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大好きな叔母が、1年半位前に肺癌(他への転移なし)の手術を受け、一番弱い抗がん剤の治療をしていましたが、
この度、PET検査で片方の副腎に転移らしき物が発見されました。まだ転移なのかはっきりしていないのですが、
万が一転移の場合、かなり生存率は減ってしまうものなのでしょうか。とても心配です。
肺癌治療では有名な病院なのですが、2ヶ月に1度CT検査を受けていました。
そもそも、そんなに間を空けずにCTを撮っても大丈夫なものなのでしょうか?
合わせて詳しい方のご回答お願い致します。

A 回答 (2件)

医師でも研究者でもありません。

単なる肺がん体験者です。
大好きな叔母さまのご病気、ご心配なことでしょう。心情、お察しいたします。しかし、厳しいことを申し上げねばなりません。ほとんどの癌(固形のがん)は転移する(4期になる)と治癒は見込めません。癌のなかでも難治性である肺がんが、転移して治癒する可能性はゼロです。転移した肺がんは当然手術できませんし、抗がん剤もたいして効きませんし、一時的に効いたとしてもすぐ耐性が出て効かなくなります。

叔母さまの肺がんの病理タイプが不明ですが、もし分子標的薬が使えたとしても、一時的に癌が消えることもありますが、間違いなく再発します。抗がん剤や分子標的薬は命を救えません。それどころか強力な副作用によって命を縮めます。癌になって治療を行い、比較的短時日に亡くなった方の多くは、癌ではなく抗がん剤に命を奪われた可能性がかなり高いのではないかと思います。

抗がん剤は見えないがん細胞を叩いて転移再発を防ぐとか、抗がん剤や分子標的薬には延命効果があると言うのががん治療の常識になっています。かっては私もそう思って真面目に治療を受けたことがあります。しかし、どうもその常識はまゆつばものではないかと強く思うようになりました。抗がん剤が目に見えないがん細胞を叩いているなんて誰にもわかりません。科学者であるべきはずの医師が、目に見えないがん細胞を叩くなどといいかげんなことを言うのは、治療をするための口実のような気がします。延命効果があると言うにいたっては、がんを放置しておいた時のデータもないくせによく言うよってことになります。がん患者はすぐ治療されますから、延命効果の比較に使うべき放置データなんかないのです。

医師は転移したがんが治癒しないのを知りながら「このお薬が効く可能性があるのでがんばって治療しましょう」なんて平気で言います。素人は「薬が効く」っていわれたら、「ひょっとしたら治るかもしれない」と思ってしまいます。そう思うのが当然のことですが、医師の「効く」と素人の「効く」はぜんぜん違います。素人からみれば医師は「うそつき」です。

CT検査はひんぱんにやらないほうがいいです。CTでほかのがんが発生するおそれがあります(原発のがんが再発してしまえば、ほかのがん発生云々はどうでもよいことになりますが)。私もずいぶんCT検査をやったので後悔しています。一般的にはCT検査で転移再発を監視するというのが名分になりますが、監視すること自体が無意味です。転移再発巣を小さいうちに見つけても治療効果はあがりません。転移再発したら大きさに関わらず治せないのですから。

少し話がずれますが、転移再発するかどうかは原発のがんの幹細胞しだいです。幹細胞に転移能力があれば、現時点の医療では、なにをやっても転移します。幹細胞に転移能力がなければ、ずっとほっておいても転移しません。この点から言っても、「見えないがん細胞を叩いて転移再発を防ぐ」のが無意味なことがわかります。大変残念ことですが、叔母さまの肺がんの幹細胞は転移能力をもっていたわけです。

転移再発した方にとって1番いいのは、積極的ながん治療をしないでほっておくことです。それでもかなりの間、普通の生活ができるはずです。抗がん剤に苦しめられて生活の質を落として、食べたいものも食べられず、行きたいところにも行けなくなるよりも、はるかに有意義な日々を送れます。そのうえ、がん治療するより長生きできるのです(残念ながら、どのくらい生きられるかは誰にもわかりません)。なにか不具合が出た時には対症療法でしのいで行きます。「治らない、避けられない死へ向かっている」ことを覚悟して、残された日々を有意義に楽しく暮せるように手助けしてあげてください。

なお、代替医療というものがありますが、代替医療でがんが治ったという例はないはずです。食餌療法なんかやったら早死にします。免疫細胞療法が注目されていますが、こちらも治ったという例は聞いたことがありません(新しい療法でがんが治れば大騒ぎになりますからすぐわかります)。これは以前から思っていたことなのですが、がん細胞といえども自分で作り出した自分の細胞ですから、免疫は効かないはずです。それなのに多くの頭のいい人たちが免疫療法に取り組んでいます。徒労に終わることでしょう。代替医療に大金を注ぎ込むぐらいなら、海外旅行でもしたほうがいいと思います。

積極的な治療をやめるようにすすめましたが、これも勇気がいることです。治療をやめてしまうと、命を投げ出してしまったような気になるかもしれません。なぜ治療しないのかといぶかる人も、まわりに出てくることでしょう。しかし、積極的な治療が命を投げ出すことになるのを肝に命じてください。治療するよりも、好きなものを食べ好きなことをやるほうが延命効果があるはずです。
長くなりました。参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

とても辛い内容ではありますが、共感出来る部分はかなりありました。

ただ叔母には、娘さん達や旦那さん、何よりも本人が治療を希望しているので、とても治療を放棄するようには言えないのが現実です。

おっしゃる事が多分正しいのは分かっていながら、私本人も現実を受け入れられずにいます。

母親代わりだった叔母です。どうしてもガンが治って欲しい。そう思わずにはいられません。今は、本当に自分の無力さに腹立つばかりです。

ただ、読ませていただいた時に、自分もそれを分かっていたのに、目をそらしていただけと思い知らされました。

うちは姉、叔父、叔母、祖父、皆肺がんになりました。姉は超初期で見つかり、現在5年以上再発なしです。

ただ、家系的にも私自身も肺がんになる可能性があるので、もしなって再発したら治療は断ると思います。

私のコメントへ回答いただく為に貴重なお時間を割いて下さって恐縮です。

ありがとうございました。気をしっかり持って、東京都北海道で離れていますが、極力叔母に会いに行きたいと思っています。

お礼日時:2013/05/20 11:10

医師です。

肺癌が副腎に転移することは稀ではありません。転移だとすると、質問者さんがおっしゃる通り、予後は厳しいものになります。しかし抗癌剤を代えて、それが劇的に効けば希望は持てます。(効かない可能性もあります)
2か月に1度のCTは、確かに頻度が多い気もします。しかし、CTによって転移を早期に見つけて治療するメリットと、被ばくによるデメリットを比較すると、CTを頻回に行った方が良いと主治医は判断しているのでしょう。肺癌が転移する病状では、被ばくによるデメリットはほとんど問題になりません。
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この回答へのお礼

的確なご回答、感謝致します。ありがとうございました。
抗がん剤が効いて、きっと元気になるように祈ります。

お礼日時:2013/05/17 23:09

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