質問失礼します。
知識不足でお門違いな事を質問するかもしれませんが、
ご容赦ください。
哲学または物理でもいいのですが、定義している因果律とはどのようなものなのでしょうか。
また以下の事例の場合どういうった見解がなされるのでしょうか。
(1)時間をさかのぼり、歴史を変える
(2)自分が存在を認知していない事象に対しての考え
(3)Aという出発点とXの到着点があるとして、Xは可変であり、到着するとAに戻る。
部分的に捉えるものとし、X以降はないものとする場合、因果律の崩壊はあるのか。
(4)A時間の流れがあるとして、1点の既存事象をB時間の1点既存事象にすり替えることは可能か。
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
時間についての質問は、問う人自身の内に、何についての問いか明確になっておらず、簡潔に答える事は難しいものです。
例えば物理学的には「時間独立」であると言われ、物理法則は時間経過を前提とせず成立します。
その極限に、素粒子の根源である超弦=量子において、その相互作用は時間の前後を入れ替えても等価である(同時作用)であるとされます。
こうした時空の重なりについて、たとえば完全に1個、2個と数えられる電子を、1個ずつ二本のスリットに向けて発射すると、その向こうのスクリーンには、二本線ではなく、干渉縞が描かれる=1個の電子が2つのスリットを通る可能性同士が、自分で干渉し合うという現象にも明らかです。
一般に「時間は普遍的かつ不変に一定に流れている(=絶対時間)」と考えられがちです。
しかし、先に述べたように相対性理論において、相対運動毎に異なる速度で時間軸を進むばかりか、4次元時空における時間軸の方向(=現在の平面)も観察者によって異なる事が明らかとなり、絶対時間の考えは(1つの同じ時空を同じメンバーが共有するという考えも)否定されました。
更に相対性理論は、「超光速においてエネルギーが虚数になる」という結論を導き、相互作用においてエネルギーは自乗になるので、マイナスエネルギー=時間軸逆行=タキオン粒子の存在を予言しました。
その結果、時空構造全体の再考が必要になります。
1.この世界は、光速を限界(超えるには無限のエネルギーが必要)とする法則性に基づく。
2.超光速の可能性は虚数エネルギー(実数と作用しないのでオーバーラップし得る)であり、時間軸逆行と等価。
3.超弦理論において、原理的本質は量子(=光速)のみに還元されることが明らかとなった。
4.光速以外の速度(光速以下、超光速=時間軸逆行)は、超弦からの階層現象性(量子(光速)>クォーク>素粒子(回転)>原子>分子(振動)>細胞>個体(意識=原点))を、表面的に捉えることで仮想的に生じる。
5.運動速度の速いものの時間は遅れるので、時間の流れは、階層現象表面性に応じて流れる、と言える。
6.意識される時空的広がりは、感受表面における量子相互作用に還元される。五感の違いは媒体の違い(視覚=光子、聴覚=空気、味覚=化合物、触覚=物体etc.)であり、その情報性の強い遠隔作用(光、音)に対する、過去の五感の相関した経験の蓄積による生理的予測(そこで何が起きるか)が、空間的広がりを生むに過ぎない。
7.これらの結論として、「一定に流れる時間の中に認識が生じる」という一般的な捉え方の等価性において、「現在(光速)から過去(超光速)と未来(光速下)が対発生する」ことが可能になる。
8.そうした、「全ての時点から(仮想的に)対発生した時間性」を、時系列的に重ねる(経験の蓄積)ことで、宇宙膨張(=物体の収縮=h(プランク定数)の収縮)や相対性理論を伴う時空が派生する。
9.先の「虚数領域の過去化」において、時空軸が転換することから、上記の時系列的時空において、「位置(S)と運動量(St)、時点(T)と質量(Ts)の2対の存在性において、その一方を確定するともう一方が無限不確定化する」という、不確定性原理の相補的不確定性を伴う存在を可能にする(本来同一軸のものが過去と未来で入れ替わり、その延長上で直交して「相補的」であり得る)。
