プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

「クセのないフラットな音」っと、
雑誌の評価のときに使われている場合があります。
「ほめ言葉」として使われると思います。

かなり高級なイコライザーは、マイクで測定して
どんなスピーカーでも自動で強制的にフラットにできます。

それが本当にいい音なのか、7~8年前の雑誌で、
実験した記事がありましたが、意外と否定的な意見でした。

でも、録音される現場でフラットなスピーカーを使用されていたとすれば、
いい音になるかどうかは別にして、「録音に忠実な音」を再現することに
なるのではないかと思いました。

質問を整理すると、
単純に「フラットな音」=「クセのない良い音」なのでしょうか。

A 回答 (9件)

No.8 です。


お礼、補足ありがとうございます。

>業務用は鑑賞に適さない。っという意見は以前私がエレクトロボイスS40にした意見のことですね。
それも含みますが、他にもあります。
また、S40については85dB/w/mとやや控えめな家庭用と同じ低能率の設計ですが、EVの一般的PA用はそれより10~20dBも高能率です。同列には語れません。
EVくらいのメーカーになると、使用される場所や目的を想定し、それに合わせたスピーカーを設計しています。
そんなことを考えもせずに、EV=PA用、PA用=質が悪い、といった感じの三段論法を展開する回答やブログ記事を見かけます。
EVだけでなく、YAMAHAのスタジオモニタやSONYのモニターヘッドフォンなどでも同じように言われてます。つまり、俗に言う分解能が高くダイナミックレンジが広く低歪率で周波数特性も平坦な四つ揃いのスピーカーやヘッドフォンに共通して、そういう評価がされている。と言えるでしょう。

ここの回答にもありますが、民生用オーディオはフィクションだと割り切って、好きに調理して幸せな気分でお聴きになるのは一向に構わないのです。でも、そのような音しか知らない人が、忠実だとか、生生しさを、例えば『バイオリンの松脂が飛び散る音・・・』とか語られると、開いた口が塞がらないのです。きっとどこかの雑誌記事の受け売りでしょうが、まずスピーカー音の目指す方向が違います。
ま、悪い例を出してしまった。バイオリンは実に難しい楽器です。ルームアコースティックの影響を受けやすい。演奏者も音を確かめながら演奏するので奏法まで変わってくる。楽器までの距離に拠っても音が違い、当然マイクの位置が収録される音に大きく反映してしまいます。演奏家視線・観客視線の音の違い、おアシを頂いて生活する演奏家の半端ではないこだわりも有ります。たまたまバイオリンのコンクールに上位入賞する友人が居て、若い頃何かに付けて録音させて貰いました。失敗もありましたし機材貧乏もしましたが、貴重な勉強になり凄くラッキーでした。知り合う音楽家達に恵まれたと思います。
確かに、多くの人には、そういう機会は少ないでしょう。雑誌の評論に頼るのは止むを得ないと思います。硬い・柔らかい・太い・細い・繊細・豊かな・痩せた・・・など抽象的文学的な表現を、批評される商品から学ばれるのではないでしょうか?これでは、言葉が一緒でも人によって捕らえ方に違いがあるのもしかたないでしょう。
そんなところで、不毛な談義をするよりは、
『このスピーカーは、近所の音大生のバイオリンのような音がするから、普通過ぎて迫力が無くてつまらない。もっと低音が雄大に聞こえる方が好き。』とその人の美学で語っていただいた方が、快いのですよ。
私は、『近所の音大生のバイオリンのような音が出せるとは、大したスピーカーだ』と言う側にいるに過ぎません。

この回答への補足

John_Papa様の回答は以前から見ています。
本当にすごい知識と理論だと思っており、尊敬すらしています。
そのような方がほかにも数名いらっしゃいます。

John_Papa様は私を勘違いしていると思います。
私は自身、今現在EVの小~中規模用のドライバーとホーンを使用しております。
その前はウーハーもEVでしたがJBLに交換しました。

あなたはなにかオーディオの先生にでもなったつもりでしょうか。あなたに批判される覚えはないです。考えは人それぞれですし。しかも私は一回もPA用=質が悪いなんて書いてません。
そんな奴がEVのドライバーを使うでしょうか。
なので、EV=PA用なんて思っていません。
家で私は好んで使用しております。
勝手な想像で俺にケチをつけんなよ爺さん。

