定義:
「無限遠点から電界内のある点まで単位正電荷を運ぶのに要する仕事が1[J]であるとき、その点の電位を1Vとする。」
これは電磁気学における電位の定義である。
このよーに電磁気学では無限遠点は単なる仮想的な概念ではなく、物理的実在なのである。
従ってもし無限遠点が実在のものでなければ電磁気学の諸定理は根底から否定されることになるのである。
故に無限遠点は実在でなければならない。
もし宇宙が有限であれば無限遠点は単なる仮想的な概念になり、無限遠点の実在を前提とする電磁気学は全て根底から崩れることになるのである。
この意味においても宇宙は無限でなければならず、宇宙は有限であるとするビッグバン宇宙論は物理の法則を根底から否定するものと言えよー。
やはりビッグバン宇宙論は科学ではないと断言できるのではないか。
A 回答 (10件)
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No.10
- 回答日時:
#9です。
これ以上不毛にならないように、もう一言いいます。現在の物理は物理法則として、時間にも空間にも依存しないと考えられるものだけを受け入れています。したがって物理法則は、空間が無限であろうと有限であろうとおかまいなしです。よって空間が無限でなければ成立しないような物理法則を探そうとしても、ほとんど望みはありません。現在の物理は、物理法則の不変性という前提にとことんこだわった造りにもなっています。
ちなみにビッグバンを含む宇宙論も、有限宇宙だけを認めるなんてことは毛頭なく、無限宇宙の解だって許容します。有限か無限かは、可能な解と観測事実に鑑みて決めるべき事です。で、現在のところは、観測事実と有限宇宙の解が良く一致するので、有限宇宙の意見が優勢だというに過ぎません。
しかもこの有限宇宙にしたところで、無限に膨張しちゃうかも知れないんですから(^^;)。今後どうなるかは未決着ですが、そのような解も、現在の宇宙論は含んでいます。このように、法則から導かれる結果と、法則の不変性とには、直接のつながりはないんですよ。
No.9
- 回答日時:
だから定義なんですよ、これは。
電位「差」1Vの数学的定義の一つです。物理において「定義」と出てきたら、人間の都合によって決めた、かつ決められる事柄だと見るのが安全です。人間の都合では決められない物理的要請の場合は、「原理」と言われます。両者の使い方が多少曖昧なのは事実ですが・・・。
電位は、物理量ではありません。電位差の計算を便利にする数学的補助手段です。電位ではなく電位差が、物理量で実在するものです。なので電位は相対差だけが意味を持ち、「ある点」の電位をゼロと決め、無限遠を-1Vと決めても、理論的には一向に困りません。
質問文の定義の原型は、
「電界内のある点から別の点まで単位正電荷を運ぶのに要する仕事が1[J]であるとき、2点間の電位差を1Vとする。」
になります。しかしこれでは、計算上扱いにくかったりするので、どっかに基準点を決めよう、という話になりました。電位は物理量でないので、それは可能だし、理論を明快にするという意味で、是非やるべき事でもありました。
質問文の定義は意味からして誰もが自然だと思い、計算上もそこそこ便利なものだったという訳です。従って無限遠点は、数学論理上の便利概念で、実在するかどうかは別の話です。
もちろん無限遠で電位ゼロとしなければ、電磁気学の諸定理の文言は変わりますよ。しかし電位差を導くと、全部同じ結果になります。また電磁気学は当然、空間が無限の場合の解も出せるように出来てますが(そっちの方が綺麗に解けたりして(^^;))、電磁場方程式は空間が有限であろうと無限であろうと成立すると考えられています。
実験できるのは、どう頑張っても有限の空間内で、それらのテストを全てパスしたからです。むしろ究極的に確認されていないのは、無限の空間内での解の方です。
No.8
- 回答日時:
>無限大の距離ってのは、これで十分定義できているんだよ
「無限」をググるのは勝手ですが、貴方の人生は有限ですよ?
こじつけてる内に周りとの距離は無限大に広がっていきますよ?
それとも貴方の人生は既に事象の地平面を突破しましたか?