実は、相対性理論にしても、量子論にしても、認識体との相対によってしか存在は無い、という帰結を潜在的に持っています。
認識性を除外した存在は、無=無限不確定性になります。
その無限の闇に、認識体の仮定断面の運動を想定すれば、相対的に無の風は光になり、認識体はその光の向うに、自己の補完(相補的不確定性)としての宇宙を認識します。
全てのものは、あなたが存在するための(物理的根源にまで遡った)補完なのです。
ご回答有難うございます。
ご丁寧に解説して頂きありがとうございます。
超弦理論を一度勉強してみようと思います。
ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
Age社(アージュしゃ)から発売(はつばい)された、ゲームの中(なか)に答(こた)えはあります。
それが、香月博士(こうづき、はかせ別世界では先生)の提唱(ていしょう)している、
「因果律量子論」(いんがりつりょうしろん)です。
以下がその説明、解説になりますが、香月博士が非常に詳しいです。
-------------------------------------------------------------------------------------------
マブラヴ内においてもっともご都合主義の設定。因果律量子論。
G元素と並んで別世界の存在を呼び寄せたり、行き来したり、存在をループさせたりできたというそれは
どのようなものなのでしょうか。作中で夕呼氏が触れていたことのほかに根拠があるのでしょうか。
また、どのようなことが出来る。もしくは出来るかもしれない。また出来ないのでしょうか。
ご意見を伺えたら幸いです。
出来ること。別世界の存在を呼び寄せたり、行き来したり、存在をループさせる。また、その存在を”~だったかもしれない”という因果を結びつけて別の存在にもすることも(金持ちとはいえ一般人の予算内で)できる。
出来るかもしれないこと。白銀がフェーブル作中で使用した幸福機(?拷問器具のようないす)が現実である世界にいけるかもしれない。
過去から連綿と紡がれて来た因果律にどれほど干渉できるかによるだろうが、個人の望む世界くらいならできるかもしれない。
また、個人の望むものを別の世界から取り寄せられるかもしれない。
完全に”~であったかもしれない”もとの入れ替えられるなら”永久機関””究極のリサイクル””不老不死”などのきなみ叶えうる可能性がある。
出来ないこと。無から有を作り出すこと。白銀にしても元は他の世界の白銀の集合体である。。”~だったかもしれない”という入れ替えにしても元が存在しなければできない -- (IOT) 2007-09-14 13:00:52
本質的な意味合いとしてはいろんな可能性の世界が並存して存在するような感じなんだろうねぇ。
死んだ猫と生きている猫が箱の中で同時に存在するように・・・
同時に存在し得ないものが観測者の意識によって、より、可能性の強い状態が存在を許されるという
感じで、実際には自分がどの世界に意識が存在するかは自身と、外部からの意思の力によって変化する
というのが因果律量子論的な世界選択のありようなんだろうなぁ。。。
だから、ぎゃくに言えば「だったら~」というよりは知性の「想像力の及ぶ世界」であればすべてそろっているのではないかと思います。
ただ、「不老不死」の世界は多くの知性が無意識下で、否定しているという影響を受けて存在の可能性が低くなっているのではないかと思います。
もっとも、「不死」はともかく「不老」の人間がいるという世界は存在するかも知れないです。
現在の日本人が40歳でなくなるということを平然と受け入れることがないのに対して、100年ほど前は30まで生きたら、死んでしまっても不思議ではないというのが常識でしたし。
もちろん、当時も今も老人はいるわけですが・・・
今ほど、不老が一般的な世界は少ないのではないかと思います。
そういう意味では現代こそが「不老の世界」と言えなくもない。
そもそも、元とは何を指しているのか?
UL編の世界を基本として、「元」なのか?
それともエクストラ編を基本として「元」なのか?
