プロが教えるわが家の防犯対策術!

お世話になります。

・真珠湾
・ミッドウェー
・南太平洋
・マリアナ
・レイテ

この5つの海戦全てに参加して、しかも無事で終戦を迎えられたパイロットの方は
おられたのでしょうか?

戦闘機・爆撃機・攻撃機問わず、知りたいです。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (5件)

条件を満たす人が仮にいるとすれば、戦闘機搭乗員だけでしょうね。

後述する、小町定 飛行兵曹長が自著で述べておられたと記憶しますが、防御力がゼロという例が多かった日本海軍の爆撃機や攻撃機は、敵戦闘機の攻撃に遭ったら、運を天に任せるしかありませんでした。アメリカ戦闘機の12.7ミリ機銃の一連射を浴びて燃料タンクが炎上すればそれで終わりだったからです。敵を攻撃する際は、対空砲火の中心に突入する訳ですから、一発でも有効弾を受ければそれで終わりです。特に雷撃の場合は「3回雷撃を行って生きている者はいない」とされており、雷撃を命じられた攻撃機搭乗員の顔はそれは悲愴なものになったそうです。

戦闘機搭乗員は、敵の弾を避けること、敵戦闘機に落とされる前に敵を落とすことが可能であり、対空砲火に突入していく必要もないので、幸運以外に「技術」があれば生き残る機会がありました。神立 尚紀氏が、零戦搭乗員の手記を多くまとめておられますが、攻撃を受ける前に敵を見つけることが出来れば、「敵の弾の避け方」というものが有効だったようです。

===

さて、私の思いつく範囲で、「五つの海戦全てに参加して、生きて終戦を迎えた搭乗員」は思いつきません。

真珠湾・珊瑚海・南太平洋・サイパン沖の四つに加え、第二次ソロモン海戦にも参加して敗戦まで生き残り、昨年亡くなった、

小町定 飛行兵曹長

が、一番近い事例ではないでしょうか。いうまでもなく、珊瑚海海戦とミッドウェー海戦の両方に参加した搭乗員は、五航戦の空母から一航戦・二航戦の空母に転勤した人以外では存在し得ません。

小町さんは、マリアナ沖海戦の時に重傷を負い、内地に帰還して十分な治療を受けることが出来、その後は内地の航空隊の教官として敗戦を迎えました。

質問者さんの挙げた五つの海戦に参加した搭乗員が仮にいたとします。その場合、レイテ沖海戦から生還した空母は1隻もなく、かつ空母を飛び立った飛行機はフィリピンの陸上に向かうように指示され、その後はフィリピンでの航空戦に投入されてほとんどが戦死し、あるいは飛行機を失って武器もない陸戦隊に編入されて死んでいきました。生き残ったのは、戦況が絶望的になる前に内地に転勤できた士官搭乗員、ルソン島の戦闘のさなか、「搭乗員だけは、輸送機で台湾に脱出させる」という方針がとられた際に、幸運に輸送機に乗れた人だけです。数字は示せませんが、「フィリピンで戦って、内地に帰れた搭乗員」の比率はかなり低いと推定できます。

また、小町さんのような予科練(飛行練習生)出身の搭乗員は、「死ぬか重傷を負うまで戦わされた。運が良いと、途中で教育部隊などで休ませて貰えた」訳ですが、士官搭乗員は、開戦当時は「分隊士」「分隊長」「飛行隊長」などの、操縦桿を握って飛ぶ配置(階級は大尉、中尉、若い少佐)であっても、それから3年経つと「飛行長」「航空隊副長」のような、「原則として操縦桿を握らない配置」(階級は少佐から中佐)になっている例がほとんどと思います。

兵学校出身の士官の場合は、一つの配置は1年程度で転勤しますから、「開戦から敗戦まで実戦部隊勤務」などという人は普通いません。搭乗員であれば、そのように長い間を実戦部隊にいて生き残ることは難しいです。戦闘機の操縦技術については、予科練・飛練出身者>>兵学校出身者でしたから。
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この回答へのお礼