あなたはEVがすきなのですね。
EVをそこまで擁護するっということは。
私もEV大好きです。

そして、雑誌の評論なんて、クソのあてにもしていません。
あなたの勝手な思い込みで私は非常に不快な思いをしています。
私の質問や回答がそんなに不快なら、無視されればいいことではないでしょうか。
そうだろうが!無視すればいいだろが。
俺が気に食わなければ無視すりゃいいだろ。
なんでてめぇの批判の標的にならなきゃいけないんだよ。

バイオリンの松脂が飛ぶ?しらねぇよそんなこと。
俺が一回でもそんなこと書いたか?
書いてねぇだろふざけんなよてめぇ。


私はこれからスピーカーを買う人に、わざわざPA用を薦めることのほうが無責任だと思うので、あえて薦めていないだけです。
数万円といえば大金です。大金をつかってスピーカーを買うのに、なぜわざわざPA用を薦める必要があるのでしょうか。
あなたはプロです。鳴らし方も聴き方も聴こえ方もわかっているでしょうけど、相手は素人です。私も素人です。
素人が使用すれば、どのような結果になるか大体わかりませんか?あなたのようなノウハウはゼロなんです。

あなたはプロの目線と理論と知識と経験から回答をしていますが、それがすべて素人に通用するわけではございません。


私は、ここにいっぱい質問して、自分なりの「オーディオの教科書」を作りたかったのです。
本をみても私は理解できません。
回答をもらったら、みんなわかりやすく説明してくれてうれしかったです。
もらった回答をもとに、勉強をしたかったのです。
知りたいことだけしることができますし。

しかし、その考え方が間違っていたのですね。
私の質問や回答で、あなたのように不快に思っている方がいるなら、もう質問も回答もしません。

人間もオーディオも嫌いになりそうです。

補足日時:2013/12/15 19:16
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2013/12/15 19:18

こんにちは。



散散なようですので、内容ではなく言葉のロジックを考えてみました。
『「クセのないフラットな音」』
が、文学的表現であっても
『「フラットな音」=「クセのない良い音」』
と言っている訳ではないですね。
「クセのない音」&「フラットな音」というロジックになります。
文学的表現者が、必ずしも「フラットな音」=「クセのない良い音」ではなく「フラットな音」≠「クセのない良い音」である事も認めていると見なせます。

したがって、『フラットなスピーカー』が『「録音に忠実な音」』か?『単純に「フラットな音」=「クセのない良い音」』かと、周波数特性だけで問われれば、『否』という答えが一斉に返ってきて当然でしょう。

周波数特性だけではなく、調波歪や過渡特性もあり、文学的表現者はこちらを『クセ』に含めたのでしょう。測定が困難だった過渡特性もバースト特性やインパルス応答など測定方法が開発されました。
また、周波数特性は特に再生環境(主にルームアコースティック)による影響も非常に大きいです。

でも、スピーカー創りに於いては、少なくとも測定可能な範囲では出来るだけ理想に近づけるように努力された時代が有ったと思います。「クセのないフラットな音」が絶賛されまた求められた時代です。残念ながら過去形です。日本のオーディオ界は後追いの音楽業界を道連れにバブル崩壊と共に砕けてしまいました。
現在は、絶不調期を抜けかけたかな、という位置でしょうか。
古いオーディオ製品が買い求められ、古い音源もしくはそのリマスター音源が支持される。そんな現状です。
一方で『業務用(バブル期の特性の良いスピーカーの生き残り手段です。実音がある場所が現場です)は鑑賞に適さない』などと現状支持する意見も見られます。確かにコンパクトスピーカーでも周波数特性だけは上下に伸ばされてますけど。

この回答への補足

散々ですか・・・。
周りからみるとそう見えますか。
私の質問文が悪いからそうなってしまったのだと反省しています。
業務用は鑑賞に適さない。っという意見は以前私がエレクトロボイスS40にした意見のことですね。

補足日時:2013/12/15 11:40
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2013/12/15 11:41

原音が楽器や声の生音でも録音物でも決めるのは各自聴く人ですので


どちらとも言えないし、フラットも解釈は無数です。

この回答への補足

周波数がフラットっという意味で書きました。
でも、私の質問が悪かったですね。

補足日時:2013/12/15 11:42
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2013/12/15 11:42

