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市場価格の利点と問題点、統制価格の利点と問題点を教えて下さい。

A 回答 (1件)

宿題のような御質問ですが、宿題であればノートから写された方が良い評価となるかと思います。



以下は質問者様にとって理解しやすいように口語体で書かれた文章です。


現在一般的な日本人にとって多くの商品は市場価格となっています。
そのため、まずは「日本における統制価格となっている商品って何?」から調べるべきでしょう。

・入浴料
まず日本国内で価格を物価統制令によって戦前から定められている入浴料です。
これは最高額が定められており、現在東京都であれば450円以下と定められています。

デメリットから記載すると、ガソリン代や電気代などのお風呂屋さんの営業経費が高騰した場合であっても値上げができないという事です。経費が上昇し、値上げが認められなければ廃業するしかありません。
また、営業努力の為にとお風呂屋さんをぴかぴかに改装したり、多くの従業員を雇ってサービス向上しても値上げする事ができません。
つまり、儲けるには照明を暗くして従業員数を極限まで減らし、お湯の交換を減らして温度を下げなければいけません。

メリットとしては最大価格が定められているため貧乏人であっても少し働けばお風呂代くらいは稼げるという事です。これは電車通勤の多い日本での通勤スタイルを送る人にとって苦痛であるお風呂に入ることが出来ない臭い人を社会的に減らすというメリットもあります。

・書籍
書籍や新聞も再販価格維持法によって再版時(本屋さんが取次から仕入れて販売する際)価格が定められています。
書籍に関しては委託制度も関連しており、統制価格と市場価格の厳密な例ではありません。
利点としては、再販制度(と委託制度)の恩恵を受けて値下げさせられるデメリットがないため小規模書店であっても多くの種類の書籍が書店に並べる事ができる点です。
問題点は同じ商品であっても、焼けや傷あり、改訂版の出た本、昨年度の情報誌などを値下げすることが出来ない点です。

・公共料金
また、電気代水道代ガス代や空港使用料、タクシー代なども代替手段はあるとはいえ多くの人は価格統制をされており、実質的に統制価格であると言っても良いと思います。

・企業による価格統制商品
アップル社商品やセブンイレブンに代表される値下げできないコンビニの商品など実質的に値下げできない商品も実質的に統制価格と言っても良いと思います。
これらの商品は人気を得ないと価格統制が効かないため、広告費等にお金をかけたり商品開発にお金が掛けられます。
逆に言えば、価格統制商品であるからそれら費用の元が取れるという事になります。

・市場価格商品
上記以外のほぼ全てです。

営業努力の為に店をぴかぴかに改装したり、従業員を雇ってサービス向上すれば値上げする事ができる。賞味期限ぎりぎりになれば弁当を値下げする事が出来る。瑕疵がある商品を値下げして売ることが出来る。旬が過ぎた商品を値下げして売ることが出来る。等々です。
わかり易く言えば統制価格商品のデメリットがメリットになり、メリットがデメリットになると考えて下さい。

以上質問者様の理解の助けになれば幸いです。
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