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もう何年も前の話ですが、どうしても忘れられないので聞いてください。

私が小学生の頃、実家の庭で中型犬(柴っぽい雑種)を鎖に繋いで飼っていました。家族全員でとてもかわいがっていましたが、ある夏、一泊旅行に家族全員で出かけました。犬には食事と水を十分用意し、鎖に緩みがないか確認して、留守番させました。

翌日、帰宅するとその犬が鎖に繋がれたまま、血を流して冷たくなっていました。最初、訳がわからず呆然としましたが、すぐ事情が判明しました。我が家の庭に近所の医師宅(豪邸)で飼われていた大型犬(ドーベルマン)が入り込み、家の犬を噛み殺したのです。その犬は鎖でつながれてはおらず、門を閉めた敷地内で放し飼いにされていましたが、何らかのミスで抜け出してしまったようです。

当日の夜、医師夫妻が立派な菓子折りを持って我が家を訪れ、事情を話して両親に謝罪しました。多分、抜け出してしまった理由も説明されたと思いますが、私は詳しく聞かされませんでした。私はただただ、我が家の犬が哀れで一晩中泣いていました。一晩とは言え、犬を置いて旅行に出かけた自分たちを責める気持ちも強く、心の中で「ごめんね。ごめんね。痛かったね。辛かったね。怖かったよね」と繰り返していました(あ、キーボードを打ちながら涙が出てきました)。

私は、謝罪に訪れた医師夫妻に両親が「もういいです。畜生同士のことですから、どうぞお気になさらず」と答えていたことと、その後も同様の飼い方でドーベルマンが医師宅に飼われ続けていたことが、どうしても納得できませんでした。それで両親に「あの犬を他所へやるよう(もしくは豪邸なのでせめて敷地内の外から見えない場所に移動するよう)医師夫妻に申し出てほしい」と頼みましたが、両親は取り合ってくれませんでした(ちなみに両親も動物好きで死んだ犬の事はとてもかわいがっていました)。

私が何度も母にそのことを訴え続けると、母は最初は「済んだことは忘れなさい」「何をしてもあの犬は帰ってこないの」「ドーベルマンは番犬として飼われているのだから、外から見えるところに居るのは仕方がないでしょ」とある程度、常識的な回答をしていました。しかし私は「だって畜生同士だからいいって言うけど、噛み殺されたのが人間だったらどうなの?」「家の犬の断末魔が近所に響いた時、お隣のおばさんは可哀そうに・・・と思いつつ、怖くてとても手出しできなかったって言ってたよ。それが犬じゃなくて人間の子どもでも同じだったと思うよ」「次にドーベルマンが抜け出して、子どもが噛み殺されてもお母さんは平気なの?それがもし私だったとしても、畜生がやったことだから仕方ないで済ますの?」としつこく食い下がり続けました。医師宅は我が家から30mも離れておらず、嫌でも通学途中にドーベルマンが目に入り、忘れようにも忘れられなかったのです。

あまりにもくどい私に、困り果てた母は苦し紛れにアンビリバボーな台詞を吐きました「あの家は産婦人科じゃないの。中絶とかで子どもを毎日殺してるの。だから犬が死んだくらい何とも思ってないから言うだけ無駄なの。あなたもいい加減諦めなさい」。私はそれ以来、二度と犬の話を口にしなくなりました(もちろん母の理屈に納得したわけではなく、母に何を言ってもダメだと思ったからです)。私の両親は誠実な小市民ですが、いわゆる「事なかれ主義」です(大人になって客観的に両親を見るようになってそう思いました)。

もう30年近く前の話ですが、気持ちの整理はついておらず、死なせてしまった犬の事は心の奥底に引っかかったままです。私はその後もずっと動物が好きで、猫や鳥を飼ってきましたが、いまだに犬は飼えません。一泊でも家を離れる時はペットは誰か(長期間になるときは、獣医師が経営するペットホテル)に預けています。

長文・乱文申し訳ありませんでした。何でも構いませんので、ご助言をいただけましたら幸いです。

A 回答 (3件)

こんにちは。

さぞかしつらかったことでしょうね。(あなたも愛犬さんも)私の知り合いで、逆の立場の方がいました。中型犬?をやはり敷地内で飼育していました。リード等でつないでありますが、行動範囲は広めだったそうです。敷地にはきちんとした柵もありました。

道路に面していたので、登下校の小学生がよくかまっていたらしいです。(柵越しにです。)普段は何もなかったのですが、その日はその犬の機嫌が悪かったのか、小学生がきつい態度に出たのか小学生の手をがぶりとやってしまいました。大けがになってしまい、飼い主(知り合い)が謝罪等にいったのですが、聞き入れてもらえずに裁判沙汰になってしまいました。で、結局それなりのまとまった慰謝料を相手方に納めたそうです。