イコライザーに寄る周波数特性の平滑化では、癖のない音にすることは出来ません。



元々スピーカーの「癖」「キャラクター」と言われているものは、周波数特性のよるものだけではないからです。

音の響き方は、スピーカーユニットに使われる材質、スピーカーBOXの材質、内部の吸音材…などなど、あらゆる要因が積み重なっています。

周波数特性は、あくまでテストトーンを再生した際に平滑化させていますが、テストトーンと実際の音楽はかけ離れたものです。
音楽は、ありとあらゆる音が折り重なっています。なので、テストトーンでいくら平滑化させたとしても、音楽信号が入った時には、スピーカーは各周波数を均等に出せるか?というと、また違ってきます。

安物のフルレンジスピーカーをイコライザーで周波数を平滑化したからと言って、高級スピーカーのように鳴るわけではないですよね?

無理やりイコライザーによって持ち上げられた音が、周波数特性的にはフラットになったとしても、実際はイコライザを使うことによる位相反転の影響もありますし、音の細かい再現性は高級機と比較にはならないでしょう。

我々はどうしてもスペックや周波数特性といった、分かりやすいものを判断材料にしてしまいがちですが、実際には世の中には様々なスピーカーがあり、どれとて同じ音ではありません。
周波数特性を揃えても、そのスピーカーの個性が消えるわけではありません。


私はカーオーディオもやっていますが、カーオーディオの世界では、ホームオーディオよりもイコライザによる周波数特性平滑化は積極的に行われています。
私も、最初についていた純正スピーカーでまずEQをフラットな音になるように設定し、その後社外スピーカーに変更しました。
同じようにEQによる平滑化を行いましたが、EQをいじるいじらない以前に、聞こえてくる音楽は全くの別物でした。もちろん社外のスピーカー(イスラエルの某メーカー)が圧倒的に良かったです。

この回答への補足

まさにおっしゃるとおりだと思います。
10cmフルレンジを無理やり周波数特性上フラットにしても、
高級スピーカーを無理やりフラットにしても同じ音は得られません。ただ、バランスが似たスピーカーだと思います。
それに10cmフルレンジに20Hzなんかいれたら、壊れるかもしれませんよね。

私は、フラットを肯定して質問したわけじゃありません。
私はフラットっという言葉自体あまり聴きたくない、
否定派です。


昔は雑誌で、高音にクセがある、低音が物足りない、と書いているものは、大体良い評価がなくて、「フラットな音」や「ニュートラルな音」っというのが、評価が高かったような気がします。

それはスピーカーの個性であって、それをイコライザーで強制的に周波数特性を平らにしたところで、なにも意味はない。っとわたしは思っているので、質問しました。

カーオーディオは、周波数特性の平滑化を積極的にやっているのですか。そうなんですね。私は車に乗らないものであまり車にはくわしくないのです。
EQを調整する、しないに関係なく、社外製スピーカーの圧勝だったのですね。イスラエルのスピーカーメーカーですか。ひとつしか思い浮かびません。超高級メーカーしか・・・。

補足日時:2013/12/15 08:47
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2013/12/15 08:47

Flat とは「平坦な」という意味ですが「Flat な音」と言うのは「周波数特性が平坦である」という意味ではありません。



例えば「低音域は厚みがあって Powerful だけと高音域は薄っぺらで Cymbal なのだか Shell Percussion なのだかよく判らないほど解像感が悪い」などという音質の場合、例え出力音圧が全周波数域で揃っている「優れた周波数特性を持つ装置」であろうとも「Flat な音」とは絶対に言いません。

聴感上、何処にも他の周波数帯域とは異なる質感を呈する帯域がなく、可聴周波数帯域全域に渡って均一な音質が得られているものを「癖のない Flat な音」と形容するものでしょう。

「録音に忠実な音」とは大抵の場合、最悪の音です(笑)。

御質問者さんは歌手に「私の耳元で、私の耳穴に向かって歌ってください!」と御願いしてみたいとか「Piano や Bass Drum の中に頭を突っ込んで音を聴きたい!」という願望が御ありなのでしょうか(^_^;)?

