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世界の宗教仕訳をしたときに支那が儒教と道教
朝鮮が儒教とキリスト教に色分けされています。
日本も儒教の影響は大きいとは思うのですが
日本の場合はほとんど神道と仏教に色分けされています。

さて質問です。

1.儒教って宗教だと思いますか?
2.なぜそう思いましたか?
3.儒教と聞いてどんなイメージを持ちましたか?
4.儒教が現代支那朝鮮に大きな影響を与えていると思いますか?
5.日本も儒教の影響下を未だに受けていると思いますか?

A 回答 (2件)

1.儒教って宗教だと思いますか?



宗教ですね。





2.なぜそう思いましたか?


孔子は周王朝と周公を慕っているが周王朝は祭政一致の王朝であったし、周公はその最高位の神官であった。その孔子は礼を復興しようとした。礼とは行儀作法だけではなく、その第一義は祭礼であろう。示偏は神事に係るものに付いている。孔子が復興しようとした周礼とはとりもなおざず周の祭礼なのである。夏王朝があったとするとの礼も祭礼であるはずだ。殷王朝は甲骨文から分かるように上帝を祭る祭政一致の国家であったので殷の礼も祭礼である。

 孔子は孝を重んじた。孝とは親に仕えることだが親の親である祖先にも仕えるのである。祖先を祭ることでもある。儒教は三年間の喪を唱えていたが、三年を過ぎてしまえば位牌も捨ててしまうことはないだろう。祖霊となった父を三年以降も祭ることは間違いがないだろう。それが『論語』の「礼をもって喪し、礼をもって祭る」にあたる。孔子は政治・道徳を説いて宗教でないと云われようが、その政治は祭政一致の宗教政治に外ならない、それが礼を興す意味である。そして宗教はキリスト教でもイスラム教でも仏教でも道徳を説くものである。仁義礼智信は儒教が説く道徳であるが、孝は宗教道徳そのものである。孝とは中国の宗族社会から来ていいる宗教徳目だろう。宗族とは男系の血族の大家族制度である。血統を絶やさず代々の祖先霊を祭るのが子の務め「孝」であるだろう。それが『論語』のセリフ「孝は鬼神を致す」なのである。孝は殷王朝の時代にもさかのぼることができる。殷の主神は帝・上帝とよばれた。それは祖先神と解釈されている。実際、殷王は歴代の祖先王の霊を祭っていたことが知られている

 儒教はいつの時代も個人には祖先を祭り父に仕える道徳を説く宗教であり、 国には祭政一致の神権政治また暦を調える天道(占星)神秘主義また呪術で、唯物論ではなく、君臣の義などの道義の唯心論を説く宗教であることが分かる。儒教とは宗教の中では、道義を教えるシャーマニズムと分類できるだろう。
 中国はもとより、韓国にも少数ながら今でも宗教としての儒教信徒はいるし、日本でも湯島聖堂で儒教の宗教儀式は、行われている。





3.儒教と聞いてどんなイメージを持ちましたか?


孔子廟

4.儒教が現代支那朝鮮に大きな影響を与えていると思いますか?

北京オリンピックの開会式に 論語 が取り上げられたり、
金正恩が、金正日の葬儀で雪降る中、金正日の棺積んだ霊柩車を手をついて押したとか、
ね。他宗の信者でも、家の葬儀は、世間の目を気にして儒教式葬祭すること多い。

5.日本も儒教の影響下を未だに受けていると思いますか?

宗教として儒教の信者は、ごく少数だが、「論語」以下儒教思想や
儒教の祭礼様式は、日本に 大影響与えている。
親孝行とか、国や会社に忠義とか、
また、仏教の御本尊様祀る仏壇が、いつのまにか儒教風祭壇になり、
御本尊様と一緒に、祖先の名前のメモである位牌置いて平気だったり
するとかね。

この回答への補足

ご本尊と一緒に位牌をを置く風習が儒教からきているとは知りませんでした。
非常にためになる話を書いていただきありがとうございます。

補足日時:2012/09/11 21:50
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この回答へのお礼

一番最初の回答ありがとうございました。
2番目の質問に対して非常に丁寧に答えて頂きありがとうございます。
小生自身は漠としてしか儒教を掴めていなかったのでその概略を知ることが出来非常に助かりました。日本の湯島聖堂でまた儒教的な祭祀が行われていることは知りませんでした。非常に勉強になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2012/09/11 21:49

1.はい


2.一応儒教とは思考・信仰の体系であり、宗教の体
  をなしているから。
3.害悪
  昔、魏の曹操が唯才主義を通し儒教に抵抗したように
  実際問題として人間の進化発展に対し害となるから
4.かなり
5.はい(でも少しだけ)

この回答への補足

確かに儒教が社会発展の阻害要因になることは非常に多く、改革の気風が国内を渦巻くときには儒学者が弾圧の対象になることは多々ありましたね。

補足日時:2012/09/11 21:52
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この回答へのお礼

シンプルかつ明快に答えて頂きありがとうございます。

お礼日時:2012/09/11 21:52

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