素晴らしいご回答を頂き、本当にありがとうございました。

実は、先日たまたま押入れで発見したプラモデル「空母隼鷹」を作っていて
急に頭に浮かんできた質問だったのですが、このような内容の濃い回答をいただけて
解決いたしました。

と同時に、艦爆・艦攻乗りの方々の、悲壮な運命を考えると、胸が締め付けられる思いです。
「3回雷撃を行って生きている者はいない」とは・・・

搭乗員の出身という今まで全く持っていなかった視点もいただき、ありがとうございます。
小町さんのWIKIも拝見いたしました。
「復員後、「職業軍人」を白眼視する故郷」とありましたね。
ありきたりですが、今も昔も、コントロールしやすい国民性は一緒ですね。

・・・脱線してしまいました。ご回答、重ねてお礼申し上げます。ありがとうございました。

お礼日時:2013/06/05 11:05

kamkam1978さん、進藤三郎さんはどうでしょうか?ゼロ戦のエースパイロットです。





http://ja.wikipedia.org/wiki/%e9%80%b2%e8%97%a4% …
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kamkam1978さん、進藤三郎さんはどうでしょうか?




http://ja.wikipedia.org/wiki/%e9%80%b2%e8%97%a4% …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
Wikiを拝見致しました。

進藤三郎さん(戦闘機)

真珠湾と、マリアナに参戦されておられますね。
ミッドウェー・南太平洋・レイテ海戦には参加されていないみたいですね。

上記の5海戦となると、初めはミッドウェーでやられた4空母で、
その後は翔鶴・瑞鶴などに転属、という感じの経歴の方でないと厳しそうですかね・・・。

ありがとうございました。

お礼日時:2013/05/29 21:44

う~ん。

。。原田さんは途中から司令に昇進してるしな・・・

http://www.jyai.net/military/human_data/navy_pil …

ここ参考にしてみて。
見つかるかも?
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
全部読んでみましたが、該当する方はいませんでした。

南 義美さんという方がハワイ・マリアナ・レイテと参加されたようですね。
残念ながら最後は特攻・・・。

ラバウルで戦うケースや、ベテランになって途中で育成にあたるケースが多く、
この条件に当てはまる人はいないというのが事実でしょうか。

戦闘機乗りですら当てはまらないのですから、艦爆・艦攻ではまず、おられないのでしょうね。
映画「連合艦隊」のお兄ちゃんも、最後はレイテで死んでますしね・・。

しかし、いかに過酷な戦いだったか、よく分かりますね。
ありがとうございました。

お礼日時:2013/05/29 19:26

いるね~強者がww



岩本徹三さん
日本軍のエースパイロット!
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A9%E6%9C%AC% …

坂井三郎さん
同じくエースパイロット!
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9D%82%E4%BA%95% …

志賀淑雄さんも帰還したけど、最後まで前線ではなく、終戦時は本土で、作戦指揮をしていたので、外します。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました♪

岩本さん、酒井さんともに、撃墜王で有名なお方ですね。
改めてWikiを拝見しましたが、

岩本徹三さん(戦闘機)

・真珠湾 参戦@瑞鶴
・ミッドウェー 不参戦
・南太平洋 不参戦
・マリアナ 不参戦
・レイテ 不参戦


坂井三郎さん(戦闘機)

・真珠湾 不参戦
・ミッドウェー 不参戦
・南太平洋 不参戦
・マリアナ 不参戦 この頃既に負傷されてる?
・レイテ 不参戦

のようです。


質問文が不明瞭で申し訳ありません。
知りたかったのは、上記海戦に母艦搭乗員として参加し、
さらにご無事だったというパイロットの方はおられたのか、ということでした。


改めてご回答お待ちしたいと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2013/05/29 09:06

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