このあたりの定義をはっきりさせないと、「元」ってなんだ?って話になると思いますよ。
そういう意味から僕としては「だったら~」の世界が存在するというよりは知性体の想像力の及ぶ範囲の世界が存在すると思います。
逆に、BETAやBETAの創造主にしたら「有機生命体」が存在しない世界をこそ主と考えているでしょうし、そういう相対的な視点で考えていくと、
「元」という一軒説得力のありそうな言葉自体がかなりあいまいなていぎに思えてきます。
ネコがいる世界があればいない世界も当然あるだろうし、そうなるとネコのいない世界にとって、ネコは「元のない存在」と言えるだろうしね。
そうすると「ネコのいる世界が存在する矛盾」というものが生まれてきます。
>過去から連綿と紡がれて来た因果律にどれほど干渉できるかによるだろうが、個人の望む世界くらいならできるかもしれない。
また、個人の望むものを別の世界から取り寄せられるかもしれない。
コレに関連して因果律能力者という概念を提示してみたいと思います。
A-01ya 00ユニットの選抜者としてかかせない資質として「因果律干渉能力」があげられると思います。
コレは虚数空間に漂う因果情報を無意識に受け取って、より良い未来を選択し、未来に鑑賞していく能力を持つもの
と定義されますが・・・
コレを「よりよい未来を選択する因果律干渉能力」としましょう。
コレとは逆に「より最悪の未来を選択しつつ、自身だけはその影響から身を守る」という方向に
その能力を無意識に使う者もいるのではないかと思います。
まぁ、コレは良く「何でも願いをかなえるアイテム」にまつわる話で
始めまして。横から失礼します。
その他の考察の過去ログ17の「ループが10月22日以前にならない理由は何なのか?」の考察がモヤっとしたまま途切れていたので、自分なりに考察してみました。
内容が因果律量子論に関することなので、こちらに投稿させていただきます。
まず、UL・ALT世界の純夏が「因果導体の原因」となったのは明星作戦のG弾が原因という前提で進めます。
もしUL・ALT世界の純夏の都合のみでタケルを因果導体に出来るのなら、タケルが現れるのは明星作戦直後となるでしょう。しかし、タケルが現れたのは10月22日です。UL・ALT世界の純夏にとって10月22日は特別な日ではありませんので、これはEX世界の純夏の影響と考えられます。
さて、『純夏の夢「とても大きな双子が順番に小さくなって・・・」』の考察にあるとおり、EX世界の純夏がUL・ALT世界の明星作戦を夢で見ています。因果導体となったタケルがEX世界を夢見るとき、UL・ALT世界から消滅、EX世界のタケルと重なっていたことからも、これが唯の夢であるとは考え難いです。EX世界の純夏とUL・ALT世界の純夏に何らかのつながりが出来たのではないかと考えます。
そしてEX世界の運命の日。10月22日からタケルと純夏を取り巻く環境が激変し、タケルと純夏が結ばれない確率分岐が発生します。タケルと結ばれなかったEX世界の純夏の「もう一度10月22日からやり直したい」という思いと、UL・ALT世界の純夏の「もう一度タケルちゃんに会いたい」という思いが混じり合って、10月22から延々とやり直す(ループする)世界が出来上がったのではないでしょうか。
つまり、受け取り手であるUL・ALT世界の純夏と、送り出し手であるEX世界の純夏の両者によってタケルは因果導体となった。そして送り出し手のEX世界の純夏が望んだのは10月22日からのやり直しであったため、その影響で10月22日にループの始点という楔が打ち込まれた。と考えればそれ以前に戻れない理由になると思います。先生がタケルに理論を取りに行かせたときも、一度打ち込んだ楔はそうそう抜くことは出来ないみたいなことを言ってたと思います。
私はこのように考察してみたのですが、いかがでしょうか? -- (オルタロウ) 2009-10-22 00:12:09
再び失礼します。
タケルがループしている前提で「ループ毎にエネルギーは必要か」を考察してみました。
先生は天才物理学者ですから、因果律量子論も物理学の分野と考えられます。物理学は「りんごが重力に引かれて落ちる」などの世界の普遍的な法則のことですよね。
UL・ALT世界では、世界の法則に「タケルちゃんが死んだら世界は10月22日からリスタートする」というルールが書き加えられたのではないでしょうか。そして、このループの終了条件が「鏡純夏と結ばれる」になっているのでは。
これなら世界がループするのは物理法則なので、追加のG元素やG弾は不要となります。
プログラムライクなアプローチですが、いかがでしょう。 -- (オルタロウ) 2009-10-22 01:40:22
またお邪魔します。
よくファンノベルで書かれるループ3周目について考察してみました。
考察するほどのことではないかもしれませんが・・・結論から言うと「起こり得る」と考えます。
UL・ALT世界で純夏が巻き起こした「因果導体の原因」は作中で解消していますが、別の何かが「因果導体の原因」となってタケルを再び逆行させることは、可能性で言えば有り得る話ですからね。
ついでに言うなら、逆行先が10月22日である必要もありません。ただ、指定された年月日に相応しい根拠は必要となるでしょう。 -- (オルタロウ) 2009-10-26 08:19:37
