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商売ド素人です。ふと疑問に思ったので教えてください。

原価20円のドーナツを、1つ170円で1日200個販売したとします。
1日の売り上げ: (170円-20円)×200個 = 3万円

毎日200個完売で月20日営業したとすると、
1ヵ月の売り上げ: 3万円×20日 = 60万円

これを12ヵ月続けると、
1年の売り上げ: 60万円×12ヵ月 = 720万円


年収720万円!? ばんざーい!! …とはいきませんよね。
この720万円から一体いくらぐらいが何に引かれ、結局のところ手取りはいくらくらいになるものなのでしょうか?光熱費に家賃に税金に…

また、思い立ったら明日からでも家のキッチンでドーナツを大量生産して自宅前で販売!なんてできませんよね。法律や許可証やなんやかんやあると思うのですが、そういった相談は誰にすれば良いのでしょうか?弁護士?会計士?コンサルタント?役所?…
依頼費はどれくらいでしょうか?

ドーナツを例にしてみましたが、飲食業に限らず、何か「商売」するときに考えておくべきことを知りたいと思いました。すごく基本的なところだと思いますが、ご指導お願いいたします。

A 回答 (6件)

日本では、道路傍で屋台を出すなら警察の許可が必要です。

だけど、日本にも貧しくて大らかな時代がありました。その頃は道路で違法操業をしても周囲とトラブルを起こさなければ警察も見て見ぬふりをしてくれたのです。ただし、その頃は警察ではなくてそのスジの人たちが縄張りを持っていたので、そこに使用料を払わないと怖いお兄さんたちが来て「おい、誰に断ってここで商売をやってるんだ」といわれることになります。おそらくですが、お住まいの国でもそういうシステムになっていると思います。もちろん払わないと怖いお兄さんたちがやってきて見せしめのために店をめちゃくちゃに壊すわけです。
博多に屋台街がありますが、あれ、実質的にほとんど違法操業なんだそうです。警察には届出を出してる店はほとんどないとか。んで、ちょっとうろ覚えですが確か県条例の関係か何かで今届出を出しても警察の許可はおりないそうです。ただ博多の屋台街は今や観光名所にもなっているので、しょうがないので警察も黙認しているのが現状だそうですよ。東京だと警視庁は厳しいから今はもう黙認してくれないでしょう。

飲食店を始めるなら、保健所と消防の許可が必要です。係員が査察にやってきてチェックします。飲食店で働く人にとっては、保健所と消防の査察は警察より怖いですよ。だって、許可が下りないと営業停止命令が出せますからね。食中毒を出さないため、火事を出さないための指導は日本はかなり厳しいと思います。
ただまあ、そうはいうものの消防の指導のとおりにするととても営業はできないんですね。通路に邪魔があってはいけないんですが、だいたいの飲食店ではそこにお酒の在庫とか食用油の一斗缶とかが山積みになっています。だから消防は「何月何日に査察に行きます」と事前に通告してきます。そのときには綺麗に片づけておくわけです。もしボヤなどを出すと大変。恐怖の「抜き打ち査察」が入ります。抜き打ち検査で合格なんてまず無理ですから消防から「抜き打ち検査やります」と通告されると工場や飲食店の責任者は真っ青になります。

多くの開業する人は飲食店で修業を積みますので、そこで酒屋さんや食料品の問屋さんとの人脈を作り、経営のノウハウをある程度学んでから自分の店を出します。ただたまに、右も左も分からないという人がいるので、そういう場合はフランチャイズ契約を結んだり、コンサルタントに頼んでお膳立てをしてもらうことになります。だけど予想はつくでしょうが、そういうのはものすごく割高なのです。
だから「フランチャイズは儲かるのは元締めだけで、店は儲からない」なんていうでしょう?そういうシステムになっているのです。フランチャイズもコンサルタントも「こいつは人脈を持っていないからボッタクリをしても他に頼むところがない」というのをよく知っているのですよ。
それでもたまに「こんなラーメンくらいなら俺も作れる」とかいってラーメン屋を始める人がいます。結構そういう人が多いらしいんですよ。だけどそういう人はいざ始めてみると原価率を思いっきり下げないと(一般的にかかっても30%までといわれています)とても商売が成立しないということを思い知らされて廃業することになります。
一般的に、すべての職種を合わせて個人事業者の40%は1年以内に廃業するといわれています。過去のここの質問でも、会社でトップクラスの成績を持っていたのでそれを自信にして独立開業したらまったく採算が合わず、独立半年にして資金が尽きかけているという人がいました。会社に勤めていると世間のお客さんは結局自分に頼んでいるのではなくて会社の看板に頼んでいるっていうことに意外に気づかないんですね。その方も、「自分の実績は会社の看板あってのものだった。見込みが甘かった」といってましたね。

成功している人たちは、おおむねすべての方面にある程度以上の才能を持っていますよ。優れた営業マンであり、優れた企画者であり、優れた広告マンであり、優れた職人であり、優れた経営者である人です。もしどこかの能力や経験が不充分なら、そこをフォローするブレーンを持っていますね。
途上国の場合は何か時代に合ったりすればその成長に合わせて多少足りないところがあっても一気に伸びるということもあるでしょうが、日本はもう成熟市場になっているので「新規参入すればなんとかなる」なんて業界はほぼ皆無に近いのではないかなと思います。
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この回答へのお礼

