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微小管からチューブリンが離れていく(脱重合)することによって、どうなってしまうのですか?
調べた結果、ガンになるとあった(自信なし)んですが、どうしてなんですか。

また、体温が下がることによってなぜ脱重合が起こるのですか?

教えてください。

A 回答 (1件)

質問者さんがどの程度のレベルを要求しているかわかりませんので…。



まず、第一に微小管はチューブリンが常に重合と脱重合を繰り返しいることが、重合と脱重合の平衡によって構造が維持されていることはお分かりですね。

というわけで、脱重合したチューブリンは基本的には、また重合して微小管の構成成分になると考えて良いと思います。もちろん、分解されてしまうチューブリンもあると思いますが。

次に、脱重合が進むとどうなるか?ということなんですが、基本的に細胞の構造が維持できなくなります。これは逆もそうで、重合がすすんでもそうなります。あくまでも重合と脱重合の平衡が大事なんですね。
で、重合と脱重合が一番、盛んなのは細胞が分裂する時です。微小管は紡錘糸を形成すんですね。このとき、微小管形成が邪魔されると、分裂が失敗し、細胞にアポトーシスが誘導されます。

Vincristineなどの重合阻害剤(脱重合を促進させる)Taxolなどの脱重合阻害剤(重合を促進させる)はいずれも抗癌剤として有名ですが、これらの薬剤は、癌細胞の紡錘糸形成を阻害することによってアポトーシスを誘導するわけです。これは癌に特異的というわけではなく、癌細胞が分裂が活発であり、当然、紡錘糸の形成も活発であるから癌に効きやすいというだけです。
つまり、脱重合することによって癌になるわけではないです。おそらく、脱重合を阻害する抗癌剤がある、ということから誤解してしまったのではないかと思います。

で、体温と脱重合については…。知りません…。
たぶん、重合は酵素反応なので、体温が下がると反応が低下して脱重合に平衡がかたよるということではないでしょうか?わかりませんけど。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
返事が遅れてしまい、すみません。

まだ理解については不十分なので、これからも勉強したいと思います。

お礼日時:2004/02/01 22:26

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