連投失礼します。
少し前に白熱してる「タケルのループは本当にループか?集められた要素の違いでは?」という話題ですが、私はループだと思っています。(思っているだけで考察ではありません)
そも原作中でループだと言っているし、因果律量子論の提唱者である夕呼先生もループって言ってるし、そうなんじゃない?という身も蓋もない理由です。
また、仮にループではなく集められた要素の差
回答ありがとうございます。
長々とありがとうございます。
私もやったことがあるゲームです。
しかしながら因果律量子論というモノが現実世界ではどのように提唱されているのか興味があり、質問させて頂いたのです。
シュレティンガーの猫なども調べておりますが、物理学ではどのように現在は提唱されているのかになります。
No.2
- 回答日時:
以下、物理学です。
>(1)時間をさかのぼり、歴史を変える
通常は解決不能な矛盾を引き起こします(数学的には解が無い)。それが可能な場合、どういう世界(宇宙全体の意)なのかは推定不能です。
少し条件を変えると、過去に干渉することは可能になります。(3)のほうで説明します。
>(2)自分が存在を認知していない事象に対しての考え
特に関連性はありません。
>(3)Aという出発点とXの到着点があるとして、Xは可変であり、到着するとAに戻る。
AとXが一致するとループ状の時間になります。未来に向かうと過去に戻り、現在に至ります。その場合、ループの各時刻の全てについて、何が起こるか決まっていて変えようがないという、決定論的な世界になります。Xは可変にはなりません。可変にすると矛盾を引き起こし、解明不能になります。
そういうものがこの宇宙に部分的にでもあると、やはり矛盾を引き起こし、解決不能です。それが起こり得る宇宙の解があり、ゲーデルの宇宙と呼ばれます(数学で不完全性定理を証明したゲーデルが示した宇宙の解)。ゲーデルの宇宙では宇宙全体について時間がループしています。そのため宇宙全域・全歴史で完全に決定論的です。
全てが決定論であるため、小さな時間のループがいくつあっても大丈夫です。過去に干渉しても、現在は少しも変わりません。過去に干渉することを含めて、宇宙の全歴史が決定済みです。
>(4)A時間の流れがあるとして、1点の既存事象をB時間の1点既存事象にすり替えることは可能か。
この宇宙では時間は一つであり、相対論的に言えば、1次元です。今のところ、時間を二つにすると、つまり時間が2次元の場合の宇宙の解は得られていません。そのため、このご質問は未解明と申し上げるよりほか、ありません。
P.S.
ただ、アプローチが全くないわけではないです。ホーキング博士は時間を複素数にする試みを行っています。宇宙誕生後は実数時間が支配的ですが、宇宙誕生のビッグバンのところで実数時間が消失すると、虚数時間が顕わになります。その虚数時間を考慮すると、不連続性はなくなります。つまり、物理法則が何もないところから宇宙が生まれたと考える必要がなくなります(という可能性がある)。
ただ、実数時間と虚数時間は入れ替えが効きませんので、複素数時間では、ご質問の答えは提供できません。
回答有難うございます。
ループをしていて、決定しているところ、
非常に面白いです。
大変勉強になりました。
ありがとうございます。
No.1
- 回答日時:
数ヶ月前に読んだ科学系雑誌「ニュートン」に書いてあった事に対する、私の理解内容で回答文を書きます。
ですから、「物理」ですね
A1
有名な『祖父殺しのパラドックス』ですね。
これに対しては、真面目に「パラレルワールド」と言う仮説が述べられております。
タイムトラベラーは当初は「過去に遡らない」という事象Aの宇宙に存在します。しかし、「過去に遡る」と言う選択をした行為を引き金として、タイムラベルで訪れた瞬間が分岐点となる事象Bの宇宙が生成され、タイムトラベラーは事象Bに辿りつく。
A2
ご質問の内容を私が正しく理解していないと思いますが・・・「人間原理」と言う考え方(仮説)があります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E9%96%93% …
A3
A1に書きましたパラレルワールドが成立する場合、この命題は成立しないです。
到達点Xが可変なのはありえますが、別の事象Bへ飛んでいるため、事象Aの特定の時点へは戻れません。
A4
最近の仮説に「時間も物質を構成する粒子と同じく、最小単位を構成する何かがあり、その最小単位よりも短い時間数は存在しない」というものが御座います。これに対する推測記事にはご質問の内容と類似した行為が可能となっておりましたが、これも「パラレルワールド」の考えにより、1点だけの入れ替えは難しいのではないかと私は考えます。
回答有難うございます。
非常に分かり易くて助かります。
回答を拝見させて頂いて思ったのですが、一貫して、Aという地点に戻ることが出来てBまでの事象を変えるまはた、Cという事象を創るという点で、A~Bを規則正しく行わない限りBにはたどり着けず、Bの事象は無数に存在し続けるという認識でよろしいでしょうか。
また3の事ですが、Xが可変で別の事象へ進んでいるんですが、Aには戻れない理由が分からないです。
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