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億単位の精子が卵子に向かって競争するのは、より強い遺伝子を持ったものを選別するためと言われますが、遺伝子の善し悪しと精子としての運動能力は関係あるのでしょうか?

おそらく運動能力の高い精子が生殖すれば、運動能力の高い精子をつくれる子孫を残すことにはつながると思いますが、やはり生物は生殖能力が一番重要なスペックなんでしょうか。

いっそ、数匹の超強力な精子をつくって送り込んだ方が生殖できる可能性は上がる気がするのですが。

植物の種子が風に飛ばされたり、鳥に食べられたり、動物にくっつくことで移動し、広い地域に広がっていくのはよくわかるのですが、人間をはじめとする動物の生殖は、なぜめんどうなシステムを繰り返しているのでしょうか。

もしかすると、ですが、「運」というスペックを自然界が認めていて、それが強いものを選別しているとか?

A 回答 (9件)

人工的な操作を介する体外受精などは自作自演でそうなりますよね。

人工的に劣化しますし人為的に選択しなければならない必然性が生じますから。その所感を視点に自然一般を評価されない方が正しい自然認識になると思います。運スペックという作為的なご発想もご経験に由来するものでしょう。一回いくらで何回目に成功されたのですか。ご苦労様でした。
運スペックを哲学すれば単なる後付けです。生き残りに後から運というレッテルを貼った自作自演劇場ですよね。
そういう循環論法との戦いが本物の自然科学です。宗教や数理は循環論理的です。

夫婦の言い争いに種が悪い畑が悪いがありますが、精子=種=種子ではありません。種子は受精に成功した胚です。

花粉が精子(配偶子)に相当という比喩は悪くないと思いますが、花粉の中に花粉とは別の細胞として精子や精細胞が発生します。イチョウは精子ですが、多くの種子植物は精子ではなく精細胞という鞭毛を持たない不動の細胞で受精します。
このたとえも間違いなのですが受粉は交尾みたいなものです。受精はその先の現象です。
花粉は精子や精細胞を作る半数体です。

スーパー精子は残念ながら不妊症でもなければ求められないのです。量産型で受精するのですから。
花粉はたくさんありますが一つの花粉に精細胞は2つしかありません。花粉は花粉管が伸びて精細胞を卵まで届けます。泳げない精細胞2個で受精です。
人工受精の技術は文明でありヒトの進化になりませんが種子植物は似たような精子輸送を獲得していたのかもしれません。花粉管ベイビーはセレクションをスキップしたとも言えます。
卵子の方も主席卵胞というように競争的です。
しかし総じて見れば競争していないのですね。協力しているのです。
競争という偏見も、競争社会反対の犠牲者ほど実は競争的偏見で観察している証拠です。つまり精子が競争、精子が競争と言っている日本人は競争好きなのです。同じ人が競争反対を唱えていたら矛盾・偽善・虚言ですね。日本人の科学力です。
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この回答へのお礼

>そういう循環論法との戦いが本物の自然科学です。宗教や数理は循環論理的です。
なるほど、よくわかりました。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2013/01/23 14:53

勘違いされておられますが植物も多くは動物と同じように花粉(精子)を大量にばらまく生殖方法ですよ。


種子が風や鳥虫などに運搬される現象は受粉(受精)後の話ですね。花粉も風や虫などに運搬される植物は多いですが少数の雌しべに対して大量の花粉をばらまく方式であることに変わりはありません。
地下茎などまた別の方式もありますけど動物にも単為生殖する種もいます。

少数の強力な精子を出す方式も悪くはないと思いますが現状の多量の精子をばらまく方式と比較してとくにメリットがあるとは思えません。
現状の精子ばらまき方式でも排卵とのタイミングさえあえばほとんどの動物種は1回の性交で高確率で妊娠します。つまり妊娠は精子の強さより排卵と性交のタイミングが問題なのです。
また、多数の精子を作ることで遺伝子組み換えにより多様な遺伝子の組み合わせを作り多様性を向上しやすいというメリットもあります。
むしろ異常精子のふるい落としが可能でなおかつ様々な遺伝子の組み合わせの精子を多数生み出して遺伝的多様性を生み出しやすい現状の方式のほうが少数の強力精子方式よりメリットは多いのではないかと思います。
決定的な差ではないかもしれませんが現状の生殖システムを変えるほどの淘汰圧がかかることはないでしょう。
運については生物学的には考慮に値しません。オカルトの領域です。
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この回答へのお礼

種子をばらまくのと花粉(精子)をばらまくのは次元が違いました。失礼しました。

タイミング、多様性、なるほどです。

運はオカルト、そう思えてきました。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2013/01/19 11:32

