プロが教えるわが家の防犯対策術!

アメリカのアイドルたちが世界中で人気になった理由は何でしょうか?
日本では、ジャパンエキスポなどの日本の文化を紹介するイベントを通して知名度を上げているようですが、アメリカではそういうイベントを他国ではしないのでしょうか。

A 回答 (1件)

視点が違います。


米国が世界を市場にしている産業というのは、何もアイドルビジネスだけではないですよ。ロック、ポップ、ブラック、映画音楽、ジャズ・・・主に大衆的な音楽全般です。
それどころか音楽に限らず、映画、テレビ番組、飲食産業、観光等・・のあらゆる娯楽産業が、世界を市場にしています。それが日本やヨーロッパとは大きく異なるアメリカンビジネスの特徴的な点です。
勿論アートや伝統の分野等、ヨーロッパ等に比べ弱いビジネス分野もありますが、米国においてはアートすらも巨大量産ビジネスにしてしまうのです。(もはやアートと呼べないのかもしれませんが・・。)

これら多くの娯楽産業が世界進出している理由として、まず米国特有の巨大資本の違いがあると思います。
それから、マーケティングに対する貪欲さの違い。音楽ビジネスの世界的中心地と言えば米国そして英国なんかが挙げられますが、米国の商売欲はヨーロッパの音楽業界と比較にならないです。金にものを言わせて「派手にキャッチーに大衆の目を奪う」のも「さほどでもない才能を、必要以上に良く見せる」のも、アメリカの右に出るものはいないと言っていいと思います。この辺のマジックはさすがビジネス大国です。
それに比べヨーロッパの音楽産業は「世界で売れる」と確信したものしかなかなか世界進出にお金が動かせないという気風があるようです。そういう意味では日本と似ているかもしれません。


ジャパンエキスポはあくまで「一部のマニアックな人達の世界」です。
例えば日本国内でいかにアキバ系オタクがたくさんいて、いかにコミケが大きなイベントでも、限られた趣味の人達の世界でしかないでしょう? そしてあくまで「たくさんある大きなイベント」の1つでしかありません。それと同じ。
いくら日本のアニメやAKBが海外で人気などという海外のローカルニュースが日本のテレビ番組でちょっと取り上げられたところで、アメリカの巨大大衆ビジネスと、それらの「同志の集まり(所謂‘コミュニティ’)」を同列に語るのは無理あると思います。確かジャパンエキスポは元々アチラの同志が集まって始まったというのを聞いたことがあります。つまり「世界進出を仕掛けた」のでも「知名度を上げている」のでもなく、ただの「元々オタクだった人達の集まり」であって、大衆に開かれた世界という訳ではないのです。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!