敷地内にいながら、相手の方がかまってきたにもかかわらずこういう結果になってしまうことがあります。犬、特にドーベルマンのように攻撃性の強い大型犬を飼われる方は自覚と責任をもって飼ってほしいものです。(ほとんどの方はお持ちでしょうが)

あなたのおっしゃるとおりで「犬」だからかみ殺されていいということはあり得ません。もっと、いろんなことを主張して良いはずです。ただ、それをなさらなかったあなたのご両親も立派な見識をお持ちだと思います。ご両親も愛犬を惨めな殺され方をして無念であったに違いありません。そういう心情を抑えての対応だったのでしょう。

愛犬さんも残念の極みだったことでしょうが、30年たっても思い返してもらえる飼い主に巡り会えたことは幸せだったと思います。つらい思い出だったとはお察ししますが、愛犬さんの冥福を祈りつつ新しい気持ちをもたれてはいかがでしょうか。きっと、愛犬さんはあなたに感謝していると思いますよ。
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この回答へのお礼

>それをなさらなかったあなたのご両親も立派な見識をお持ちだと思います。
>30年たっても思い返してもらえる飼い主に巡り会えたことは幸せだったと思います

そんなふうに言ってくださり、本当にありがとうございます。あの子(犬)は賢く穏やかな気質でしたので、きっと「もういいよ」とあの世(があれば)で、ドーベルマンの事も自分を置き去りにして旅行に行った私たちの事もとっくに許しているかもしれませんね。

ペットとは関係ない後日談ですが、私は動物好きが高じて一時「獣医」を目指していましたが、残念ながら理科系の素質は全くなかったため(完全に文系でした)、世の中の矛盾を少しでも解決したいと考え、法律家になりました(理屈っぽい私には向いた職業です)。そのため「裁判沙汰」は日常茶飯事で様々な事例を経験しています。取り返しのつかないことはお金で解決するしかないことも身に染みてわかっています(私の両親はお金すら受け取らず、菓子折りだけ受け取り「見舞金はお納めください」とお返ししていましたが、それが両親なりの精一杯の抗議だったんでしょうね)。多くの被害者は「お金が欲しいんじゃない!」と言われます。よくわかります。しかし今の私はそういう方たちに「相手に刑事罰を問えない場合は金銭で解決するしかありません。相手に金銭の支払い能力があるだけ不幸中の幸いです。心からの謝罪が最善の慰めだと思いますが期待できません(心からの謝罪や被害者への配慮ができない加害者もよくいます)」と説得しています。相変わらず世の中は矛盾に満ちています。

お礼日時:2013/03/24 12:09

私は小学生の時(50年程前ですが)愛犬を散歩させている時、近所のおばあさんがパンを犬にくれました。

そして家に帰り暫くすると愛犬が気が狂った様に庭を走り回り塀や門の戸に体当たりをし・・・口から泡をふき死にました。(今でも忘れることはありません)そのパンにはネズミの毒が塗ってあったのです。
あくる日そのおばさんが泣いて謝りに来たらしいのですが、両親は怒ら無かったようです。

今思えばご近所付き合いの難しさが分かる様なきがします。
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この回答へのお礼

>今思えばご近所付き合いの難しさが分かる様なきがします。

そうですねぇ。時代もあったのかもしれませんね。実は、私はずっと離れていた実家に最近戻りました。それで、犬の事を思い出してしまいました(ずっと忘れていませんでしたが、辛すぎて封印していました)。医師宅は今も同じ場所にありますが、番犬はいません。きっと警備会社がドーベルマンの代わりになっているんでしょうね。p0p0yon様も辛い経験をなさったんですね。お話を聞かせてくださり、ありがとうございました。

お礼日時:2013/03/24 00:31

知らない犬に良くかみつかれます


散歩中の犬に鎖は50cm位でしたが
すれ違う時、手首を口の中に入りました



動物は器物損壊でしょう
交通事故などで怪我をさせた場合、保険会社のパンフレットに書いてありました(記憶違いかも)
当然、警察に届けますけど、事実関係を把握するために・・・



でも、お宅には落ち度はないのかもしれませんが、略・・・
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この回答へのお礼

早速のお返事、ありがとうございます。

>当然、警察に届けますけど、事実関係を把握するために・・・

もう30年も前の話なので、どちらに落ち度があるとかないとか、損害賠償云々の気持ちは全くないんです(当時も子どもだったので全く考えていませんでしたが)。どうやって愛犬の死に気持ちの整理をつけたらいいのかということがお聞きしたかったんです。長文・乱文で内容が伝わりづらいですよね。ごめんなさい。

お礼日時:2013/03/23 22:21

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