これは生物の生態によって違います。


精子の数が多いメリットの一番の理由は受精率のアップでしょう。
競争と言いますが、生物によって受精に至る確率は全然違いますからねえ、一匹たどりつかせるまででも結構低い確率です。哺乳類でも特に人類などは低いですし、猫科などは性行為と同時に卵子を放出しますので比較的高いです。

次にすでに出ていますが、より強い遺伝子というよりより良い精子をつくる遺伝子をもつ精子の選別という効果があります。
これが生物によって差があり、人間やつがいをつくる鳥類に比べ、チンパンジーなど自由交配をする生き物はY染色体がX染色体に比べ小さくないという調査結果があります。つまりより良い精子を選別する効果は確かにあると言えそうでう。


>いっそ、数匹の超強力な精子をつくって送り込んだ方が生殖できる可能性は上がる気がするのですが。
そういった進化の方法もあるでしょうが、そもそも海の中で卵に適当に精子をばらまいてたという形態からの進化なので、そこまでドラスティックな変化は遠すぎるのでしょう。

>人間をはじめとする動物の生殖は、なぜめんどうなシステムを繰り返しているのでしょうか。
植物の受精(受粉)は風媒や虫媒ですね。動物は運動能力があるので、直接のほうが正確なシステムと思いますが。
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この回答へのお礼

>つまりより良い精子を選別する効果は確かにあると言えそうでう。
ある程度はあるんですね。

>そこまでドラスティックな変化は遠すぎるのでしょう。
近い将来人間は、バイオテクノロジーによる意図的な遺伝操作をやるんでしょね。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2013/01/19 11:29

>億単位の精子が卵子に向かって競争するのは、より強い遺伝子を持ったものを選別するためと言われますが、


これは間違いです。健康で正常な精子を選別しています。強い遺伝子とかは関係ありません。
生き物の細胞分裂や細胞の分化はあまり厳密ではなく、よくミスが起こります。当然精子の作製にもミスは発生し不良品な精子が生み出されることもあります。
そういう不良品な精子は精子としての運動能力に異常が発生してる可能性が高いため卵子に到達しづらいのです。
ただし運動能力に問題はないけど異常遺伝子を持った不良品精子も存在するので精子由来の奇形児が産まれたり死産することもあります。


>遺伝子の善し悪しと精子としての運動能力は関係あるのでしょうか?
ありません。そもそも遺伝子の良し悪し自体、単純な評価はできません。例えば飢餓に強いが糖尿病にかかりやすい形質と飢餓に弱いが糖尿病にかかりにくい形質は実在しますがどちらが良いと決めつけられるものでしょうか?


>もしかすると、ですが、「運」というスペックを自然界が認めていて、それが強いものを選別しているとか?
斬新な観点だと思います。しかしながら斬新すぎて生物学的に議論することは不可能なので占いか哲学カテゴリーで質問されてはいかがでしょう。
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この回答へのお礼

>ただし運動能力に問題はないけど異常遺伝子を持った不良品精子も存在するので精子由来の奇形児が産まれたり死産することもあります。

そういった異常遺伝子をふるいにかけられれば、少子化問題も少し解決するんですが、出来たとしても倫理的に問題ですね。

>そもそも遺伝子の良し悪し自体、単純な評価はできません。

やはり、その個体が実際に生き残れるかは、生まれてみないとわからないわけですね。その前に最低限の試験走行だけやっておくと。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2013/01/19 11:25

植物の場合も、大量の花粉を撒き散らしてめしべに付くことで受精します。


なので、動物だけが大量の精子を数少ない卵子めがけていくわけでもありません。

生殖方法が、卵子に精子を直接送り込む(人工授精みたいな感じです)方法であれば数少ない精子にしてそれを超強力にすればいいかもしれませんが、現段階での生殖方法は卵子に精子を直接送り込むわけではありません。
なので、数撃ちゃ当たるって感じで大量の精子をぶちまけるのでしょう。
1つの精子から見たら効率が悪いですが、卵子から見ればドバッとやってきたほうが効率がいいんだと思います。

この先、進化して生殖方法が変わって卵子に直接精子を送り込むようになれば精子の数を減らして超強力にってことになるかもしれませんね。
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この回答へのお礼

実は息子が体外受精だったので、受精卵の頃の姿から知っているのですが(笑)、何個かの受精卵の中から、細胞分裂の順調なものを選んでました。確かにその段階なら選択する意味があると思いますね。
ちなみに息子は今5歳。何も問題なくスクスク育ってます。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2013/01/19 11:20