或いは Concert Hall の天井からぶら下がって Orchestra の音を聴きたいとでも(^_^;)?

Microphone で収録したばかりの音は上記のような場所での音ですので「本来の聴衆位置で聴くような音質で、尚且つ聴衆の出す雑音が殆どない音」に各々の Microphone からの音を Balance 良く調整してあげなければなりません。

その調整には Tone Controller (Equalizer) や Low/High Filter による周波数特性の変更のみならず Compresser や Echo などの Effecter も用いられ、CD などの Media にして供給される Music Source は「録音に忠実な音」などではなく「収録した音を材料として Recording Engineer がその感性で調理した音」となります。

それを「原音」と定義して「原音 (録音?) に忠実な音」を再現するためには Recording Engineer が用いた Recording Studio と同じ環境、同じ部屋に同じ Amplifier に同じ Monitor Speaker System を用いなければならず、Recording Studio とは全く異なる家庭の Audio Room で、Recording Monitor System とは全く異なる Amplifier や Speaker System を用いて出す音に「xx に忠実な音」など有り得ません。

では「何を基準にして音の善し悪しを測るのか?」と言えば「聴く人の感性」としか言いようがないのです。

数多くの生録を経験した人ならば生演奏現場で聴いていた以上の音を目指すでしょうし、生録経験の乏しい人は「これが生演奏の大人のだろう」という理想の音を目指すことでしょう。

例え両者の目指す音質が異なるものであっても、どちらも間違いではなく、どちらも正しい Audio の追求姿勢です。

御質問者さんは「写真集」の画像を「生で見た時のものに忠実な画像」と御思いですか?

Model さんであれ、風景であれ、「写真集」の画像は実際にその場で見ていたもの以上の感動が得られる瞬間や画面が切り取られている筈で、そうでなければわざわざ「写真集」などにする必要などなかったものでしょう?

Music Media も同様で「その場で聴衆が聴いていた音以上の音」にするからこそ「その場で聴いていた聴衆も」Media を購入するのです。・・・その場で聴いていた音で良いのであれば録音機を持ち込んで録音してくれば良いだけのことでしょう(^_^;)。

私は Portable 録音機や Handy-Cum 或いは Camera を持ち込んでも良いような野外 Concert にもよく行くのですが、そこで録音したり撮影したりした Data はあくまでも体験記録みたいなものであって真剣に観たり聴いたりするものではなく、真剣に音を聴きたい時には別に Commercial Media を買い求めます。・・・Pro' の人達が制作した Media の方が生で見たり聞いたりした時よりも遙かに良い画や音を得られますので(^_^;)。

「これが良い音なのだ」という自身の感性に自信を持てない人の多くは「周波数特性」や「歪み特性」といった物理計測特性に頼りがちになるものですが、Microphone も Speaker も (勿論 Amplifier も) みなそれぞれに異なる音色を呈するものだからこそ星の数ほど製品があるのであり、全くの無個性で周波数特性が完全な Flat な装置などが存在したら高い音楽的感性を持つ熟練 Recording Engineer などの職種は必要のないものでしょう(笑)。

「原音に忠実」とか「完璧な物理計測特性」といった、Media を再生するまでの過程で Recording Engineer や Producer といった多くの人々による努力と感性の結晶である「作品」という考え方を無視したような評論は (意地悪な言い方をすれば) 広告 Sponsor への太鼓持ち記事でしかないように思います(^_^;)。

「XXX の Wood Bass 音が Sampling Synthesizer 音ではなくて胴鳴音の揺らぎがきちんと表現されているばかりでなく、XXX の Sizzle Cymbal 音がきちんと分離されている」といった表現法を採る評論であれば納得も行くのですが(^_^;)・・・。

>単純に「フラットな音」=「クセのない良い音」なのでしょうか。

良い音か否かは御質問者さんの好みに負うものですが「可聴帯域全域に渡って突出した癖がなく、どの帯域でも音質が均一に Balance している音」という意味であることは確かだろうと思います。

因みに私はそのような「Flat な音」は嫌いで(笑)、低音域から高音域に向かって段差を生じないよう滑らかに移行させるものの音色感は異なって行くように再生機器の性格を調整しています。

