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姪と雑談をしていて「おんぶ」がポルトガル語だと言うので考えてみたところ、肩がOmbroですからなるほどとおもいました。
ポルトガル人宣教師が日本で布教をするには、こども達と親しくなるのが近道だったと推測されます。親しくなるにはおんぶなどをしてあげたのでしょう。

日本語と思って使っているけど意外にもポルトガル語だった! という話がありましたら教えてください。あと意外なものでは京都の先斗町がポルトガル語なんだそうです。
それと日本人が言うオランダという名前。これはポルトガル語ではないかと思っております。ポルトガルの宣教師がそう教えたのでしょう。

A 回答 (4件)

16世紀に日本に多数住んでいたポルトガル人宣教師がキリスト教の布教とともにヨーロッパ文化をもたらしたので日本語にポルトガル語起源の単語がたくさん残っています。

しかし、徳川幕府はキリスト教を禁教としたため、当時普及途上にあったポルトガル語は地下に潜りばくち用語や特殊な職業用語として生き延びたようです。

1)ポルトガル語起源の日本語として有名なのはパン、伴天連(神父、padreから)、ビードロ(ガラス、昔ビー玉という遊びがあった)、カステラ、金平糖(砂糖菓子の一種)、合羽(外套の一種capa)、キリシタン、クルス(十字架)、カルタ(トランプ)など。

2)既に死語、半死語となった単語:カルサン(野バカマ)、襦袢(着物下に着る)、ズベ公(不良少女、醜い女など、カルタ用語から)
3)意味に混乱がある単語:ピンからキリまで=最上等なものから最下等なものまで。あるいは始めから終わりまで。ピンはスペインカルタの1、キリはキリストを指す。 キリはスペインカルタから生まれた花札では12月を指すことから、最後、つまらぬものの意味が与えられたのかも知れません。

時代と共に日本語の意味やゲームのルールが分からなくなると新しい解釈が生まれることがあります。語源説には誤った解釈がたくさんあります。 

おんぶ
たぶん日本へ出稼ぎにきたあまり日本語の得意でない日系ブラジル人が音を聞いて考えた説ではないかと思います。おんぶは日本語の「負う」の幼児語で、大人でも「親におんぶに抱っこ」(甘えて親に全面的に世話になること、親は人、会社でもよい)

ポント町
諸説あるようです。ポルトガル語説を取るには日本の他の町にひとつでもポントという地名があれば納得できるのですが・・・ポルトガル人との接点が京都以上に多かった九州、特に長崎にあれば説得力が増すでしょう。
余談ながら九州の一部では長椅子のことを今日でもバンコ(banco)と呼びます。bancoは銀行と同じ語源。

オランダ
Nederland (ネーデルラント)の別称 Holland (ホラント)をポルトガル語やスペイン語ではHを発音しないのでオランダと発音します。 Hondaはオンダ、Hanedaはアネダと発音されます。

ラテン系の言葉は発音が日本語に似ているため、お互いにすぐ似通った自国の単語(意味は違うが)を見つけてジョークのネタにしたりします。しかし、語源説を唱えるためには音だけでは不十分です。
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この回答へのお礼

やあ、ふくろうさん。久しぶりですね。ご回答ありがとうございます。

>ズベ公

えーっ、ズベ公がポルトガル語なんですか? ちなみにそれは何というポルトガル語ですか?

>ポント町  諸説あるようです。ポルトガル語説を取るには日本の他の町にひとつでもポントという地名があれば納得できるのですが・・・ポルトガル人との接点が京都以上に多かった九州、特に長崎にあれば説得力が増すでしょう。

先斗町にはぼくも首を傾げています。Pontoは英語のPointですからあまり関連はありませんが、Pontaであれば、それは先端という意味ですから先斗町と関連付けられます。ではなぜ京都なのかと問われるとちょっと困りますが・・・

