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こんにちは
今教えている生徒さんが、国語の勉強はしても成績はとくに上がらないからしなくても大丈夫だと言います。確かに国語はやっただけ成果にはつながらないと思います。読書は好きでよく本は読むそうです。
国語の勉強はどのような点に注意してやるのですか?どうしたら成績上がるのでしょうか?国語の辞書とのつきあいかたは?
国語得意な方、アドバイスお願い致します^^;

A 回答 (5件)

 No.2の方がイイ点を突いていますので少し補足します。


「国語」が文章理解を扱う教科目であることに疑問の余地はないでしょう。けれどもその文章に「幾つの領域」があるか。
 結論から言えば、大別して二つに分けることができます。一つは他の回答者様達が挙げていらっしゃる「文学(=物語)の文章」であり、もう一つは「論理の文章」です。こちらに含まれるのは評論が主軸となります。
 さてここで質問者様に一つの質問をします。「文章を読む時のカギ」はどこにあるでしょう。中には常識だけで読むことの出来る問題もありますが、これは低レベルな設問となり「回答者に点数を与えるための出題」といえます。
 逆に多くのウェイトを占める出題は「文脈に即した読み解き方」を要求されます。それは文章全体の流れの中で、どうやって自説を検証しているかとの裏付けを探るための手掛かりともいえます。
 文章構成のための方法として知られる「逆接」の使用や「逆説」との対比もその一つです。一つの問題に対し、裏側から見たらどうなるかとの仮説を立ててそれを元に自説の正当性や欠陥などを炙り出していく形ともいえます。
 こうした文章理解を深めるには、文脈の追い方や文の骨組みを如何に取り出すかなどといった基本要素をクリアする必要があります。
 文学理解は個人の感性に委ねられる部分が大半を占め、感想文と雖もその児童生徒が自らの論理を関係させていなければ評価からは外されもします。この点を誤解している児童生徒をはじめ大人が以外と多いことも事実です。
 その作品を書いた作者が「なぜその言葉を使っているのか」といった問題を感覚的に解くことはできません。それを丹念な論理の元で一つ一つ追いかけていかなければ理由を説明できないことになります。
 教科書や参考書で採り上げられている作品の殆どは道徳的な内容であり、や常識があれば、との説明ではこの逆接すら説明することができない。
 「歩きながら考える」との丸山眞男の文章は元々『日本の思想』からの抜粋ですが、多くの教科書にも採択されている文章です。そしてこの丸山眞男がどのような人物であったかを調べてみれば必ずしも「期待される人間像」とは同じでないこともお解りになります(政治学や社会科学の領域ならば、先ずは読んでおくべき必要のある著作物とその著者であることだけは間違いありませんが)。それを社会常識とのフィルターを掛けてしまいますと、丸山が文章で主張したいことを読み取る事ができなくもなります。
 では「文章の読み方」のための約束事として何があるかとの話になります。それは単純な話で、「同じ内容を違う表現で言っている部分」を取り出す作業と同じです。
 僕は企業と大学教育双方に携わる二足草鞋の者ですが、夏休み期間はボランティア的な形で中高生相手に文章の読み方をはじめ文章の書き方といったアドバイザーも務めています(無償ですが、結構面白い仕事です)。そうした彼等に比べれば、受験や就活との目先の目的に縛られ答だけを欲しがる学生には学習意欲も観られず、従ってカミナリを落とすと共に血圧が上がるだけの日々に苦慮もしています。
 質問者様がどの様なお立場で、国語に携わっていらっしゃるのかは存じませんが、少なくとも答を教えるとのアドバイスの仕方だけは今すぐに放棄することをお勧めします。
 そして質問者様御自身も「国語の勉強の仕方」を教わってはこなかったとの印象もありますので、もし何らかの学習塾なりそうした場所にお務めであるならば、マニュアルもあるはずですから、そのマニュアルを参考にして「なぜマニュアルの基準にはこの様な説明があるのか」を積極的に質問することも必要です。
 国語を感覚的に文章を読み解く科目とだけ考えているならば、文章理解と文章表現に基づく数学の論述題や社会・理科・英語といった他科目でも生徒児童の資質を引き出すためのアドバイザーとしては疑問符が付いてしまいます。
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国語というか読解問題で高成績を取るには、そこでで取り上げられる文章に関する知識がどれだけあるかにかかってきます。


しばしば読解というのは、その場でゼロから文章を理解していくものと思われがちですが全く違います。
人間にとって理解しやすい文章と、理解し難い文章の差は唯一つ。
そこにどれだけ既知の情報が含まれているかです。

たとえば太宰治LOVEな人であれば、太宰について知っていることも深く多く、太宰の小説やそれに関する論説文などの理解も円滑に行えるでしょう。
逆に純文学なんてクソ喰らえという人からすれば、それらは読むことすら苦痛であり、理解など夢のまた夢です。
その文章を理解するにはその文章に関する知識をどれだけ持っているかが問われているのです。
つまり現代文の読解問題が求めているのは、理解力とか論理力とかいった高尚なものではなく、その学校に入るならこれくらいは知っていてねというその学校における常識クイズなわけです。

また評論ではレベルが上がると論理の飛躍が起きますが、この間隙はそもそもこの文章を読むレベルの人間なら知っていて当然という暗黙の了解のために起きます。
ですからそこを攻略するのにもその文章が題材とすることについての知識は必要です。

