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ラドラムの「暗殺者」を読んで、もっと読みたいと思いました。
ラドラムに外れはないと言いますが、これぞオススメというものがありましたら、ぜひおしえてください。

A 回答 (1件)

私は国内外のミステリ愛好家で、特に海外翻訳ミステリはあらゆるジャンルの作品を900冊以上読んできました。


しかし、残念ながらラドラムの作品だけは未だ読んだことがありません。
でもミステリのガイドブックや評論書籍などはいろいろと収集している関係で、それらの中からご紹介してみたいと思います。

ラドラムの作品は、ジャンルでいうと、「冒険・スパイ小説」に分類されます。

1992年に早川書房から『冒険・スパイ小説ハンドブック』が、ハヤカワ文庫の一つとして出版されました。
この中に、「あなたが選ぶ冒険・スパイ小説ジャンル別ベスト」の章がありますが、「ハヤカワ・ミステリマガジン」誌上で、一般読者を対象に“好きな作品”を投票してもらい、その結果を集計したものでした。

そこに挙げられたラドラムの作品はつぎの3作です。

総合ベスト100
 15位:『暗殺者』(冒険小説ベスト30の7位)
 69位:『狂気のモザイク』(謀略・情報小説ベスト30の17位)
 91位:『マタレーズ暗殺集団』(謀略・情報小説ベスト30の23位)

又、東京創元社『ミステリ&エンターテインメント700』という解説書が1996年に発行されていますが、
ロバート・ラドラムの邦訳作品の評価としては、
 『暗殺者(上下)』(新潮文庫) ★★★★★
 『バイオレント・サタデー』(角川文庫) ★★★★
 『ホルクロフトの盟約(上下)』(角川文庫) ★★★★
となっています。
この★印の評価の意味は、
 ★★★★★ 小説好きには文句ない逸品
 ★★★★   過去のベスト100を選ぶなら有力候補になる秀作
ということです。

ラドラムの作品は長いものが多く、邦訳で上下二巻は当たり前、上中下三巻のものもあるようですが、日本では長いのが必ずしも歓迎されず、あまり評価は高くないようですが、海外ではほとんどの作品がベストセラーになっていると言います。

それに残念ながら、ほとんどの邦訳作品が品切れ状態にあり、入手し難いようです。
古本屋で探すしかないみたいです。
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