素敵な Audio Life を(^_^)/

この回答への補足

勘違いしないで欲しいのは、私はflatな音が好きではありません。回答者さまと同じで、「Flatな音」は嫌いです。
オーディオは個人的な趣味なので、人に聴かせるために音の調整などしていないです。

しかし、フラットなスピーカーがいいスピーカーと思っている人がいるのも事実だと思います。
私がいくオーディオショップにでも「うちのシステムは20Hzから20kHzまでフラットだ」っと言う人がいました。
そんなシステムで音楽が楽しめるのか?っと疑問におもいました。でも、その人が楽しんでいるのだからいいと思います。
しかしその人はそれを「自慢」しているのがイヤでした。
フラットであることがいい音。みたいな風潮が一部ではあることは否定できないと思います。

回答者様のおっしゃるとおり、「原音に忠実」とか「完璧な物理計測特性」は、宣伝文句だと思います。それはスポンサーに向けた言葉であって、読者に向けた言葉ではないと思います。

しかし皆さん、フラットっという言葉に対して、少なからず拒否感があるようでちょっと驚いています・・・。
私の質問のしかたが悪かったと反省しております。

補足日時:2013/12/15 09:10
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この回答へのお礼

わかりやすい説明ありがとうございました。

お礼日時:2013/12/15 09:11

はじめまして♪



大先輩の回答2様も苦慮されているようですねぇ、今呑み会片付けて帰宅し、じっくり拝読させていただきました。

個人的にはオーディオ評論家が言う「フラット」という表現は、良い意味では無い時の方が多いように思っています。例えば、週数特性的にはフラットのようだが、面白く無い音とか、、、

スピーカー工作も好きなのですが、測定では周波数特性がよりフラットな方が、必ずしも心地良い音か、というと、半分くらいは周波数特性的なアバレが出た方の使い方のほうが音楽的にスムーズに聞こえて楽しめる事も有ります。

ランダムノイズ(ホスァイトノイズとかピンクノイズとかブルーノイズなど)とか、スイープ信号とか、測定用の信号では、位相差に対して測定結果が変わっても聴いた時の印象度がほとんど変わらない、という実験結果から、非常に古い時代から「位相差に対して聴感はほとんど感じ取れない」という定説として信じ込まれていたりします。

残念ながら、一部の演奏者や、一部のオーディオファンでは昔から疑問が有る部分ですが、科学的、統計学的にはなかなか証明出来ないので、今でも古い理論を信じてしまうケースがあります。

位相差により、一部の周波数等での干渉現象が有れば、周波数特性にも影響が出て来ますが、干渉をしにくい、周波数ごとの位相変化、群遅延等の影響では、周波数特性には影響が出にくい部分での聴感上での差異が感じられたりします。

生楽器の演奏では、基音の音程(周波数)以外に、倍音成分(高調波)も多く、発音の瞬間は超低域成分も含まれています。
マイクの個性を補正せず、中間も手を加えず、スピーカーの個性に任せた再生音は、とても素直に、固体の個性の分だけで鳴らし切ってくれます。
録音系であれば、イコライザなどでの補正やコントロール、再生系でもスピーカー部でのクロスオーバーネットワークに依る部分で、位相変化をともなってしまいます。

もちろん、マイクの個性、スピーカーユニットの個性による位相変化も有りますので、より複雑に成ってくるのですね。

音の入り口から出口までを考えた場合、位相変化が全体的に緩やかなら比較的良い感じに聞こえ易い、と言う事は感覚的に知られています。科学的、統計的などの証明が出来ないので、とっても難しい分野です。

アンプ等では、歪み率0.0000△%なんていう記述が有りますが、スピーカーやマイクにはそんなスペック表現はほぼ存在しません、なぜでしょう?

