされています。
http://www.seas.no/index.php のDIY KIT を参照。
motley様、ご回答、誠にお手数お掛け致しました(礼)。
お話しにありますSEAS EXCEL、こちら実際に味わってみますと
「高速道路を高級ドイツ車で走った際の乗り心地」
に近い世界と思われる次第でありますが(笑)、しかしなにぶんコスト!やはり多々難しくありますですねぇ(苦笑。申し訳ございません)。
また自身もYorkminster様への御礼にて申し上げましたけれど、とにかくmotley様の仰る通り、このクラスのユニット使いでは
・必要にして不可欠たる高品質なネットワーク素子
・加えて何より、ユーザー自身のスキル
・それと、やっぱり最後はお金
等々、もうホントにアレコレ大変でございますので(苦笑)、残念ながら今回においては、まず諸々「無難な」線。この域にての、取りまとめとなりそうでございます。
しかし本来の、オーディオにおける魅力。こちらmotley様のお話しを拝見したY君は、今後更に色々と思うトコロが出て参るものと推察致します。
ちなみに先日には本枠、ケーブルに関する素晴らしいご質問(及び多くのご回答)がございましたけれど―――
やはりオーディオと申しますのは、ネガティブよりアクティブな思考(及び行動)に尽きるものと愚考致しますし、よって今回頂戴しました高級ユニットに関するお話し。これもまた、実に参考となるご意見と感じましたです(いやはや、ありがとうございました)。
motley様、ご回答、重ねて御礼申し上げます(礼)。
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