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『純米酒』と『日本酒』の違いは、純米酒の原材料は米と米こうじだけなのに対し、日本酒はそれに醸造アルコール(+糖や酸味料)が入っていることですよね。
理屈を言えば、米と米こうじで作った『純米酒』だって『醸造アルコール』の一種だと思います。
日本酒に添加される『醸造アルコール』とはどんなものなのか(材料・醸造方法など)、体に悪いようなものなのか、ご存知の方がおられたら是非教えて下さい。

A 回答 (3件)

原材料表示のアルコールとは酒税法施行令(清酒の原料)でいうアルコールです。

簡単に言うと蒸留酒(ニュートラル)です。

酒税法3条
清酒の定義
七  清酒 次に掲げる酒類でアルコール分が二十二度未満のものをいう。
イ 米、米こうじ及び水を原料として発酵させて、こしたもの
ロ 米、米こうじ、水及び清酒かすその他政令で定める物品を原料として発酵させて、こしたもの(その原料中当該政令で定める物品の重量の合計が米(こうじ米を含む。)の重量の百分の五十を超えないものに限る。)
ハ 清酒に清酒かすを加えて、こしたもの

酒税法施行令
(清酒の原料)
第二条  法第三条第七号 ロに規定する清酒の原料として政令で定める物品は、アルコール(法第三条第九号 の規定(アルコール分に関する規定を除く。)に該当する酒類(水以外の物品を加えたものを除く。)でアルコール分が三十六度以上四十五度以下のものを含む。以下同じ。)、しようちゆう(連続式蒸留しようちゆう又は単式蒸留しようちゆうをいい、水以外の物品を加えたものを除く。以下同じ。)、ぶどう糖その他財務省令で定める糖類、有機酸、アミノ酸塩又は清酒とする。

法第三条第九号
 連続式蒸留しようちゆう アルコール含有物を連続式蒸留機(連続して供給されるアルコール含有物を蒸留しつつ、フーゼル油、アルデヒドその他の不純物を取り除くことができる蒸留機をいう。次号イ及び第四十三条第六項において同じ。)により蒸留した酒類(これに水を加えたもの及び政令で定めるところにより砂糖(政令で定めるものに限る。)その他の政令で定める物品を加えたもの(エキス分が二度未満のものに限る。)を含み、次に掲げるものを除く。)で、アルコール分が三十六度未満のものをいう。

清酒の表示
酒税法では「日本酒」でなく「清酒」です。日本酒という名称を使うことも認めています。清酒=日本酒です。
酒類表示基準
http://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/ts …

酒税法上で清酒製造に使用できるものは「アルコール」です。一般的にはサトウキビの搾り汁から砂糖を生成するときに副生する糖蜜を酵母でアルコール発酵させ、連続蒸留器で不純物を取り除いたアルコールです。実際は焼酎甲類です。しょうちゅう乙類も使用可能ですが清酒の商品価値を損ない使われません。なお、石油や天然ガスを原料としたエチレンから化学合成したアルコールを添加することは認められていません。

>なぜ、原料表示が法律で言うアルコールでなく醸造アルコールなのか?

表示に関する国税庁通達に従っているからです。醸造アルコールとは醸造で作ったアルコール(蒸留したもの)という意味です。アルコールでは消毒用と思う人もいるかもしれません。
>醸造用アルコール
以前は原材料表示に「醸造用アルコール」を使用していました。これは意味不明ですね。

>『純米酒』と『日本酒』の違いは

純米酒は清酒(日本酒)です。製法条件を満たせば純米酒と表示”でき”ます。あくまでも清酒(純米酒)です。
清酒は製法基準を満たせば吟醸酒、純米酒、本醸造酒表示が”でき”ます。(しなくてもいい)

>体に悪いようなものなのか
アルコールは純度が高く有害な不純物はありません。衛生に関しては食品衛生法が適用されます。
量が過ぎればいかなる酒も体に良いものはありません。
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この回答へのお礼

詳しく具体的にご説明頂きありがとうございました。
発酵させたさとうきびを蒸留して作られる蒸留酒なのに何故『醸造アルコール』(または醸造用アルコール)と名付けているのか、すごく不自然ですよね。(ウラに国税庁の陰謀があるのかも?)
私の好きなお酒に添加されている他の物質(糖類と酸味料)がどういうもので、どうやって作られるのか、も気になってきました。

お礼日時:2013/12/15 20:44

アルコール添加度合いで言えば、日本酒は、純米酒、本醸造酒、普通酒に分かれます。


その違いですがー
・純米酒は「米、麹、水以外の原料を使用しない酒」。
・本醸造酒は「米、麹、水、醸造アルコール(使用する白米1tにつき120リットル以内)以外の原料を使用しない酒」。
・普通酒は「米、麹、水、醸造アルコール、焼酎、糖類、酸味料類、調味料、酒(これら合計の重量が白米使用量の50%を超えない量)以外の原料を使用しない酒」。
となります。

さて、醸造アルコールを入れる理由は、「腐敗を防ぐ」「酒質を向上させる(具体的には日本酒度を上げる、スッキリ仕上げる)」、それと「生産コストを下げる」ということですが、問題とされるのは恐らく最後の理由かと思います。
醸造用アルコールとは、基本的にはでんぷんを糖化・発酵してできたアルコールを蒸留・生成し、純度95%以上に高めたアルコールのことですが、これを加えることで日本酒の味が薄くなってしまいます。
それを補うために、糖類やアミノ酸を添加するわけです。
先ほどの分類で言えば、「普通酒」がこれにあたります。

本醸造酒は、「腐敗を防ぐ」「酒質を向上させる」ことに主眼を置いてアルコール添加されますから、普通酒よりもはるかに格上といえます。
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この回答へのお礼

手元にあるお酒(昔からの好みのもの)には、醸造アルコール、糖類、酸味料が添加されているので、普通酒 ということになるのでしょうかねぇ。(アミノ酸は添加されていませんが)
糖質とか酸味料とは具体的にどんなものなのかを知りたくなりました。

お礼日時:2013/12/15 20:32

日本酒の中に、純米酒、本醸造酒があるのです。


本醸造とは醸造用アルコールを添加した日本酒です。
醸造用アルコールはいわば蒸留酒なので、醸造酒の日本酒とは違います。
醸造用アルコールの原材料は糖類、いってみれば砂糖などです。
焼酎のアルコール度が高いものだと思えばそんなに間違っていません。

この回答への補足

手元にある日本酒のラベルには、『醸造用アルコール』でなく『醸造アルコール』と書いてあります。 言葉としては全く異なるものを指していると思うのですが、ご回答での単純な書き違いと思えば良いのでしょうか?

補足日時:2013/12/08 22:20
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この回答へのお礼

醸造アルコール(または醸造用アルコール)とは蒸留して作られる焼酎的なものだと分かりました。 ネーミングがおかしいと思うのは私だけでしょうか。

お礼日時:2013/12/15 20:27

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