ある本では日本の憲法、ある本ではキリストの教えによるもの、またある本では社会からの評価などで自分自身の価値を定義していましたが、どれもしっくりきません。
リアリズムな人が多い現代の日本では社会からの評価(身近にいる人から全く知らない人までを含む。)で自己の価値を定義するように思います。(愛、友情、好意も社会からの評価だと思います。)
しかしそれでは自分以外の全てのものが消え失せたとき自己の価値は定義できないことになります。最初に上げた2つの例も憲法が失くなり、キリストの教えそのものが失われれば自己は無に帰する事になります。
それ程までに価値が定まらないとすると、それは尊ぶ対象に成り得るのでしょうか?
私は自己愛でしか自分自身の価値を定義できないと思います。
しかしそれを成し得るには強靭な精神力が必要不可欠です。
それほどまでに強靭な精神力を持つものはそれだけで尊ぶべき対象であり、結果としてそれでは存在自体を尊んでいることにはならないと思うのです。
あなた達の考えを教えて欲しいです。
これは疑問であり、私の悩みでもなければ、何かを卑下している訳ではないということを考慮にいれお答えください。
No.8
- 回答日時:
AN0.7です。
少し補足致します。「自己の価値を定義する」とのお言葉に少し疑問を持ちましたが、結局「ご自身の価値をご自身で納得したい」とのお望みのように見受けました。
「自己の価値を自分が納得できるように定義する。他者の納得や評価は期待しない」とならばそれを『価値』でなくて『覚悟』とお呼び下さい。大変に素晴らしいことです。『正しく考える力』よりも『どんな覚悟で生きるか』のほうが一層貴方を励まし、高めるのだと考えます。
No.7
- 回答日時:
「価値」とはある対象とその周囲との間でのみ定義される概念です。
いっぽう評価項目と評価量は評価者(当人をも含めて)に依存するものとなっています。結局、評価とはその対象(当人をも含めて)・周囲・評価時期・歴史に依存することになります。ですから歴史や社会を超越した価値や価値基準はあり得ません。これを求めようとした人々が歴史上にはあまたおられますが・・・・。自己が消えたとき・自己の周囲が消えたときにも永続する自己の価値を周囲に対して求めようとなさってはいけません。価値の定義の自家撞着です。ただし、ご自身への自己評価をご自身のためになさるのは大いに結構です。貴方の生き方を励ます自己肯定に繋がるでしょう。
No.6
- 回答日時:
面白そうなテーマなのでひとこと言わせて下さい。
自分ひとりで生きているのならば自分のためということが価値です。ただ現実には人間は社会的動物にすぎず、他者の価値を享受すること抜きには生きていけません。そして他者の価値を享受するためには自分も価値を成して他者の価値に対価を払う必要があります。自分が人間として暮らすために社会を維持する必要があるからです。ここで問題になる価値の意味とは「社会的動物にすぎない人間が属する社会の繁栄と進歩に貢献すること」です。二人、三人という小さな社会から全人類というレベルまでいろいろな規模の社会にこの考えを適用することができると思います。そしてフェアに消費生活をしているだけでその人は現代の繁栄に貢献しているのです。その意味で基本的に気楽にやっていていいのですが、ひとつ気をつけるべきことがあって、それはより小さい社会への貢献による繁栄がより大きな社会への害にならないようにすることです。最終的に全人類の繁栄と進歩に対する貢献という枠組みがあって、より小さい社会の繁栄はその妨げになってはいけないという制約は付きまとうと思います。
No.3
- 回答日時:
自己愛なんて概念は存在しません。
そもそも愛が自己を愛すことを意味するからです。自己を愛す、愛をどのようにお考えでしょうか? 強靭な精神力を持った人間は私は無学で知りませんので。文学者は皆が言っていることを列挙します「自国を愛すものは愚か者だ!(ショーペンハウアー) 私はフランス人だがフランスを誇りに思ったことは一度もない。(ポール・ヴァレリー) 勲章なら隣のパン屋にでも挙げて下さい(エミール・ゾラ) 人間はかくも何故病的な人間のために銅像を作り、また精神病院を建立したのであろうか?(クレッチマー(精神科医)) 自殺とは自己を愛す行為である(フロイト) おお! この泥壁はいつか朽ちるだろうが、永遠に存在し続けるであろう!(シェイクスピア) 真理を愛す心こそが真理だ!(アインシュタイン) 徳とはいったいなんであろうか?(クリュシッポス) 私は知恵のためならば金に糸目をつけない!(ゼノン) おお! 綱渡り師よ! 君こそ真に困難なこの世の中を歩いている者だ!(ニーチェ) 君にはこの水中に入った針がどう見える? 曲がって見えるのなら君は正常だ。(エアスト・マッハ) 私は神童ではあったが、天才ではなかった。成長して天才の書物を読むと圧倒的な才能の違いしか見いだせなくなった。(J・S・ミル ノーヴァート・ヴィーナー) 大腸菌こそが人を若返らせる細菌だ!(パブロフ) 人生で最も後悔したのは書物を手に取ったことである。(パスカル) 自ら考える人間こそが思想家である。(ショーペンハウアー) 神を愛す原理こそが唯一の宇宙法則だ!(ローウェン・フック) 音楽とは哲学である。(フルトヴェングラー) 経済学とは人間を機械と見做すことから始まる。(サン・シモン)」と云う感じに沢山ありますね。
全てに共通しているのが愛、単一であると判りますか? 強靭な精神力を手に入れるのは(実際は脆いが)簡単です。何かを常に信じ、陶酔することによって自己を滅却することです。簡単に言えば、神が全てだと信じる人はその世界では強靭な人です。仏様もそうです。科学などの諸学問もそうです。何かを盲信すれば強靭な人になれます。でもそれだけの価値です。視野が狭い人の意見は私は聞いてもつまらないです。
聖書を朗読されても、北朝鮮の国営放送と大して変わりませんね。でも、他の場所(国や学問等)では自分の得意分野ではなく、相手の分野で話す。キリスト教の国に行ったら(キャソリック、プロテスタント、モルモン等)の聖書を信者より熱心に勉強するけど聖書の疑問に思った場所は訊ねて納得がいかない場合は殺されようが何されようが殺されるまで追究の手を緩めない。と云う話題を繰り広げると中年以降の信者は切れるが、大学生の信者が味方してくれる場合が多かった。常に相手の土俵に立つので武力には武力で応酬した。
で、最後に言うけど和辻哲郎が同じことを言っているので言えば、文章を書くということ自体がすでに他者を想定している、のは当たり前。悩んでなければなぜ書くの? 何かを卑下しない文章は存在しない! 当たり前だ! 何かという観念は非常に広範で自分を含んでいるのを忘れている。問いと云う言葉の意味を考えていない。問いと云うもの自体がすでに他者と云う存在ではなく、観念を要請しているのを忘れている。
どっかの新興宗教の信者並の浅はかな考え方としか言えないのが答え。概念は幾らでも作れるけど観念は作れないよね? 無とはなに? 観念がないから想像もできないから怖くない。それより飼い猫の声の調子が心配。
No.1
- 回答日時:
自分の価値を定義しようとしている時点で、既に道を誤っていると言えますね。
言語や論理で表現しているものが、自己であると思い込む人が多いけれど、それは錯覚に過ぎません。その良い例が宗教家であり政治家です。『言ってることと、やってることが違いすぎる』じゃない?。論理で自己を定義する人の典型的な姿です。見ているほうからすると、統合失調症にしか見えないのに(笑)本人は、分からないのだろうね。
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