No.7
- 回答日時:
>だからそこで用いられている無限遠点も近似ではなく、文字通りの無限遠点なのですよ。
いきなり「無限」では理解が出来ないかと思って、「並行」を例にして、物理学(自然科学)と数学(不自然科学)の違いを悟らせてあげようとおもったのに、石頭ですね(笑)。
>で、もし近似であるなら何を近似してるのかな。
物理学で「無限遠」というときには、「充分に遠い有限の距離を離れた地点」のことです。
>物理学で「無限遠」というときには、「充分に遠い有限の距離を離れた地点」のことです。
つまり無限遠点を近似すると「充分に遠い有限の距離を離れた地点」になるのであって、無限遠点は文字通りの無限遠点として実在するとみなすのです。
No.6
- 回答日時:
>このよーに電磁気学では無限遠点は単なる仮想的な概念ではなく、物理的実在なのである。
近似で便宜的に使ってるだけだよ。
小学校で習ったと思うが、「地球上に降り注ぐ太陽光線は並行である」ってのと同じよ。
太陽は充分遠く、点光源から発する放射状の光も、限りなく並行に近いので、便宜上「並行である」ということにして話を進めた、あれです。
物理学ってのはことほど左様に、必要に応じて便宜的に近似する学門なのです。
だから、数学でいう無限や並行と、物理学でいう「いわゆる無限遠」や「いわゆる並行」ってのは、違うものなのでしゅ。
自然界と不自然界(=数学)の区別が出来るように成らなくてはいけないな。
>近似で便宜的に使ってるだけだよ。
もくぞーさん、あんた分かってないね。
電磁気学における電位の定義は理論であって、工学的な近似式ではありませんよ。
だからそこで用いられている無限遠点も近似ではなく、文字通りの無限遠点なのですよ。
で、もし近似であるなら何を近似してるのかな。
>自然界と不自然界(=数学)の区別が出来るように成らなくてはいけないな。
それは日常的に出くわす工学上の問題を扱うときの話であって、宇宙の法則はあくまで数学的であると考えます。
No.5
- 回答日時:
あの…ここの場所だけで質問するんですよ。
間違っても物理のほうで質問しちゃいけませんよ。
恥ずかしいから。
そもそもビッグバンがどのような理論かしっかり
検証なさってから御発言ください。
せめてwikiでも読んで。
ビッグバン理論は仮説の一つですから「ビッグバン
は間違っている」と言うのは構いませんが「ビッグバン
は科学ではない」と言うのは間違っています。
けれど「ビッグバンは間違っている」と言うのは構いません
が、その論拠がこれじゃあ物理学者を納得させることは
出来ません。
この哲学にいる人って宗教と哲学をごちゃ混ぜにしている
人が多いのですが、それで科学を否定は出来ませんから。
もう少し勉強してください。
No.4
- 回答日時:
「無限遠点」という言葉を使うのは、「電磁気力はどんなに遠いところへも及ぶ」ことを表わすためでしょう。
電磁気力は、距離の二乗に反比例して減衰してはいくけれども、ゼロになることはないのですから。そもそも「無限遠の点」というのは、言葉として矛盾しているでしょう。「点」があれば、それは必ず「有限距離のところにある」、ということになるのですから。このような言葉尻を捉まえていちゃもんをつけてはいけませんよ。そんなことをしたら、この世は矛盾だらけ、ということになりますよ。(だからこれは、例えば、「“お日さまが出た”と言わずに、”地球が自転した結果太陽が現れた”と言うべきだ!」というのと同じ程度にお粗末なことでしょう。)
それよりも、例えば、「ビッグバン宇宙論は、なぜ宇宙が有限であるとするのか、それが拠って出てくるところの原点は何か、どんな論拠に基づいてそう言うのか」などを尋ねるべきでしょう。そしてもしあなたが、その「論拠に対して反論する」のなら、大いに意味のあることだと考えますので、その際は真剣に耳を傾けたいと思います。
>そもそも「無限遠の点」というのは、言葉として矛盾しているでしょう。「点」があれば、それは必ず「有限距離のところにある」、ということになるのですから。
一見矛盾しているよーに思えるが矛盾はしていません。
点の前に無限遠が付けばただの点ではなくなるからです。
無限遠点は点ではなく∞と読むべきでしょう。
笑点がただの点でないのと同じってゆーか。
No.2
- 回答日時:
無限遠点とは「空間概念の一般化」の為の理論上の概念。
そしてこの場合の無限遠点は物理的実在等では無く、『球体』の中心の、大きさの無い(確定出来ない)中心点を指しているのである理論上の点で、球体の大きさの半径以上の距離を表している訳ではない。
大体、距離が定義出来ないのに、何故仕事量が確定出来ると思うのか・・・
自分に都合の良い単語を見つけたので、有頂天になって浮かれ気分で書き込んだのはいいが、かいているのは恥ばかり。
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