ミュージシャンや、音楽製作に関わる人では、周波数特性の調整ノブ(イコライズ)をイジルと上辺の音は良く鳴るが本質はダメージを受ける、と感じる人も居ます。
音の抜けが悪いとき、高域を強調すれば音の抜けが良く鳴ったように、でも突き詰めて他の楽器音のバランスも考えた場合、高度な録音環境では単体楽器に対してのイコライズは最小限度に、他の手法で対処する、という方向を模索するケースもあります。

再生のみのオーディファンというケースでも、精密な調整が可能なグラフィックイコライザー等で、視聴環境による影響も含めて周波数特性をフラット化、実際に試してみますと、目から鱗?耳から貝殻?っていう位に、違った感覚で聞こえてきます。私も過去には可能な範囲で挑戦し、スゴイ!と感じた事が有ります。

でも、周波数特性的に「フラット」にしても、ある意味では理想なのでしょうけれど、それだけでオールオッケー、とは言えない。

一時的な感動はあったものの、音楽を聴くと言う本質では楽しめなく成って、しばらく悩んだ頃も有ります。
もう、どんなジャンルの音楽でも感動が得られない、、、なぜカーラジオや居間のテレビの方が楽しく聞こえるのか、、本当にしばらくの間、悩みましたよ。


そういう10代を過ごし、その後数十年、今では「気に入らないクセ」は排除しますが、「心地よい個性」は大好きです。ただ、個性は多くの意味でマッチした時に「好音質」と感じますが、時には違う音も、って言う事で、なん通りもの個性が有る環境で、気分に依って使い分けたりするようになりました。

再生環境において、複雑化すればするほど、上手に組み合わせたり調整する事で周波数特性などはよりフラット化は可能ですが、やりすぎると面白く無い、つまらない音に鳴りがち。
個性も表情もフラット、平坦化して仕舞いかねないのです。

私の経験だけで断言は出来ませんが、おそらく「位相」という部分が影響しているらしい、と考えています。

まぁ、私自身はオーディオファンとして小学生の頃からという事で歴史的には長いダケで、ちょっと異端?変態かぁ(笑)っていう、かなり個性的な方だと思いますので、一つの例として、この書き込みを眺めて頂けると助かります。

御質問者様から、また、他の回答者様からのツッコミ、苦言、苦情など、どんどん下さいネ♪

この回答への補足

とても楽しい内容でした。
実際にスピーカー工作をやられていて、しかもイコライザーを使用し可能な限り周波数特性をフラットにした経験のあるとは。
回答者様は実験大好きなのでしょうか。

でも、周波数特性をフラットにしただけでは、音楽が生き生きとしないのですね。楽しくない。っということは個性まで殺してしまった。っということでしょうか。

私も調整しても調整してもどうしようもなくなったとき、
いつも部屋においてあるラジオをかけます。
まずそのラジオと違和感があまりないように調整していきます。

なので、私の部屋のスピーカーは大型ですが、ラジオのような音だと思っております。
大きい割りに「迫力がない」っと言いますが、それは私にとっては一番のほめ言葉です。迫力のある音には調整してません。

回答者様と同じで心地よい個性が大好きです。

この回答に、苦言や苦情などは全くありません。
むしろとても勉強になりました。

補足日時:2013/12/15 09:27
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2013/12/15 11:05

フラットな音。



★回答
意味不明
大衆オーディオ雑誌の読みすぎ

なにをもってフラットといっているのか?
文学的表現です

・・・・・・・・おわり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「クセのないフラットな音」っと、
雑誌の評価のときに使われている場合があります。
「ほめ言葉」として使われると思います。

かなり高級なイコライザーは、マイクで測定して
どんなスピーカーでも自動で強制的にフラットにできます。

★回答1

意味不明
たとえば FIRのDSP補正で 昔から有名な
業務用 Lake プロセッシング・テクノロジー でも なりません。

1入力1出力の線形システムとみなした ある程度の目安です。
どだい 耳まではトランスオーラルネットワーク系です
たとえば以下
http://www.noe.co.jp/technology/04/04meca2.html

実際は  頭を少し動かすだけで 鼓膜までの特性が変わってしまいますので
科学的ではないです
プロの責任ある回答では  そんなことは言わないです。
あくまで 趣味雑誌の話。

★回答2

どだい 高級市販品SPでは ネットワーク付がほとんどで
直列にDSPを入れるだけでは フラットになりません
これが事実です ひどいのだと 郡遅延も位相も測ってないです。
たとえばSPの共振を直列DSPで補正してもいい結果にはなりません。

・・・・・・・・おわり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


それが本当にいい音なのか、7~8年前の雑誌で、
実験した記事がありましたが、意外と否定的な意見でした。

でも、録音される現場でフラットなスピーカーを使用されていたとすれば、
いい音になるかどうかは別にして、「録音に忠実な音」を再現することに
なるのではないかと思いました。