読んでいてすごく面白い回答でした!
一文、一文が勉強になります。ありがとうございました(^^)

お礼日時:2013/12/10 15:52

追記させていただきます。



>何から何まで知らないことばかりでした。日本ではドーナツ1つ売るのにも色々大変なんですね。

ただ売るのであれば、売ることに規制されていない商品でなければ、自由に売ってかまいません。
しかし、ご質問の例であれば、ドーナッツを作って販売するということですので、販売目的でつくる場合には、保健所の許可や食品衛生責任者(医師・調理師などは届出のみで、該当資格を保有していない場合には講習の受講により取得)が必要です。
後はどのような形式で事業化するのか、事業の仕組みや組織などで変わってくるのです。

>「商売」とは無縁の人生を送っている人でも、こういうことは常識として知っているものなんでしょう
>か?だとしたら私、非常識すぎますね…。一般教養として勉強してみます。
>とても勉強になりました。ありがとうございました!

あくまでも事業を起業する場合の常識であり、一般教養などでも社会常識でもありません。
多くの人は、同業他社などでの経験を生かして事業を起業させます。そうすると、修業等をした会社等が法的に求められていることや資格やスキルなども理解が深まります。管理職などになれば、会社が人を雇用する場合にいろいろな制約があることも理解していくことになります。

経営者がすべての事業上求められる知識や資格や経験を持ち合わせているわけではありません。必要なスキル等を持った人を雇用したり、資格を持った専門家に外注することもあります。
しかし、必要なことや概要的なことを知らずに事業を経営していきますと、知らずに法令違反等をしてしまうこともあります。

ですので、起業を考えるのであれば、これから徐々に学んだり、事業を行いながら学ぶのです。
専門家を利用するにも、全く分からないから丸投げするということになれば、専門家で聞き上手な方でなければ、話題になった手続きのみについて確認の上で進めるだけになってしまいますし、専門家への費用も手続きや説明が多いほど高額にもなるでしょう。また、ご自身で手続きできることでも、知らなければ専門家へ依頼することとなります。
事業で住民票などを添付するような手続きもありますが、全部やってとなれば、住民票の代理取得で何万円も取られるかもしれません。必要なもので自分でできることは自分で行い、わからないところだけを依頼する、難しい・リスクが高いなどの分野だけ依頼するなどとすることも大切でしょう。

私の知人などの会社では、何でも専門家へ依頼してしまいます。そしてお金がないから従業員の給与カットを行ったりします。そうすると従業員のモチベーションが下がって売り上げが減少します。
私の会社では、基本役員自ら勉強して手続き等を行うため、知人の会社より経費節約になっていることでしょう。同業の会社と比較しても、10年で数千万円経費節約になっているかもしれません。
質問の例であるドーナッツ販売で、専門家へ数万円払えば、いくつドーナッツを売る必要がありますか?
お分かりですよね。
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この回答へのお礼

>必要なことや概要的なことを知らずに事業を経営していきますと、知らずに法令違反等をしてしまうこともあります。
これ、不思議でした。そういうことって起こり得ますよね。日本で商売を始めようと思ったら、その前に知っておくべきことがたくさんですね。今すぐに売れるドーナツを作れる技術を持っていても、始めるまでに何ヵ月とか1年とかかかってしまいそう。
回答者さんのような方がいる会社で働けると、学ぶことが多くて働き甲斐がありそうです。無知な質問に丁寧に解説してくださり、ありがとうございました。

お礼日時:2013/12/02 19:41

日本で無いなら日本の法律は関係ないし、日本の常識だって通じない。


フィリピンなら賄賂天国だから、賄賂を渡さなければ手紙だってまともに届かないし、逆に賄賂を撒いておけば食品製造許可なんてどうにでもなるでしょ(そもそも日本と同様の許可が必要なのかさえ)
そういう事は国や地域ごとに全部違うから、日本として聞く時点で間違い。
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この回答へのお礼

質問内容のことを疑問に思ったのは、先日路上で揚げパンらしきものを作って売っている人がいて、繁盛していたので買ってみたところおいしく、日本で同じようなことをした場合いくらくらいの収入になるのだろうと思ったからです。家の前の道路に机と椅子を並べ、路上でささっと料理をして食堂のようにしている人もいて、日本では絶対同じようにできないだろうけど、日本だったら何が必要なんだと思いました。
1行1000円×4行=4000円のところ、無料でありがとうございます(^^)