そして日本の受験国語の読解問題で扱われる文章の範囲には限りや流行がありますし、模試や入試はその母体が特色を出すために出題する文章の方向性がそれぞれ固定されがちです。
よって過去問や同レベル帯の読解問題を演習するのが効果的です。

具体的には↓

(1)評論など
まずどういったことが今の受験現代文の世界orその模試・志望校でフィーチャーされているかを知りましょう。
そしてその背景や通説、原因、解決策などを把握しましょう。
重要なのは結論だけでなくそこに至る過程も知ることで頭のなかに流れを作ることです。

(2)小説など
明治以前で著名な作品については中身もうそうですが、時代背景なども知っておくべきでしょう。
そして昔の作品であれ現代のそれであれ、どういった言動・背景描写がどういった心情をあらわすのかも把握しましょう。

(3)共通すること
文章は一度読んだだけでは理解が浅いまま終わってしまうので、数回は読みましょう。
また設問を解くのは、自分が気づいてない部分があるかどうか、あるならそれを補完するためと思って取り組みます。
あとは意味が予測すらできない言葉は辞書で調べましょう。

(4)解法記述
選択肢の削り方や記述問題の書き方などは参考書がそこら中にあるので、読みやすいのをチョイスして練習しましょう。

(5)試験対策
時間配分を考えて演習しますが、こんなのは模試や試験直前の度にやってれば十分です。
日頃からするようなものではありません。

というようなことをすれば日本の受験現代文は余裕です。
またその特性故、自身の年齢や学年以上の能力を獲得できます。
実際自分は、中学生のときにセンター現代文で満点取れました。

ついでに言うと、思考力とか読解力を鍛えるといった方向の勉強はハイリスク・ハイリターンです。
というのも、あれはポテンシャル次第なんです。
伸びる奴はどこまでも伸びますが、伸びない奴は全く伸びません。
思考力とかは所詮才能ですからね。
だからこそ知識という凡人にとっての最強の武器をGETしようぜというのがここまで述べたやり方です。

というわけで、何の戦略もなければ生徒さんがおっしゃるように勉強しても成績は1mmも上がらないどころか相対的には下がっていきますが、上記戦略をもとにやれば時間はかかりますが確実に伸びていきますし、開始が早ければ早期に実力が固まるので他教科に注力できます。
受験現代文はやり方さえ間違わなければ最高に美味しい教科です。
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漢字の書き取りは、国語云々以前の、本来の国語とは別物の基礎知識で必須課題。



子供でも、それなりの思想哲学(社会ルール、一般常識、基礎知識)を持っている人は、国語が得意。常に、自身の場所をニュートラルに置いて、そのラインからのズレにこそ、著者のテーマが潜んでいるのだということを承知出来れば、読解問題は楽勝。著者と自身との「感性」の落差を敏感に感じ取ること。全く著者と自身がイコールなどということは有り得ない。そういう没個性では国語は出来ない。

つまりね、当たり前のことを当たり前に声高に叫ぶ者はいないということを知っていれば、一般とのズレこそが、その著者のテーマ。ところが、一般常識を持っていないと、当たり前のことなのに、それを当たり前と思えず、新たな新情報という認識になるので、当たり前のことの中にテーマがあると勘違いする。だが、当たり前の事柄を記述している個所に、テーマは無い。力点は無い。第一、当たり前のことを説教されるのが一番不愉快。

当たり前ではなく、「アレッ」と思わせる個所にこそ、力点がある。で、一旦、「アレッ」と思わせておいて、著者なりの感性、理論が、当初、読者に「アレッ」と思わせた疑問を解決してくれる。その解決部分が、著者最大の力点。

モノを書くということの意味を知るためにも、日記を書くのが一番だと思う。
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役に立つかどうか分かりませんが 俺が学生の時 先生に言われた事です。


国語は 数学などと違い 答えが有って無いものがあります。
漢字の読み書きや接続文などの他は 感想文など受け止め方や感じ方で変わってしまいます。
しかし 国語が出来ると しっかりと文章を捉えられるようになるので 他の教科も文章を理解し 成績が上がる 他の教科の成績を上げたければ 国語をしっかりと学びなさいと
言われた事があります。
意味が解らない 漢字が解らない時は 必ず辞書でと言われました。
英語の先生は 辞書に興味を持たせるため 最初に調べさせたのは sexでした。
エッチな意味と思い ドキドキしながら調べたら 性別と言う意味だった思い出があります。
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中学までの「感情を問う情操的な問題」は、道徳的な価値しかありませんから確かに勉強するだけ無駄です。



ただし、論説文(高校以降では現代文)では、ちゃんと問題文のどこに書いてあることを根拠として回答を決めたか/書いたか、というのは確実に復習しておくべきです。

「なぜこれはバツなんだ!」と思った採点があったら、国語の教師にすぐ確認して理由を知るようにはしましょう。根拠になる文章がそもそもなかったり、勝手なイメージで美化しすぎるなど盛りすぎてたり、2つの論点の1つしか書いてなかったり、とかいう理由がありますので。

あとは、漢字の読み書き、熟語・成語・四字熟語は、「一般常識」なので、勉強というより恥をかかないように身につけておきましょう。まさに読書量などで、語彙が増えるチャンスが多い人ほど有利なはずです。
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