質問を整理すると、
単純に「フラットな音」=「クセのない良い音」なのでしょうか


★回答
意味不明
大衆オーディオ雑誌の読みすぎ
なにをもってフラットといっているのか?
文学的表現です

わかりやすく言えば
ほんとは 自宅の部屋音響特性と組み上げたスピーカーシステムで総合的に構成されるのが
貴君のスピーカーと思えばよろしい。
よって貴君の部屋がスピーカーです。

趣味ですから自宅で聴いて
貴君の感性に合うことが 回答です
これが機器作成側や 音響工学関係者の 正直な人(技術者)の回答となると思います。

※歯科で言えば 入れば歯を 店頭で購入してるのが 今の販売オーディオです。


・・・・・・・・・・・・おわり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この回答への補足

私も回答者様のおっしゃるとおりだと思います。
フラットっという言葉自体、意味があいまいで
本来はありえないと思うのです。
そのことに昔から疑問をもっていたので質問しました。

周波数特性をいくらフラットにしたところで、
良い結果はでないと自分では思っていますし、
音楽はつまらないと思っております。

しかし私は、皆さんの回答をよみながら、
こんなにもフラットっという言葉が、悪い意味で
とらえられているとはおもいませんでした。

私自身、30代ですが、生まれる前のスピーカーと
アンプを使用し、90%レコードしか聴きません。
フラット志向ではありません。

>大衆オーディオ雑誌の読みすぎ

まさにそのとおりで、評論家の方がそのような書き方を
しているスピーカーはいい音なのかな。っと以前は思って
いました。

でもそうだとしたら、そのイコライザーを使えば、
どのスピーカーもいい音でなってしまう。
っということになりますよね。
それはおかしいと思っています。
10cmフルレンジをフラットにしてもひどい音にしか
ならないと思っていますし。

私の質問文で「私がフラットな音が好き」っと勘違いされているみたいですね・・・質問の仕方が悪かった。と思っています。

補足日時:2013/12/15 01:44
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2013/12/15 01:44

これはまた難問ですね...



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まず、録音現場で使われるいわゆるモニタースピーカーの話は措いて、家庭用のオーディオについて考えましょう。

この場合、録音現場でどのような音が鳴っていたかを知る術はないので、録音物に「生演奏の音」を求めても蜃気楼を追いかけるのと同じです。従って、家庭用のオーディオにおける「原音」再生の意味は、「録音物に記録された音」でなければなりません(それ以外の「原音」は理屈の上で存在し得ません)。

ハイファイ = High Fidelity = 忠実度が高い再生というのは、そのような「録音物に記録された音」を忠実に再生するということです。「アンプの音」や「スピーカーの音」が付加される、あるいは「本来あるはずの音が再生されない」というのは、ハイファイではないということになります。

従って、「何も足さず、何も引かない」再生装置こそが唯一、最良のオーディオ機器ということになります。「フラット」を「何も足さず、何も引かない」ことだと定義するなら、「フラットな音のオーディオ機器」が良いということになります。

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「原音再生」を「生演奏の再現」だと勘違いしている人は非常に多いので、ちょっと補足しておきましょう。

レコードにせよCDにせよ、録音物というのはレトルト食品のようなものです。電子レンジでチンすれば必ず同じ味になるはず(なるべき)ですが、「盛る皿によって味が変わる」のがオーディオだということです。

一方、レトルト食品に「レストランで食べる出来立て」と同じ味を求めても意味がありません。なぜなら、そのレストランに行ったことがないからです。同じ味を楽しめるかどうかは、食品会社の腕前次第です。レコードやCDに、どれだけ生演奏らしい音を詰められるかは、レコード会社の問題ということです。

そして、もし「レストランと同じ味のハンバーグ」がパックされているなら、私たちは「その味を変えない皿」を使うのが良いと言えます。

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しかし、これはあくまで「理屈の上での話」です。

問題の1つは、「パック詰めするとどうしても味が変わってしまう」ことです。録音技術の問題もありますが、「同じ味かどうかを確かめる人の味覚」によって差が生じてしまうということもあります。エンジニアも人間なので、好みがあります(同じエンジニアが関わったCDを聞けば、アーティストが違っても雰囲気が似ていることがあります)。