お礼日時:2013/12/02 12:41

企業には勢いが大切であり、細かいことは後から調べてでも間に合うような気持ちであっても、悪くはないと思います。


しかし、ご自身が納得できる最低限の知識を持って起業することが大事です。

まずは、売上の考えが間違っていますね。
売上や年商などを言う時には、必要経費である原価を引いていうことはありません。
あくまでも粗利益ということでしょうね。

光熱費は、料理する人の能力も考えにも影響します。
ドーナッツがあくまでも例ということですが、例を変えれば中華料理などであれば、火力・熱量が重要とも考えられます。都市ガスとプロパンガスでは、価格帯も違いますよね。
そもそも、地域や契約する会社によっても、料金はいろいろですしね。
家賃なども地域や必要面積などでも変わってくることでしょう。
ご自宅の持ち家で個人事業として行うのであれば、家賃は発生しませんので経費計上できません。その代わりに持ち家の維持費用などのうち、事業に利用している面積を案分計算で経費計上できます。
賃貸のご自宅であれば、家賃を面積で案分計算で経費計上は可能でしょう。

事業を始めたり維持するのに、専門家は必須ではありません。
あなた側あらないところを依頼するのです。
私が兄と起業した際には、私自身が税理士・社会保険労務士・行政書士の事務所で働いていたということもあったので、専門家はどこにも頼りませんでした。
起業する人の能力に違いがあるため、必要な専門家も変わってくるものです。

飲食業などの許認可事業に該当するのであれば、許認可の専門家である行政書士へ相談されるとよいでしょう。司法書士とは異なるので注意が必要です。

税金に不安があったり、自分で計算する自信がないのであれば、税理士へ相談してもよいでしょう。公認会計士と勘違いされますが、公認会計士と税理士は、試験も職域も異なります。ただ、街中の公認会計士のほとんどは税理士も兼ねていることになります。

人を雇用されるということであれば、雇用に関する手続きや役所関係の手続きなどに不安があるのでしたら、社会保険労務士へ相談しましょう。

起業を法人で行うということであれば、司法書士などへの相談も必要かもしれません。

起業した途端、経営者となるのです。経営者の新人であっても、経営のプロになるのです。各種手続きなどで知らなかったなどという理由は、言い訳にしかなりません。
飲食業で食品衛生分野の知識が必要なのは常識であり、食品衛生責任者の資格や保健所への届出が必要というのも常識です。一般の常識でなくとも、その分野での起業する人の常識を持つ必要があるということですね。

依頼する場合の費用は、どの手続きをどの程度依頼するかで変わりますし、専門家ごとに料金設定も変わってくるものです。専門家も自由競争で行っていますからね。
高度なことができる資格(弁護士や公認会計士は、税理士や行政書士登録が可能なため、広範囲な高度な業務が行えます)ほど、単価も高いように思います。同様に、多くの資格者がいるような総合事務所は、広範囲な業務をこなせるだけの事務所運営をしていることからも、単価は高いと思います。
しかし、どの専門家へ依頼すればよいかわからなければ、総合事務所へ行かれることですね。
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この回答へのお礼

何から何まで知らないことばかりでした。日本ではドーナツ1つ売るのにも色々大変なんですね。
「商売」とは無縁の人生を送っている人でも、こういうことは常識として知っているものなんでしょうか?だとしたら私、非常識すぎますね…。一般教養として勉強してみます。
とても勉強になりました。ありがとうございました!

お礼日時:2013/12/02 13:20

常識で考えれば分かるじゃん。


俺の酒代が入ってない、w
ドーナツなんかしらふで売れるか、w

で、売上てのは170円x個数じゃん。なんで原価を引いてしまう?原価を引いたら粗利になる。
第一、どこで売るの?道端に新聞紙でも広げるんかね?フィリピンじゃあるまいし。
それに、それで売れるとしても、道端、道路だから道路使用許可がいる。申請手数料だけで2週間分が4千円だったかな?
ホラ、もう1ヶ月で8千円も出て行ってしまう。
さらに、道端ってのはウチのシマなんよ。てお兄さんが出てきて、月のしょば代は、そうだなぁ、しょぼいドーナツだし、酔っ払いだし、5万にしといてやるよ。(オイオイ)

で、ドーナツを作って売る場合には(自分のとこで作らないなら関係ないが)食品製造許可をとらなアカン。
保健所の検査受けて、自宅のキッチンじゃだめ、あれはダメ、これもダメ、色々金かかるね。

ここまではタダ。こっから先は1行千円ぐらいもらおっかな?ww
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この回答へのお礼

フィリピンではありませんが、負けず劣らずの途上国在住です。
道路使用許可に食品製造許可、なるほど。ショバ代は店を構えていても必要なんでしょうか。必要そうですね…。勉強になります。無料相談ありがとうございました!

お礼日時:2013/12/01 22:52

すごく基本的なところは、大きな本屋で然るべき本を買って勉強して下さい。


そういう本は沢山あります。
商売って「自ら営む」ものです。自分の金儲けについて、他人に無料で頼るものではありません。

ちなみに質問文の例だと、
「売上」は1日34000円です。

この回答への補足

「売上」はそうですね。ご指摘ありがとうございます。
現在途上国在住なもので、残念ながら本屋はありません。
路上でパンを売っている人や家の玄関先にテーブルと椅子だけ置いて食堂にしている人たちを見ていて、質問のことを疑問に思いました。
引き続き、ご回答をお待ちしています。

補足日時:2013/12/01 22:10
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