>余談ながら九州の一部では長椅子のことを今日でもバンコ(banco)と呼びます。bancoは銀行と同じ語源。

私がブラジルに住んでいた頃、佐賀県出身の人からそれを聞いたことがあります。

ふくろうさんはラテン系の語学に詳しいかたなのでご意見を伺いたいのですが、だいぶ前に「カトリックの宣教師が河童のモデルとなった」という説に関する質問をこのサイトでいたしました。そのときの質問を載せますのでお時間がありましたら、これについても何かコメントをお願いいたします。

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/5949543.html

お礼日時:2012/07/03 16:41

驚いたのは蘭引(らんびき)です.焼酎工場の見学で言葉を知り,「阿蘭陀くだりの蒸留器だから蘭引ね」と思いました.



家に帰って辞書を引くと,なんと alambique から来ているとのこと.al から始まっていることから想像されるとおり,もとはアラビア語です.それがムーア人と共に 8 世紀頃イベリアに渡り,ポルトガル経由で 16 世紀に日本に来ました.

私は alambique をブラジルで知り,おいしい pinga を作ってるところ,くらいに思ってました.それが今日になって蘭引を知り,頭のなかで caxaça と焼酎がつながりました.まわりくどい旅をしたものです.
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この回答へのお礼

へー、蘭引なんて言葉があったんですか。興味深い話ですね。
ご回答ありがとうございました。

なお河童の質問にも良かったらお答えください。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/5949543.html

お礼日時:2012/07/04 22:25

ふくろうです。



>ズベ公
スペインカルタの遊び方もスペインカルタから派生した花札の遊び方も知らないので説明が難しいのですが・・・
現在のスペードはespada(剣)が語源です。エスパーダから転じた花札の役は軽かったようで役立たずの意となり、その札がスベタと呼ばれるようになり、意味も転じて顔かたちのよくない女の意味でも使われていたようです。時代が降って不良少女を指すようになり、スベタ→ズベタ→ズベ公と変化したようです。 広辞苑はスベタを「ポルトガル語、スペイン語起源」と説明したいます。生まれはスペイン、日本へ伝えたのはポルトガル人という事でしょう。

>河童と伴天連
時期が違うとしかコメントできません。想像上の動物ですからいろいろ想像するのは楽しい知的な遊びになるでしょう。民話は当時の庶民の習俗、宗教とも深く関係し、日本の場合は神道と仏教布教のツールとして利用されたと思われるのできゅうりがどのような役を果たしていたのかを知ることも重要でしょう。また頭の皿は、頭頂を神聖な場所とした考えもあるので、何か関係があるのかもしれません。日本では子供の頭をなでることは愛情の表現ですが東南アジア(?)では他人が触れてはならない神聖な部位とする地方があったと思います。
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この回答へのお礼

再度のご回答ありがとうございます。

>現在のスペードはespada(剣)が語源です。エスパーダから転じた花札の役は軽かったようで役立たずの意となり、その札がスベタと呼ばれるようになり、スベタ→ズベタ→ズベ公と変化したようです。

おお、エスパーダですか。納得しました。なんというゲームか忘れましたが、こどものころ、ハートの点数が高くてスペードがマイナス点でクラブとダイヤは並みの点数というゲームをよくやりました。ブリッジとよく似ていてAが一番強くてK,Q,J、10・・・となります。絵札のみ点数になります。スペードはマイナス点ですが、A,K,Q,J,10の全部を取ることができると一発逆転でプラス55点となります。そのスペードがズベ公の語源ですか。面白いですね。

河童についてのコメントもありがとうございました。
 

お礼日時:2012/07/04 06:49

素っ気ない回答ですが、「日本語になったポルトガル語」で検索したら、次の様なサイトが1つ有りました。


http://www.nippokyokai.org/BekkanNihongoPortugal …

検索すると、まだたくさんのサイトがヒットしますので、nishikasai さんも同じ様なキーワードで検索してみてください。
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この回答へのお礼

サイトのご紹介ありがとうございました。

お礼日時:2012/07/03 16:16

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