もう1つは、たとえ「レストランの味」がそのままパックされていても、「もうちょっと塩味が効いていた方が良い」といって塩を振る人がいることです。聞く側にも好みがあるので、基準というか、「どんな音をフラットと感じるか」が人によって異なる訳です。

そうだとすると、客観的な(物理的な)意味でフラットだからといって、「好ましい」音だということにはなりません。「何も足さない、何も引かない」ということは、録音物の良い部分も悪い部分もそのまま再現されるということなので、「自分の嫌いな味付けの料理人」に当たると全然美味しいと感じられません。

悪いものはちょっと味付けして、良いものはそのまま再生できるようなオーディオがあれば理想的ですが、そういう訳にはいきません。いきおい、悪いものも良いものも全部自分好みに味付けしてしまう方向に行きかねないのです。

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録音現場では、まさにそこに「生演奏の音」が存在します。それを録音した際に、「生演奏の音」と「録音物の音」が同じ音で聞こえるスピーカーは、確かに必要です。

しかし、俗に「モニタースピーカー」という名前で売られているスピーカーも、メーカーや機種によって全然音が違います。従って、「フラット」ではありません。モニタースピーカーはフラットな音だと言われますが、2つ3つも聞き比べればそんなことはないと気づくはずです。

結局ここでも、「生演奏の音」と「スピーカーから出ている音」が同じか違うかを判断する人によって、基準が異なるということです。

そして、フラットでないスピーカーでも、実際には大した問題はありません。モニタースピーカーというのは、いわば定規です。使う当人にとって基準になり得るなら、自分の人差し指の長さでも、歩幅でも構わない訳です(英米で使われるフィートなどは、文字通り足の大きさ = foot が由来ですね)。「客観的にはフラットだけど使いにくいスピーカー」よりは「フラットではないけど作業しやすいスピーカー」の方が良い作品が作れるでしょう。

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ところで、そもそも「フラット」という表現は多義的です。「およそクセがない」という意味でも使えますが、「周波数特性が平坦」という意味でも使えます。そして、いわゆるイコライザなどでフラット化できるのは、この周波数特性です。

人間が感じる「音質のクセ」は、必ずしも周波数特性だけで決まる訳ではありません。いわゆる「バスレフの音」や「密閉の音」と言われることがありますが、低域における群遅延(group delay)というものが大きく関係していると言われています。イコライザ(フィルタ)を通すと位相がズレることもあります。いわゆる「音の立ち上がり」や「音のお尻」も同様です。

こういった特性は、周波数特性では測れません。周波数特性には「時間」の概念がないからです(その状態が永続するとすれば、という仮定の上での結果を表示しています)。スピーカーの設計などでは、バースト波といって、一瞬だけの信号を入力してスピーカーの挙動を観察したりします。

周波数特性がフラットであることは原音再生に必要な条件の1つではありますが、それだけでは十分ではないということです。

この回答への補足

原音再生と生演奏の再現とは全く違うものだと私も思います。

原音再生からみたら、何も足さない、何も引かない。っというのが良い音かもしれませんね。
そうだとしたら、回答者様の言うとおり、良い悪い関係なく、全部聴こえてきてしまいますよね。

レストランでたとえていただきとてもわかりやすかったです。
本当に嫌いな料理人にあたったら、これはつらいですよね。
そして、人によっては、アジを足したくなる時もあると思います。

Yorkminster 様は、フラットだけでは十分ではない。っとやわらかい言葉で回答してくれて感謝しています。

私がフラットな音が好きだととらえた方がほとんどのようで、質問のしかたや内容が悪かったと反省しています。
そして、ほとんどの方がフラットっという言葉に拒否感があるように感じたこともちょっと驚いています。
「フラットはいい音だよ」っという方もいるかと思いました。

とても色んなことを書いていただいたので、ここで全部をおさらいできないですが、すごく勉強になりましたし、聴きたいことがいっぱい書いてありました。

補足日時:2013/12/15 09:44
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この回答へのお礼

丁寧な回答ありがといございます。
私の教科書にしたいと思います。

お礼日時:2013/12/15 08:28

いいと思います。

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この回答へのお礼

とても簡潔な回答ありがとうございます。

お礼日時:2013/12/14 21:20

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