当たり前ですが、体に存在する細胞と、精子では見た目からして構造が違います。



精子は泳ぐためにまずは、精子という構造に変化しなくてはなりません。
その変化は、精子になる細胞の遺伝子から作られた因子が制御します。

つまり、より機能的な精子になるためには(泳ぐとか)、
きちんと精細胞内の遺伝子がきちんとしている必要があり(変異とか無く)、
その上、遺伝子発現の制御もきちんと行われる必要があるのです。

そういう意味で

「遺伝子の善し悪しと精子としての運動能力は関係ある」のです。

ただ、これは卵子に到達するための条件であって、
その精子由来の子供が優れているということには、直結するかどうかわかりません。

つまり、少なくとも卵子に到達することが出来る精子を作れない細胞は
その遺伝子がよくない可能性があるので、それを排除することはできる。
ということです。

参考までに。
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この回答へのお礼

>その精子由来の子供が優れているということには、直結するかどうかわかりません。

そこなんですよね。入社すれば大活躍するはずなのに、面接試験が苦手で不採用になってしまう子が沢山いる気がします。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2013/01/19 11:16

人の細胞の中には、父親由来と母親由来の、2セットの遺伝子


(染色体)があります。
精子や卵子などの中には、1セットしかありません。
生殖細胞ができる時に、どちらか一方を選ぶのではなく、23対の
染色体のうち、相同のもの(父親由来と母親由来の)が入れ替わり、
それどころかたまに、その相同のものが入れ替わるためにペアに
なった時に、部分的に入れ替わる事もあるのです(交叉という)。

そうして作った新たな「セット」の試験走行が精子の遠泳です。
元々は、遠くの個体と交配して“血が濃くなる”のを防ぎ、多様性を
維持するためのものでしたが。
「精子としての機能の優秀さが個体の優秀さにつながるか?」という
疑問に対しては、人の1セットのゲノムの遺伝子の数(作れるタン
パク質の種類に匹敵)が2万個程度(以前は3万とか言われていた)
であるのに対し、単細胞生物である大腸菌でも4千数百個あり、
実は進化において、単細胞としての完成度が結構重要であり
(生物40億年の進化のうち、単細胞だった期間が30億年)、
多細胞で体が大きいといっても、その単細胞のくり返しに過ぎない
と言えるのです(レゴブロックの1個のブロックを精子で吟味している)。
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この回答へのお礼

>実は進化において、単細胞としての完成度が結構重要であり

なるほど。
いつもわかりやすいご回答ありがとうございます。

お礼日時:2013/01/19 11:13

>人間をはじめとする動物の生殖は、なぜめんどうなシステムを繰り返しているのでしょうか。


これは、海で生殖していたころの名残でしょう。
魚とかは、卵子も精子も基本ばら撒きですから、数で勝負です。
卵子については、進化にともなって数を減らす代わりに、一個一個の確実性を上げる方向へ行きましたが、精子については数を減らすことに大きなメリットがなかったので、そのままなのでしょう。
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この回答へのお礼

海水中で行っていた事を、雌の体内でやるようになったわけですね。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2013/01/19 11:08

人間の受精は良く、サケの溯上に例えられるようです。



子宮口手前で放出された精子は、子宮を通り卵巣に向けて卵管を溯上します。小さな精子にとってこのた溯上は数十キロ河を遡上するに匹敵する距離だそうです。しかもこの卵管2つあって、そのときに排卵された卵子は左右どちらかの卵管におります。従って、ここで2分の1の確立を潜り抜けて、運よく卵子がいる卵管へ入れた精子だけにチャンスがある。ここで、運が大きく作用しますね。

つまり我々固体が存在しているのは、まずお父さんとお母さんが出会い(確立は何万分の一でしょう)、恋をして(数十分の一くらいですか・・)、セックスし排卵日に中田氏(数十分の一ですか)、そして卵管運命の2択(2分の一)そして、最後は強く且つ早く泳ぎ着いたものの1匹だけが卵子ちゃんの中に入って受精することができると言う、まさに数億分の一の偶然の上に成り立っていますよね。

つまり生き抜くために最低限必要なのは2つ。生命力(体力)と運のよさ。ってことが学べますね。

逆に言うと、我々が今こうして生きているだけで、それはとても運がいい事だということになりませんか。

いががでしょう。
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この回答へのお礼

卵管運命の2択なんて、遺伝子の善し悪しや運動能力にまったく関係ないわけで、
やはり「運」を計っているということでしょうか。

私の疑問を突き詰めると、「運」ってものが実在するのかってコトなんですが、やっぱりあるんですかね。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2013/01/18 10:08

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